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ラボニュース 2010

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2010年12月31日(金)

年末、京都は大雪!
Cell Stem Cell表紙画像 大晦日、京都では朝から雪が降って午後には15 cm くらい積もり、雪国みたいになった。写真は午後2時頃、出町柳の橋からみた高野川。この冬は寒くなりそうだ。

2010年12月21日(火)

RCAI忘年会
村橋さんの厨房と化した6階ラウンジで、忘年会開始直前、コーディネーションオフィスのスタッフの方々は準備に余念がない。この厨房から、本格派のピザやグラタンなどが供された。
今年の目玉のひとつ、コーディネーションオフィススタッフによるケーキ。大人気で、デザートのはずなのに、忘年会開始後まもなく無くなってしまった。
谷内先生による「まぐろ」。この日の朝、生麦の市場で買って来たらしい。今回の忘年会の屋台の中では最高級の食材。舌がとろけそうな絶品に、行列が途切れることはなかった。
センター長のワインコーナー。今年もいいワインがずらっと並び、ワイン好きがずっとたむろしていた。
今年の伊川のたこやきのアシスタントはKatrin。
佐藤さんと角川君がつくるやきそばも定番の人気メニューだ。
新規開店、ジャファルのステーキ。コストコの安くておいしいお肉のおかげで、費用を押さえながらも、とてもおいしかった。手前でジャファルの助手をしてるのは動物施設の久永さん。向こうにみえるのは、松木料理長によるブリしゃぶで、こちらはすっかり老舗だ。  このあたりはごったがえしていて、アジアの市場みたいでいい雰囲気だ。
新規開店、岡田ラボによる餃子。いろいろなタイプがあったが、ザウアークラウトを用いたドイツ式餃子は出色。この他にも、田中(正人)ラボの邱さんによる本格中華水餃子の出店もあった。
今回、うちのバンドは日本の曲ということで「リンゴ追分」「タイガー&ドラゴン」「2億4千万の瞳」を演奏した。ビンゴゲームが終わった後、推進部の今井課長が「2億4千万の瞳」、生川部長が「長い夜」を飛び入りで唄われることになり、われわれはそのバックバンドを務めた。こういう乗りのよい飛び入りは会の雰囲気を盛り上げるのにとてもいいことだ。その後、黒崎まりさんの伴奏で、センター長が「オーソーレミーヨ」を独唱。ろうろうとした声で、素晴らしかった。センター長の唄は、私を含めて多く人にとって、初めてだったのではないだろうか。おおうけしていた。

2010年12月17日(金)

第2回Synthetic Immunology研究会
Synthetic Immunology研究会は、渡邊武先生、高浜洋介先生、湊長博先生らのよびかけで始まった有志による研究会。6月に第1回があり、今回は第2回。外国からも数名講師を招聘して、国際ワークショップの形式で行われた。  写真は、往路の新幹線の中から撮った富士山。
Synthetic Immunology研究会は2日間に亘って開催され、いろいろな話がきけたが、特にMichael Rethの話がきけたのがよかった。彼はB 細胞受容体のシグナルを研究する手段として、昆虫の細胞にB 細胞受容体複合体の構成要素と下流のシグナル伝達分子などを導入して、シグナル伝達の仕組みを最小限の要素で再構築することによって、仕組みの本質をみきわめるというアプローチをとっている。遺伝子欠損マウスなどを用いたloss of functionの戦略は今後も大事であろうが、それと対極にある戦略として、彼のいうような合成生物学的なアプローチはgain of functionのアプローチの最たるもので、今後重要さは増すであろう。  うちもT細胞やB細胞の分化を誘導する環境としてのminimal requirementを解明しようという研究は進めている。伊川君のしているフィーダーフリーのT細胞分化誘導系や、Katrinの進めている胸腺上皮細胞以外の細胞を用いた正の選択の再現系などである。しかし、それでみつかった条件が生理的なイベントを反映しているかどうかということは検証する必要があるし、また、うまくいかなかったときに、中々まとまった仕事にならない。合成的なアプローチは、何かと難しいものだ。

2010年12月15日(水)

清岡千穂さん来訪
この日うちのバンドがRCAIの忘年会で性懲りも無く演奏することになったので、この日はそのための練習をした。この日、北村先生が連れてこられた方は、作曲家の清岡千穂さん(左から2人目)。昔からの知り合いらしい。なんと、ドラゴンボールのオープニングの曲「チャラヘッチャラ」をつくられた方。ネットで調べると、他にも、光GENJIや中森明菜など、有名なひとに沢山曲を書いておられる。そんな方に来て頂いた上、高級食材の差し入れまでしていただいて、本当にありがとうございました。  プロの音楽家の前での演奏はさすがに気恥ずかしいものはあったが、清岡さんのきさくなお人柄のおかげで、楽しく演奏できた。ただ、写真のように、大野先生が頸部椎間板ヘルニアを患っていて、この数日前から首にコルセットをしており、本調子ではなかったのが残念。

2010年12月14日(火)

鈴木さん送別会
人工リンパ節プロジェクトのテクニカルスタッフの鈴木さんが辞められることになり、この日は鶴見のイタリア料理屋の店「金色の午後」で送別会をした。人工リンパ節はセンターの事業として重要度がどんどん増してきているだけに、技術を熟知している鈴木さんが辞められるのは、大変残念なことだ。

2010年12月3日(金)

免疫学会賞授賞式
第13回免疫学会賞を受賞した。この日は、その表彰式があり、受賞講演をした。 今年は国際免疫学会があったので免疫学会の年会がなくなり、かわりに1日だけのシンポジウムが一橋記念講堂であった。午後いちに評議員会兼総会があり、その後まま表彰式。研究題名は「造血幹細胞からT前駆細胞にいたる系列決定過程に関する研究」。この後、免疫学会奨励賞の5名の表彰式もあった。  式の後、30分間の受賞講演をした。いつもはこれらの受賞講演は日本語なのだが、今年は前後のシンポジウムが英語なので、英語で話をすべきだったらしい。しかし、そのことを前日迄知らなかったので、スライドを日本語でつくってしまっていたので、そのまま日本語でさせていただいた。奨励賞の諸氏は皆ちゃんと英語で講演していた。すみませんでした。
会場の近くのビアレストランで、有志で集まって2次会。私と、奨励賞の新田先生と大洞先生の、ミニ祝賀会のような形になった。発起人の高浜先生、世話人をしてくれた秋山先生、ありがとうございました。
左列前から2番目が大洞先生。右列前から3番目が新田先生。楽しい会だった。
(参考URL) 免疫学会賞受賞者:http://www.jsi-men-eki.org/scientist/award2010_13.htm
免疫学会奨励賞受賞者: http://www.jsi-men-eki.org/scientist/award/kenkyu_5.htm

2010年11月29日(月)ー30日(火)

