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ラボニュース 2017

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2017年12月30日(土)

アルル会
高校生の頃、下鴨に「アルル」という喫茶店があって、洛北高校に近かったこともあり、高校生のたまり場になっていた。マスターだった金子氏(右端のモデルガンをぶら下げているちょっと怪しい雰囲気の人)の呼びかけでこのところ年末に集まったりしている。写真は二次会。向かって左端は嘉島君の上司で、秋田大学病院院長の羽渕先生(2014年12月13日の記事参照)。私の向かって右隣りはWTOに勤めている早藤氏(2009年8月15日の記事参照)。

2017年12月26日(火)

研究室忘年会
この日は午後から大掃除、夜に忘年会。今年は後半は研究費も少し入るようになり、また研究も堅実に進んで、いい一年だった。
もう一つのテーブル。
2次会。いいお酒が飲めた。来年も頑張ろうと思った。

2017年12月22日(金)

冬至の朝
教授室の南側の窓の左半分は、窓際に置いている植物に日照を与えるためにブラインドを降ろしていない。そのため、冬の朝は部屋の奥の方まで朝日が射す。朝8時頃から仕事をしているが、最初の30分くらいは眩しい。

2017年12月21日(木)

教授会忘年会
再生研とウイルス研が統合して1年と少し経った。今年の教授会の忘年会は一人出張で欠席された他は勢ぞろい(教授20人強+事務系3人)だったので、長いテーブルにずらっと座って、中々壮観だった。誰かが「相撲協会の理事会みたい」と言っていた。
所長の開先生の挨拶。2018年3月で定年退官されるが、再生研所長時代と新研究所の所長時代を通して「4年間連続で概算要求が通って、幸せな所長生活でした」というような話をされた。実際、今回の統合は、「定員削減などへの対処で仕方なく行う改組」のようなものではなく「発展的な統合」であった訳だし、細胞社会学プロジェクトに2人分の教授職が新規にもらえるなど、国もとてもsupportiveであり、いい統合であったことが実感できる。
坂口志文先生の挨拶。今回の忘年会は、坂口先生の文化功労賞受賞と、朝長敬造先生の野口英