RCAIリトリート
今年のRCAIリトリートは、かずさアカデミアパークで、宿泊は隣接するホテルオークラ。あまり施設間の比較をするのはよくかもしれないが、昨年までに使っていた某センターと比べると、グレードアップ感は明白である。そのためか、参加人数も増えたようである。それでいて、昨今の経済事情のせいで、ここもちょっと値下げしているらしく、費用もあまり変わらないとのことだった。  部屋は大野先生との相部屋で、写真は部屋から撮ったもの。
初日の午後をまるまる使ってポスターセッションをした後、夕食をとり、そしてその後、ポスター会場の横のロビーで懇親会。免疫サマースクールでもよく使うところだ。年に1回は、こういうイベントをするのは、センターとしての一体感が得られて、いいことだ。

2010年11月5日(金)

Negative Selection ICI2010ライブ慰労会
ICI2010でのライブの反省会兼慰労会を催した。コングレ関係者が撮ってくれていた映像も手に入ったこと、それをYoutubeに投稿したこと、またその後順調に再生回数も伸びているということなどについてのお祝いの意味もあっての会であった。皆でわいわいと騒いだりつっこみあったりしながらのライブ映像鑑賞会は楽しかった。
この日は、後飯塚先生が理科大の動物施設のスタッフの安部さんを連れてこられていた(左から2人目)。鑑賞会の後、ライブの再現演奏をしたが、彼女がとてものりがよかったので、非常に気分よく演奏できた。

2010年10月19日(火)

佐藤健人先生、来訪
東海大学の佐藤先生がラボに来られた。佐藤先生は分化と増殖の関係の研究に取り組んでいる。増殖が停まると分化するという話は一般によく語られるが、彼はCD4/CD8系列への分岐では、「増殖することで分化が進む」というモデルを唱えている。この日は、T細胞初期分化の方で共同研究の可能性について検討した。

2010年10月14日(木)

北村大介先生、茂呂和世さんとセッション
ICI2010、横浜研サマーパーティーやInCob2010での演奏が終わってバンド活動も一段落したので、この日はゲストを招いてセッションのようなことを楽しんだ。東京理科大の北村大介先生(左)と、慶応大小安研の茂呂先生。茂呂さんは最近話題のNatural Helper細胞の発見者だ。久しぶりに弾くというバイオリンや、ボーカルで、何曲かセッションに参加してもらった。
北村先生は私とほぼ同世代で、聴いていた曲とか、弾ける曲のレパートリーなどが結構重なる。ツイストの「ひきがね」などは昔よく演っていたらしく、ほぼ完璧に弾いておられた。上手だ。何かのライブの機会に、ギターで参加してもらえると、楽しそうだ。

2010年10月7日(木)

Negative Selectionのライブ映像をYoutubeに投稿!
8月26日のライブは、コングレ関係のプロのカメラマンがちゃんとしたビデオ映像として撮っておいてくれていた。音はライン取りではないので、音質、バランスなどはいまいちだが、映像はかなりいい。記念にと思い、Youtubeに投稿した。DVD映像としてもらっていたので、村橋さんにPCで編集できるフォーマットにしてもらい、曲ごとにファイルにして、投稿した。
なお、みどころ・ききどころ、リンク先は、こちら

2010年9月24日(金)

International Conference on Bioinformatics (InCoB)のWelcome Partyに出張ライブ
もと理研のゲノムセンターにいたChristian Schonbach(現九州工業大学教授)のお誘いで、上記学会のウェルカムパーティーで、Negative Selectionが演奏することになった。機材は持ち込みなので、レンタカーを借りて、全て積み込んで運んだ。高速が混んでたので会場へは下の道を通ったが、大野先生と石戸先生とあれこれ東京観光しながらのドライブは、どさまわり感あふれていて、楽しかった。 会場は早稲田の大隈講堂の横の大隈ガーデンハウスの中の、生協管轄の食堂。観客は100人くらい。アジアのひとが多く、のりはいまひとつだったが、演奏は気持ちよくできた。大久保君にもキーボードで参加してもらい、アンコールのスリラーでは谷内先生に参加してもらった。また、バンド史上初めて出演料を頂いた。レンタカー代を払っても、まだまだあまりある額だ。 その集会のHPでのうちのバンドの紹介は下記: 
http://incob10.hgc.jp/galadinner.html

2010年9月24日(金)

E2A-HLFをめぐる研究者の集い
この日のお昼は、みなとみらいで開催の血液学会のランチョンセミナーで講演をして、理研にもどって夕方リサーチミーティングで発表。その後横浜にまた行って、E2Aに関連した研究に関わっているひとで集まって夕食をともにするという会に参加した。もう少し正確にいうとE2A-HLFという白血病のもとになる融合転写因子の研究がらみの集会である。山梨大学小児科の犬飼先生(右から4人目)が主催者。犬飼先生のラボのBlood論文のreviseの時に縁あって私に相談があり、伊川君が手伝った経緯があるので、私も伊川君も参加した。広島大学原医研の稲葉先生(同2人目)、獨協医大の黒澤先生(同6人目)の姿がみられる。

2010年9月12日(土)ー13(日)

新学術領域「細胞運命制御」第一回全体班会議
北村先生を代表とする新学術領域「細胞運命制御」が、今年度、採択になった。私は計画班員として加わっている。領域の研究テーマは、細胞がどうやって運命を決めるかを、環境との関係、細胞内の転写因子ネットワーク、エピジェネティックな制御などの観点から紐解いていこうとするもの(下記はHP)。
http://www.riken.jp/cell-fate/ http://www.riken.jp/cell-fate/
領域として申請を始めたのは2年前の夏だった。その年と、翌年と、ヒアリングまで行ったが、不採択。今年3度目の正直で採択になったのだ。最初の年から「もし通ったら一回目の班会議は富良野で」という話が出ていたので、当初からのメンバーは格別な思いを抱いている。会場は新富良野プリンスホテル。
会場風景。中身の濃い、いいdiscussionができた。 会議の詳細は下記リンクへ。
http://www.riken.jp/cell-fate/activities/20100912.html
食事はバイキング形式だった。北海道の山海の珍味が勢揃いしていた。お茶漬けを楽しんだあと、ラーメンをとりにいく北村領域代表。
2日目、集会の終了後、バスを待つ間に、ホテル周辺を散策。「風のガーデン」というドラマのロケに使われた花壇やコテージ、ニングルテラスと呼ばれる森の中のハンディクラフトショップ街などをみてまわった。
私は領域のHPの担当で、トップページは他とひと味違うものにしたいと思っていた。HPを制作してもらうことになったprogressの大久保君に相談したが、予算の範囲内では、オリジナルのイラストのよいものを描いてもらうのは無理だという。北村先生と電話で相談していたら、「ロジャーディーンのイラストのようなトップページもいいですね」という話になった。ロジャーディーンは、イエスというバンドのアルバムのカバーアートで有名な画家だ。結局、予算の関係もあって、外注ではなく、恥ずかしながら自分で描く事にした。それがこの水彩画。空の色はフォトショップで平板にした。Relayer、Yes Songsなどの要素が入っている。なおこれは「ぱくり」ではなく、勝手に「オマージュ」とみなしている。厚かましくも北村班のHPのトップページに大きく出させてもらっている。好きずきはあろうが、何であれユニークなトップページにはなったと思う。  なお、下記リンクからは各新学術領域のHPへのリンクの一覧があるので、いろいろみるのに便利である。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/1218181.htm
HPでは、イラストの真中に左のようにロジャーディーン風のロゴが入っているが、これは大久保君の旧友でかつてイエスファンクラブ日本支部の副会長だったひとの手によるものである。さすがだ。
ちょっとさかのぼるが、7月27日の、第一回総括班会議の集まりのあと、東大医科研内のレストランで、皆で軽くビールで祝杯をあげたときの写真。

2010年9月10日(金)

横浜研サマーパーティー
9月初旬といえば横浜研の外国人交流サマーパーティーだ。写真は、牧野さんと日菜さんで、ふたりで日本のpop songを唄ってくれた。牧野さんはボイストレーナーをしているというだけあって、いい声だ。この後、今年もまたNegative Selectionは演奏した。北村先生は来られなかったので、ドラムは大久保君。アンコールでは、性懲りも無くまたThrillerのゾンビダンスをしてしまった。

2010年8月31日(火)

Dorina Avram来訪
Dorina AvramはBcl11bをクローニングした研究者の一人で、うちもBcl11bをやっている関係上、仲良くしておくのはいいことであろう。ルーマニア出身の、妙に明るいひとだ。ICI2010で日本に来たついでに理研にも来て、谷内先生がホストした。NKT細胞やTregでのBcl11bの役割りについて研究しているようだ。

2010年8月30日(月)ー31日(火)

INSERM/Pasteur-RIKEN Joint Immunology Workshop 2010
国際免疫会議が終わったと思ったら、すぐにINSERM、Pasteur研とRCAIのJoint workshop。RCAIの6階のカンファレンスルームで開催された。話をさせて頂けたのはありがたかったが、スケジュール的には結構きつかった。Ana Cumano(私の右)とゆっくり話ができたのはよかった。写真は懇談会のときのテーブルのひとつ。集会の詳細は下記。
http://www.rcai.riken.go.jp/event/100806/index.html

2010年8月26日(木)

Negative Selection, メリケンパークライブ!
ちょっと前の記事に書いたが、今年の国際免疫学会の懇親会は、8月26日木曜日の夜、クルーズ船ルミナスでの予約制の船上パーティーと、メリケンパークでの屋外パーティーに分かれて行われた。メリケンパークパーティーは夜8時から10時。飲み物や食べ物の屋台が並び、たこ焼き、焼きそば、焼き鳥、お好み焼き、牛串、ビール、お酒、ワインなどがワンコイン(500円)で売られた。 船上パーティーは600人くらい。好天にメリケンパークパーティーは1000人以上参加した。ポートタワー、海洋博物館、オリエンタルホテルが見渡せて、またお祭りのようなちょうちんが並んで、なんだかとてもいい雰囲気だ。 なおこの企画はICI2010の企画委員会によるもの。清野宏先生、東みゆき先生、生田宏一先生、熊ノ郷淳先生、高木智先生、竹田潔先生、山本正文先生、大変お疲れさまでした。
徳島の菊水連による本場の阿波踊りのショー。高浜先生が所属している連だ。さすがに見せ方を心得ていて、観客の間を練り歩くように現われ、踊り方を指導しながらの、とても楽しいショーだった。外人達は大喜びだ。 われわれのバンドはこんなにうけるだろうかと、ちょっと心配になった。
9時頃からわれわれの出番。ショーの合間に、DJタイムがあって、大音響で曲をかけて盛り上げてくれていたおかげで、ステージのまわりの観客は、最初からのりのりの雰囲気だった。ボーカルは大野博司先生(RCAI)、サイドギターは石戸聡先生(RCAI)、ベースは高浜洋介先生(徳島大)、ドラムは北村俊雄先生(東大医科研)、キーボードは、大久保博志君(progress)。
会場の皆が聴いていてくれた訳ではないだろうが、この写真のように、数百人は、手をたたいたり、声をあげたりして、盛り上がってくれていた。ちなみにこの写真は「2億4千万の瞳」を演奏していたときのもの。
今回は大きな舞台なので、「なりきる」ことをテーマにした。それで、私はこういう扮装をしている。他のメンバーも、それぞれに凝った装束をした。
これまでは「聴衆にすぐ見限られるからNegative Selection」とちょっと卑屈にバンド名を紹介してきたが、今回は「胸腺の中で大量に死んで行く胸腺細胞にレクイエムを捧げるためのバンド」という設定にした。まずPurple Hazeから始め、リンゴ追分をロック調に編曲した曲を演奏。そのあと、White Room, Mistreated, 2億4千万の瞳、Highway Star、アンコールはSmoke on the Water。
4曲目の「Mistreated」はちょっとスローでヘビーな曲である。この曲は女のひとにふられて気も狂わんばかりになった男の哀しい唄だが、それを胸腺で死んで行く胸腺細胞の唄というような解釈にした。 ギターソロの部分で、東京理科大学の後飯塚僚先生が白塗りの上半身裸姿で登場し、暗黒舞踏を披露してくれた。彼は学生時代(東大)に土方巽に師事したという本格派である。
この演出に関しては、前日に1回合わせただけであるが、本番ではうまくいった。ライティングのスタッフには、ダンサーには赤のライトをあてて、ダンス中にスモークを焚いて下さい、と頼んでいたが、きちんといい仕事をしてくれた。この写真は、いちど死の淵から蘇った胸腺細胞がついに死んでしまう直前のシーンで、青い煙が立ちこめる中、大野先生の絶叫のような唄をバックに、まさに負の選択を受けた細胞の魂の慟哭が表現されている。ライブが終わって、ほっと一息ついて、舞台裏でメンバー一同で記念写真。  ライブとしては、大成功だったと思う。こんないい機材が揃った舞台で、あんなに沢山の聴衆の前で演奏するなどという機会は、普通ならありえない話だ。出演させてもらって、本当にありがたかった。岸本先生、宮坂先生、清野先生、並びに企画委員の諸先生方、心から感謝します。
三宮で打ち上げ。大勢いるが、かれらがバンドの打ち上げに参加してくれたというよりも、かれらが集まって飲んでいるところに合流したという感じだった。何であれ、楽しかった。ちなみに船上パーティーの方は、Willem van Ewijk(RCAI)、Roland Scollay (CSL)、山村隆先生(国立精神神経センター)の3人がPositive Selectionというバンド名でジャズの演奏をし、そちらも成功だったらしい。 なお、もう少し詳しい記事も書いたので、興味のある方は下記リンクへどうぞ。
Negative Selection Live at Meriken Park 2010
また、今回のライブは、わりときちんとした映像を撮って頂いていたので、近々、YouTubeに載せようと思っている(載せたら、ラボニュース欄で告知します)。

2010年8月22日(日)

第14回国際免疫学会議(ICI2010)開催
8月22日(日曜)の夕方から、いよいよICI2010が始まった。演題数は3800、参加者は6000人を上回るという、とても大きな会になった。 D. Baltimoreのキーノートレクチャーの後、大阪フィルによる「新世界から」などの演奏が聴けた。この曲は中学生のときにレコード針がすり減るほど聴くくらい大好きな曲なので、久しぶりに感動してしまった。 このレクチャーと演奏会は先着700人しか参加できなかったが、すぐ後のWelcome Receptionは人数制限無しで、ものすごい数のひとだった。2000人以上いたかもしれない。食べ物がふんだんにあり、何とも豪勢な会だった。和太鼓のショーも、すごかった。
23日月曜日の夕方、桂研のOBのユンメイさんの紹介で、北京大学の人類疾病起因研究センターのセンター長の馬先生と、その同僚の先生方と会食をした。これを機会にヒトの行き来を始めて、うまくいけば何か共同研究でもできればと思った。さらに、RCAIと北京大学との交流に発展すればいいとも思う。
学会場に陳列された、日本の免疫学の紹介コーナー。江戸時代から明治、そして現代にわたって日本人による免疫学研究が免疫学の発展にどう貢献してきたかを紹介するコーナーと、日本免疫学会の活動を紹介するコーナー、ICI1983の紹介をするコーナーとの3部構成。高浜先生と私を中心に、ICI2010広報委員会が、宮坂先生、稲葉先生らにも監修のもとで作成した。  こういう展示になると、写真ひとつでもネットから拝借というわけにいかず、正式なルートで入手する必要があるのが大変だった。いろいろな方にお世話になったが、特に北里柴三郎記念室の大久保さんには北里柴三郎、志賀潔、秦佐八郎の写真の現物、株式会社林原の横山さんには長野泰一先生の写真の現物を御貸与頂き、大変ありがたかった。 トライスという業者がすごくかっこよくつくってくれた。わりと多くのひとが足をとめてみてくれていた。何人かの外国からの参加者にもきいてみたが、よく認識されていたようである。

2010年8月19日(木)

RCAIサマープログラム
今年のサマープログラムは8月17日(火)から20日(金)までRCAIで講義、22日(日曜)から国際免疫学会にも参加できるというとても参加者にとってはありがたいプログラムだ。きびしい競争を勝ち抜いた約40名が参加した。開催にあたっては黒崎まりさんの率いる実行委員会で越智さんと土肥さんが半年以上前から大忙しの大活躍だった。 RISP参加生のうちのひとりJanine(正しくはCatharina HMJ van Elssen、写真右から2人目)は、4年前の冬に一度WilfredやGerard Bosとともに共同研究の打ち合わせに日本に来た事があり、皆で一緒に野沢にスキーにも行ったりもした。今もBosの研究室でNK細胞と樹状細胞の相互作用の研究などをしている。右隣はJanineのボーイフレンドで、ついでにということで日本旅行にきたらしい。出版関係の仕事をしているとのこと。左端の女性はAnastasia ;Tikhonovaという、Alfred ;Singerのラボから参加した大学院生。Singerらは少し前にクラスI,II, CD4, CD8のKOマウスではMHCに非拘束性のabT細胞ができるという話を報告しているが、彼女はその続きというか、そのマウスのT細胞からセルラインをつくって何に反応するのかを調べる研究をしているようだ。

2010年8月19日(木)

Negative Selection, メリケンパークライブ迫る!
もうあまり日が無いが、ちょっと宣伝を。  今年の国際免疫学会の懇親会は、8月26日木曜日の夜、クルーズ船ルミナスでの船上パーティーと、メリケンパークでの屋外パーティーに分かれて行われる。Negative Selectionは、屋外パーティーの方にでる。パーティー全体の時間は20:00から22:00。入場無料で、レーザーショー、DJタイム、阿波踊り、バンド演奏、花火と盛りだくさんだ。また、飲み物や食べ物の屋台が並び、たこ焼き、焼きそば、焼き鳥、お好み焼き、牛串、ビール、お酒、ワインなどがワンコイン(500円)で売られる。  ちなみに船上パーティーの方は、Willem van Ewijk(RCAI)、Roland Scolay (CSL)、山村隆先生(国立精神神経センター)の3人がジャズの演奏をする。Positive Selectionとかいうふざけたバンド名らしい。
このタイムテーブルにあるように、われわれのバンドの出番は夜の九時頃からだ。これまでは「聴衆にすぐ見限られるからNegative Selection」とちょっと卑屈にバンド名を紹介してきたが、今回は「胸腺の中で大量に死んで行く胸腺細胞にレクイエムを捧げるためのバンド」という設定にした。「Mistreated」というどろどろした曲を中ほどで演奏するが、そのときにゲストダンサー(某PI)が乱入して暗黒舞踏で死んで行く胸腺細胞の慟哭を表現してくれるという話もでている。
会場の図。700人くらいが見込まれている。雨がふったら屋外パーティーは中止だが、それでも船上パーティーが開催されるのであれば、我々は船の方で演奏することになっている。
大舞台とあって、7月某日きちんとスタジオで練習するメンバー。左はボーカル、大野博司先生(RCAI)。右はサイドギター、石戸聡先生(RCAI)。石戸先生と私でツイン・リードを弾く部分もある。
ドラムスは北村俊雄先生(東大医科研)。久々に生ドラムを叩いて、ご機嫌だ。
ベースは高浜洋介先生(徳島大、写真中央)。左のキーボードは、助っ人参加、私の旧友で本ニュース記事にも何度か出て来ている大久保博志君(2009年3月12日の記事参照)。

2010年8月13日(金)

ハーバード学生送別会
早いものでハーバード大の学生さんがサマーコースで来てもう2ヶ月になる。この日の夕方、研究内容の発表会があった。三人とも見事な発表。さすがだ。短い期間に、皆しっかりとしたデータを出しており、ホストラボも、よく面倒みているものだと思った。発表のあと、記念写真。左から座長をした浅野先生、鈴木先生、増田さん、Chinwe Maduba、Michael Wang、Justine Cheng、センター長。ホストラボはそれぞれ谷口研、石川研、竹森研。
発表会に引き続き送別会。今年も学生による演奏が聴けた。昨年の騒がしい音楽の送別会とうってかわって優雅なクラシックコンサートになった。Chinweは歌で参加。きれいな声だった。
Michael はバイオリン、Justineはピアノの名手だ。竹森先生の奥様はプロのバイオリニスト。特別ゲストとして参加して下さった。Michaelはバッハの曲の速いパッセージも見事に弾きこなしていた。中々の本格派だ。皆、黙ってききいっていた。こういうのが「音楽」なんだと思った。

2010年8月4日(水)

ヒカリゴケ
夏休みをとって家族で北海道を旅行した。帰る日の前日、ヒカリゴケをみるため知床の羅臼のマッカウス洞窟を訪れた。小説「ひかりごけ」に登場する洞窟だが、洞窟というほどではなく、崖の下がちょっと凹んでいるだけである。羅臼の町にすぐ近く、海沿いの道路に面しており、ひかりごけ事件のカニバリズム話から連想するようなおどろおどろしい雰囲気は全く無い。   学生のときにも一度来ているが、当時に比べると柵が非常に厳重になっている。昔みた自生地の方は封印されており、別なところが見られるようになっていた。。
柵のすきまから覗くように自生地をみる。ヒカリゴケは自分で光るのではなく、集光するためにレンズを持っていて、ある方向からみると反射光できらきらと黄緑色に光ってみえる。道路標識の反射板やネコの眼のような構造である。みる角度が重要で、ちょっと違うところからみたら、全く光らない。  今回は、かつて訪れた時に比べると、ずっと少なかった。表示板が立てられているが、その左下の方にわずかにみられただけであった。見る角度が限られているということもあって、普通にみたらどれがヒカリゴケかわからない。多くの訪問者ががっかりしているであろう。
自生している部分の拡大。ぽつぽつ見える光点がヒカリゴケである。少なかったのは残念だったが、とりあえず見れたので、よしとしておこう。

2010年7月29日(木)

青木先生来訪
増田さんがジョージア大学に留学していたときに知り合った青木一弘先生(写真中央)が、RCAIを来訪した。青木先生は糖鎖の研究者で、セミナーではショウジョウバエのTollファミリーの分子のひとつToll-8を介したシグナルと糖鎖の修飾との関連等を話して頂いた。発生過程で神経系の細胞の表面の糖鎖がうまく修飾されないと発生異常を起こすらしい。Tollファミリーの分子は脊椎動物では病原体の認識をしているが、昆虫ではもっぱら発生に関わるシグナルを伝達している。おもしろい話だった。
青木先生はアメリカ生活は6年になるという。学会参加で帰国されているところ増田さんのつてでの来訪であったが、驚いたことに、彼はうちの伊川君の高校時代の同級生だった。一緒に釣りに行ったこともあるという。お互いに顔を合わして初めて「え、もしかして、伊川?」「え、青木か?何で君がここに?」という出会いだったので、笑えた。お互いに研究者になっているとは思っていなかったらしい。

2010年7月16日(金)

高浜先生来訪
高浜先生がRCAIを来訪された。胸腺におけるレパートア形成についてのセミナーをして頂いた。胸腺の中での胸腺細胞の移住の話、クロストークシグナルによる胸腺髄質の形成の話、そして正の選択における胸腺特異的プロテアソーム?5tの役割りの話などがきけた。6階の大セミナー室で講義して頂いたが、センター長を含め、ひさびさに満員御礼というくらい来聴者がいた。?5tに関する実験結果は、現行の教科書的モデルでは正の選択が説明できないことを示しており、正の選択について再考を促すものである。目が離せない話だ。

2010年7月12日(月)

アフリカツメガエル孵化
アフリカツメガエルは飼育温度を変える(一旦下げてから何日か飼ってから上げる)か、ホルモン注射をしないと卵を生まないらしいが、うちの花子は、何であれ環境に変化があると生む傾向がある。今回は一般公開が刺激になったようで、2日後の7月5日の月曜日に卵を生んだ。7月7日に数十匹が孵化。またしばらくの間せっせとえさやりしないといけない。

2010年7月8日(木)

Vidal夫妻、スペインの窮状を嘆く
RCAIの免疫エピジェネティクス研究ユニットのユニットリーダーMiguel VidalはスペインのラボとRCAIとをかけもちで行き来しているが、今回は久しぶりに奥さんも連れて来ていた。奥さんも近い分野の研究者。この前日にワールドカップの準決勝でスペインはドイツに勝っていたので、二人とも上機嫌だった。ただ、スペインの財政事情の話になると、国家的な危機であるため、公務員の給与カット、研究交付金の削減など、状況はひどいらしく、憤懣やるかたないという感じだった。人ごとではないが。

2010年7月3日(土)

一般公開
今年も理研の横浜研の一般公開が催された。好天に恵まれ、全来場者数は2629人だった。昨年より少し多かったらしい。6、7年前は1500人前後だったから、最近は随分多くの人が来てくれるようになったものだ。RCAIも今年は恒例のアフリカツメガエル、プラナリア、iPS細胞、動く心筋細胞、マウス胎仔標本などの現物展示に加えて、多くの映像イメージの展示があった。Katrinの風船アニマル実演は大人気だった。
他に人気だったのが、横浜研推進部が横浜研10周年を記念してつくってくれた紙製の組み合わせパズル。無料配布されたが、近くのテーブルで早速挑戦する人も多かった。簡単そうにみえて適度に難しく、大人も子供も一生懸命だ。
パズルはA4の裏表印刷。RCAIのものは私のイラストを使って頂いた。ロの字の形に切り抜く。簡単にぱりぱりとはずれるようになっている。
切り抜いたものを折りたたんで、絵を合わせる。絵は6種類。「樹状細胞」(写真右)とヒト化マウスは、結構難しい。紙切れ一枚で30分か1時間くらいは遊べる。誰が考えたのか知らないがよくできている。興味のある方は、まだ少し余りがあるので、連絡下さい。

2010年6月21日(月)

ボルガライスとは
昨今はやりのご当地グルメのひとつであるらしい。福井県の越前市では定番とのこと。写真は増田さんが昼食用にイトーヨーカドーで買ったもの。オムライスの上にトンカツがのっていて、そこにトンカツソースではなく、少し甘いデミグラソースがかかっている。名前の由来としては、オムライスの上のトンカツがボルガ川を航行する船を模しているという説があるようである。B級感がとても強く漂っているが、増田さんによると、かなりおいしかったそうである。

2010年6月17日(木)

ハーバードサマープログラム学生歓迎会
今年も、3人のハーバード大学の学生3人が、約2ヶ月の研修にやってきた。今年のホストラボは、谷口研、竹森研、石川研。学生さんも、ホストラボの皆様も、頑張って下さい!

実験手技解説ビデオの作製
「ラボで行っている様々な実験手技を、ビデオのファイルにすることになった。ITチームが全面的にバックアップしてくれる。写真は、人工リンパ節組織の腎被膜下移植の実演。この手技は胸腺組織の移植などにも使える。見事な手さばきだ。
続いて、瀬戸口さんによる眼静脈からの採血手技。捕定も見事だが、採血は電光石火のはやわざであった。
最後は、桂先生による、胸腺内注入法(intra-thymus injection)の実演。元祖だけあって、安定した手さばきだ。そうそう必要になる手技ではないが、細胞の分化能を調べる研究ではときどき必要になる。最近では、岩間先生との共同研究の中で、reviseのときに伊川君が行った。それにしても未だに桂先生より上手なひとがうちのラボにいないというのは問題ではある。

2010年6月14日(月)

ニュージーランド-RCAI-千葉G-COE合同ワークショップ
ニュージーランドの免疫学者と、RCAIと、千葉のGCOEの合同ワークショップが、6階のカンファレンスルームで行われた(私は出番がなかったが)。ニュージーランドからは7人くらいが来ていた。夕方以後、渋谷区の神山町のニュージーランド大使館での懇親会となった。
ニュージーランド大使のあいさつ。大使がこうやってお出ましになると、正式な晩餐会という感じが増すというものである。
食事はビュッフェスタイルで、立食ではなく着席形式だった。和風の中庭もあって、立派な建物だった。その中庭の向こう側は、麻生御殿だそうだ。
料理もワインもおいしかった。料理の一例。オリーブをからめたサラダ。おそらくニュージーランド料理なのであろう。

2010年6月10日(木)

初夏の慰労会
Mirelleの研修期間もそろそろ終わりが近い。この日の夕方、Mirelleに30分程のセミナーをしてもらった。発表はよくまとまっており、ヒトT前駆細胞をフィーダーフリーの培養系で増やすための基礎技術はきちんと習得できているようだった。一方、4月から、うちのラボにはラウール迫田君(左から3番目)が大学院生として加わった。正確には、リンパ球クローンユニットから古関研に移籍し、ヒト ES/iPS細胞からヒトリンパ球を誘導するという研究内容で、うちのラボ(主に増田さん)が監修するという事になっている。Mirelleの早めの送別会兼遅ればせながらのラウールの歓迎会を兼ねて、河本研慰労会を、鶴見の炉端焼きの店「濱勢」で開催した。写真は店の前で、桂先生がとってくれたもの。やや下品な表看板だが、店内は大変まともで、料理もおいしい。

2010年6月9日(水)

誕生日の祝いの品
今年の誕生日は去年の「ケーキ」をさらに上回るものを、ラボのスタッフから頂いた。私が毎晩の寝る前のアルコール飲料を人生の楽しみにしているのを知ってのことと思われ、心温まる気遣いに涙がでそうだ。なお、下の袋をよくみると49の字の後ろに黒いハートマークがあるが、ハートマークくらいはせめて赤のマジックを使ってくれたらいいのにとも思った。

2010年6月5日(土)

Mirelleと増田さんとで蛍狩り
KTCCの後、増田さんとMirelleは木屋町あたりで夕食を済ませてから、うちに遊びにきた。うちの家に招待するということもあったが、毎年この時期には下鴨神社で蛍が見られるので、蛍を見せてあげたいというのが主目的であった。
下鴨神社の中を流れる川の水は高野川から引き込まれていて、きれいな水ではあるが、蛍が自然発生するほどではない。毎年、この時期にお茶会が開かれ、これに合わせて蛍が沢山放されるのだ。残念ながら、今年は6月12日のようで、1週間早かった。それでも、3、4匹みられた。おそらく昨年放されたものの一部が産卵して幼虫から育ったものであろう。すぐ近くを飛ぶ様子もみられた。また、1匹は目の前の木の葉にとまっていたので、掌にのせて観察する事ができた。Mirelleは蛍は初めてだったので、とても喜んでいたようだった。なおこの写真の向こう側に小さな川が流れているが、蛍は写っていない。

2010年6月4日(金)

第20回KTCC 2010年6月4日(金)-5日(土)
今年のKTCCは第20回にあたる。私は第4回から欠かさず参加しているので、17回目ということになる。今回は、明治国際医療大学(旧明治鍼灸大学)の雨貝先生が集会長。いつものように2日に亘って沢山のおもしろい話題が供され、活発な討論が繰り拡げられた。会期中の写真は近々KTCCのHPからアクセスしてダウンロードできるようにする予定。
今回の抄録集の裏表紙用に載せて頂いたイラスト。実際に載ったのは白黒の描線だけのものだったが、これはそれに色を付けたもの。雨貝先生や糸井先生らがこれまで進めてこられた研究を反映すべく、胸腺の発生の過程を水槽の中で再現するという絵にしてみた。左側が内胚葉、右側が中胚葉(血管/血液系)で、間葉系細胞は浮遊しているという設定。T前駆細胞が血管から出て来て胸腺に移住する様も描いた。組織培養なので、桂研の先輩渡部良広先生が開発したhigh oxygen submersion organ culture(HOS-OC)法を用いているという設定にしてある。雨貝研は組織染色が得意技なので組織切片をきる様子を、水槽を生け簀にみたてて、胸腺を包丁で切った絵にした。
百万遍の某居酒屋で2次会。いつもの場所だ。小安先生からは今年は場所を変えようという提案もあったが、幹事役の縣先生と私で数週間前に話しあった結果、近くて、30人以上の、しかも不確定な数を収容できるのはこの店のこの部屋しかないという結論に達した。今回ここで消費された酒量はすごかった。テープルの上のワインボトルや一升瓶からも気合いがうかがえる。左から広瀬先生、原先生、鈴木先生、小安研の白木さん、KTCC創始者の桂先生、中野先生、山崎先生。
同じく2次会の写真。小安研の茂呂さん、斉藤先生、辻先生、柿沼先生、日本ベーリンガーインゲルハイム社の松井さん、杉本さん、橋本先生、小安先生。
3次会は百万遍のRingo。この店は私が学生ときはすでにあったから、30年以上やっていることになる。3時頃、さすがに2日目に備えて帰ることにして、店の前で写真をとった。真中は次回集会長の高浜先生。湊研の若者達が沢山遅くまでつきあってくれた。この写真は秋山先生が撮ってくれた。

2010年5月30日(日)

食虫植物を見に行った
ラボの活動と関係ない記事を書かせていただく。同好の士でもある弟と、琵琶湖の南、大津の南西の田上というところに食虫植物の自生地を探索した。このあたりは標高はせいぜい5-600mくらいだが、花崗岩質の岩肌があちこちに露出して荒々しい山容をしているので、「湖南アルプス」とも呼ばれる。高校生ぐらいのときから、何年かに一回は見に来ている。今回は天神川の支流の小さな沢に沿った山道を登った。
この沢沿いではモウセンゴケ、コモウセンゴケ、イシモチソウ、ミミカキグサ類などがみられる。写真は湿った斜面に群生するコモウセンゴケ。赤い点々がそれである。
垂直な岩肌にへばりついているコモウセンゴケ。直径は3cm程度。花茎を伸ばし始めている。このあたりのコモウセンゴケは厳密にはトウカイコモウセンゴケといって、コモウセンゴケとモウセンゴケの交雑によってできた中間種である。この沢沿いはコモウセンゴケだらけで、個体数は安定しているように思われた。モウセンゴケは少ない。
イシモチソウ。モウセンゴケが上に伸びたような感じの植物で、草丈20cmくらい。以前からこの沢沿いの自生地では個体数はそう多くなかったが、このところさらに減ってきているように思われた。心配だ。

2010年5月27日(木)

RCAIの新パンフ制作の打ち上げ
5月7日の記事に書いたように、RCAIの新しいパンフはロッカクに制作してもらったものだ。 また、RCAIのHPのトップページ(下記からリンク)のイラストとコピーも作ってもらった。
http://www.rcai.riken.go.jp/
基盤技術(バトンに喩えられている)をつくり出し、そのバトンを渡すところまで随走するという方向性がよく表されている。  この日は、関係者で、安い居酒屋で割り勘で打ち上げをした。ロッカクは6人のメンバーで構成されているからロッカクらしいが、今回制作にあたったのはそのうちの4人。左からアートディレクターの大沼正樹氏、何度もこのニュース欄に登場済みのプランナー大久保博志氏、コピーライターの高階經啓氏、プロデューサーの滝沢哲夫氏。右側は竹森先生、岩野さん。

2010年5月13日(木)

伊川君の論文、Science誌にアクセプト
伊川君の論文がScience誌にアクセプトされた。ラボニュース欄にはあまり仕事の話は書かないようにしているが、事業仕分けとかの件もあるので、ちゃんと仕事をしているというアピールも大事かと思い、載せることにした。  内容は、T細胞の系列決定のステップを明らかにした上で、そのステップにBcl11bという転写因子が必須であることを示したもの。うちは桂研時代からずっと「T細胞系列への決定過程」をラボの主題として取り組んできたので、こういうT細胞のアイデンティティーを明らかにする成果が出せたのは嬉しいことだ。しかも、ミエロイド-Tという分化能をもつステージをより明確にしたことになるので、「ミエロイド基本型モデル」の強力なサポートにもなる。  また、Bcl11bの不活性化によって起こるT細胞性白血病が報告されていたが、そのメカニズムを明らかにしたという意義もある。

2010年5月8日(土)

iPSセンターの開所式
iPSセンターの開所式に、古関先生の代理ではあるが、iPS研究に関わっているものとして、増田さんと二人で参加した。場所は京大病院の西側、再生研やウイルス研の北側にあたるところ。精神科の庭とか駐車場とかがあったところだと思うが、どこにこんなスペースがあったんだろうと思うくらい、大きな建物だった。WPIの拠点事業の一部だったのが、この4月から附置研として独立したらしい。
中を見学することができた。ラボスペースに間仕切りがなく、オープンな構造だった。左の写真はパンフからコピーしたもの。らせん階段がいい感じ。
記念式典は川端文部大臣、京大総長、京都府知事、京都市長、益川先生などの挨拶もあり、さすがに盛大だった。式典のときのあいさつでは、山中先生は「このセンターが建つまでに自分は台風の目のようなもので関係者ははげしく働いていたが自分はわりと平穏だった」と、周りの人をねぎらう話だった。実際は、国際競争の矢面に立たされているはずなので、山中先生自身は平穏どころではないと思うが…。左はパーティーで挨拶する山中先生。このときは若者にチャンスを与えるようなセンターにしたいという話だった。どちらもいいスピーチだった。

2010年5月7日(金)

RCAIの新しいパンフレット完成
RCAIの新しいパンフレットが完成した。3月25日のニュース欄で少し書いたが、ロッカクという会社に制作してもらったものだ。  これまでのパンフレットとはかなり趣きを異にするもので、RCAIが社会にどう貢献していくかという、メッセージ性の高い内容になっている。  左の図は表紙と裏表紙を開いたもので、RCAIで発明された基盤技術を、応用へ向けて手渡すところまで次の走者と並走する、いわゆる「バトンゾーン」という指針が表されている。  内容については、竹森先生、岩野さんと、ロッカクのメンバーの方々と何度もミーティングを繰り返し、かなりよく練られたものになった。  全体的なディレクション、コピー、デザインと、ロッカクの仕事は、さすがに素晴らしかった。また、きついスケジュールにもかかわらずとても誠実に対応してくれたのもとてもありがたかった。ありがとうございました!

2010年4月3日(土)

清野先生、おめでとうございます
聖マリの清野先生が、4月から北大の遺伝病制御研究所の教授に就任することが決まった。おめでとうございます!  就任祝いのパーティーで演奏する曲の練習に、3月31日にお嬢さんのはるなちゃん(4月から中一)を連れてRCAIに来られた。はるなちゃんがキーボードを弾くのである。  写真は、練習後、居酒屋にて。お子様の前であるにもかかわらず、私と清野先生でお酒をかなり飲んだ。  はるなちゃんはお父さんとはとても仲よさそうだったので、「大きくなってパパと一緒に飲めるようになったらいいね」と言ったら、「パパをみてて、将来お酒は飲まないでおこうと思うようになりました」との答えだった。清野先生、お酒は控えめにね。
「春のパーティー」という名目で開催されていたが、教授就任祝賀会である。聖マリ関係者、高校、大学の同級生、理研関係者など、100人弱くらい集まっていた。場所は、横浜マリンタワーの4階のレストラン。まどからは満開の桜がみえ、いいロケーション。
中締めということで、余興にNegative Selectrrionの演奏。ドラムスは、谷口研の田代先生。2005年のRCAIのリトリートのときのベーシスト、ドラマーの組み合わせなので、復活ライブという感じではある。あのときはキーボードを弾いていたのはWillemだったので、復活ライブではるなちゃんに変わって激しく若がえったことになる。
曲目はクレイジーケンバンドのタイガー&ドラゴンと、ツイストのあんたのバラード。清野先生の選曲だ。タイガー&ドラゴンは、「おれの話をきけ、2分だけでもいい」という唄。私はこのさびの部分しか知らなかったが、中々レトロな感じでいい曲だ。装束は、曲にあわせたつもり。  いいパーティーだった。

2010年3月26日(土)

角川君、安田さん、おめでとう
うちの角川君と安田さん(アレルギー免疫遺伝研究チーム:吉田ラボ)の、昨年9月のMCBの論文が2009年度のRCAIのExellent Paper Awardに選ばれた。   Standard Journalではあるが、発見したThemisという分子が重要な分子であること、ENUプロジェクトから出た成果であることなどが評価されたのであろう。 Competitersからやや遅れたとはいえ、ほぼ同時期にpublishできた点も、よかったと思う。  なお、下記は同論文発表時に理研から出したプレスリリースへのリンク。
http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/press/2009/090828/index.html
国立精神神経センターの山村隆先生が、この日野夕方、Willemとどこかのスタジオでセッションするという話をきいたので、それなら、是非今日の授賞式のパーティーでとお願いしたところ、快諾頂いた。  素晴らしい演奏を、ありがとうございました。

2010年3月25日(月)

Willem+高階さん+大久保君のジャムセッション
大久保君は今クリエイター集団のロッカクというグループに所属している。最近、RCAIの紹介パンフレットをつくろうという話がでて、それをロッカクに依頼することになった。  この日は何回目かのうちあわせがあったが、その後、代表の高階さんと、大久保君がRCAIに残って、Willemとジャズの曲のセッションをした。大久保君はこれまでのこのラボニュースに何度かでてきているとおりのロック野郎だが、最近はジャズピアノも弾く。高階さんはジャズギターが専門で、巧い。いいセッションだった。

2010年3月17日(水)

ThymOzに行ってきた 2010年3月17日-22日(水-月)
ThymOzはオーストラリアで開かれる胸腺/T細胞の研究集会で、ヘロン島というオーストラリア北東部に位置する珊瑚礁の島で開催される。ヘロン島は、グレートバリアリーフといわれる珊瑚礁群島の南端にあたる。  しかし、今回は、数日前からサイクロンが発生していて、結局、直前に島から避難命令がでて、島での集会はできなくなった。
急遽会場が変更となり、沿岸の町Gladstoneの中のホテルで行われることになった。参加者百数十名は、このホテルと周辺のいくつかのhotelに散らばって宿泊した。   レジャーが主目的ではないとはいえ、多くの参加者の落胆は想像に難くない。私はこれで4度目だから、それほどがっかりはしなかったが.….。
会場の様子。小さいめの会場にぎゅうぎゅう詰め。もっとも、そのおかげで、discussionに熱気があったように思われた。
ワインテイスティング会のとき、Roland Scollay (ギター)、高浜先生(ベース)、Willem(トロンボーン)によるジャズの演奏がきけた。
最終日の夕食後のクイズ大会の余興に、Negative Selectionで、いつもの曲を数曲演奏した。会期中、唄い手を募集したが、結局見つからなかったので、私がリードをとって、Andy Farr、JC ZunigaPflucker、Wilfredらにサブで加わってもらった。写真は、Hotel Californiaの最後の部分(you can never leave!)を唄っているところ。  ドラムスは松本先生(徳島大学)、キーボードはWillem、アコースティックギターはRoland Scollay、ベースは高浜先生。
Avinash Bhandoolaのラボの二人、Ellen De Obaldia、Daniel Zlotoffと。 Avinash は今は盟友なので、彼らも私に親近感を覚えてくれているようだった。この2人は発表も素晴らしく、またクイズでも何でもよく知っていて、何かにつけてのりもよく、とてもいい若者だった。
今回は、ヘロン島(左写真)には行けなかったが、総じて、結構楽しかった。もう少し詳しい記事は、各地探訪よもやま話の中の「ThymOz2010参加記」を見て頂きたい。下記は、記事へのリンク。
ThymOz2010参加記 
なお、ヘロン島ってどんなところだろうと思う方は、過去何回かの参加の記録をまとめた別記事「ThmyOz2000-2003-2006参加記」を見て頂きたい。下記は、記事へのリンク。
ThmyOz2000-2003-2006参加記

2010年2月24日(水)

Andrew, Deniseとボストンで再開
ICI2010、横浜研サマーパーティーやInCob2010での演奏が終わってバンド活動も一段落したので、この日はゲストを招いてセッションのようなことを楽しんだ。東京理科大の北村大介先生(左)と、慶応大小安研の茂呂先生。茂呂さんは最近話題のNatural Helper細胞の発見者だ。久しぶりに弾くというバイオリンや、ボーカルで、何曲かセッションに参加してもらった。
ホスト役をしてくれたDerrick Rossi(私のとなり)と、学生2人と夕食。Derrickは老化に伴い幹細胞がリンパ球をつくりがちなものからミエロイド系細胞をつくりがちなものになっていくと前から言っているが、最近このような2種の幹細胞を表面抗原で分けるのに成功したという(PNAS in pressとのこと)。また、各種前駆細胞の遺伝子発現解析に基づいて、「好中球/単球は主にミエロ-リンフォイド前駆細胞に由来する」と考えているようだ。  中々の切れ者であるが、顔付きからも分かるように、大変陽気な、楽しい男だった。  
翌日は、午前中のうちにKatia Georgopoulosのラボへ。吉田年美先生が迎えにきてくれた。 Katiaも、好中球/単球はミエロ-リンフォイド前駆細胞からつくられると確信しているようだ。  この日の午後は研究棟を見学したあと、吉田先生の案内でマサチューセッツ総合病院やハーバード大のメインキャンパスなどをみてまわった。
午後7時頃、Andrewがホテルに車できてくれた。ケンブリッジの方へ出向いて、レストランで夕食。食事を終えた頃、学科の試問を終えたDeniseが合流してきた。 Andrewにしても、Deniseにしても、ほんの半年間会わなかっただけなのに、妙に懐かしかった。 今回の出張の詳細は、「各地探訪問よもやま話」のコーナーの中の記事をみて頂きたい。下記はその記事へのリンク。
ハーバード大学探訪記

2010年2月1日(月)

横浜、積雪
この日の夜、理研周辺でも積雪があった。写真は夜12時過ぎ、汐入小学校前あたりのバス通り。スリップするほどではなかったとはいえ、路面が雪で覆われると、運転はちょっとこわい。

2010年1月22日(木)

恒例長野集会
今年も志賀高原に行った。左から私、伊川君、Wilfred、Willem、糸井さん(明治国際医療大学)。宿は昨年と同じ、タンネの森のゲレンデ前のホテルむつみ。  天気はとてもよかった。気温が低かったので雪質もとてもよかった。  昨今のゲレンデは、志賀高原でさえ、土日でもガラガラだで、これで営業が続けられるのかと不安になるほどだ。ただし、今回は、日曜の朝11時頃東館のゴンドラにのるときは5分くらい並んだ。むしろほっとした。

2010年1月21日(木)

Willem、Wilfred歓迎会
1月。WillemとWilfredが来る季節だ。  今年の歓迎会は、ワイン試飲会を兼ねた。テーマは、ブドウの品種の味の違い。某H先生が「ワインを学びたくば、まずブドウの品種の区別ができるようにすべし」とおっしゃっていたこともあって、同じワイナリーでブドウの品種が異なるものを試飲した。  このテーブルにたむろしているのはワイン好きの人達。上記5本以外、差し入れなどもあわせて10本くらいあったが、あっというまに無くなった。
試飲したのは、チリのCono Sur(コノスル)で、ブドウはピノノワール、メルロー、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨンというきいたことがあるような種と、カルメネールとかいうあまりきいた事がないような種の5種。増田さんと越智さんが買ってくれた。  私もさすがにピノとカベルネの味が「違う」ということくらいは分かったが、味からワインの品種が分かるとはとうてい思えなかった。
もうひとつのテーブルでは、ホットプレートでビーフステーキ。
川崎のコストコで買ったアメリカ産の牛肉だったが、中々おいしかった。 うまい牛肉は塩・胡椒だけでうまい!
オランダ人歓迎会恒例のバンド演奏。石戸先生にドラムを叩いてもらった。Wilfredと大野先生による「Mistrearted」の熱唱。鬼気迫るものがあった。歌詞はI've been mistreated, I' ve been abused, …。二人とも何か身につまされるところがあるのか?
WilfredとMirelleの「Hotel California」。Mirelleもだいぶキャラがこなれてきた。 なおこの曲の歌詞の最後の部分の「You can check out anytime you like, but you can never leave!」というのは、RCAIのことではないかという意見もある。  この後、Willemによる上質なJazz(マイナスワンCDをバックにしたトロンボーン演奏)が続いた。

2010年1月8日(金)

越智さん、コーディネーションオフィスに移動
RCAIでは、コーディネーションオフィスという仕組みをつくって、全秘書業務が統括して行われることになった。そういう訳で、全てチームの秘書さんが、この2、3日で、4階に新しく設けられたコーディネーションオフィスの部屋に移っていった。 午後1時半、うちのラボにもお迎えの車(PCを運ぶ台車)が来た。悲しむ私の横で、越智さんは笑っているようにもみえる。きっと無理して笑顔をつくっているのであろう。
4階のコーディネーションオフィスの部屋の、越智さんの新しい机。後ろに立っているは、樹状細胞機能研究チームから移っていった内村さん。 ボードや椅子は萌黄色で、いい感じ。この部屋では、秘書さんが十数人机を並べることになる。 越智さん、免疫発生チームの皆を見捨てないでね!6階の方にもちょこちょこと来て下さい!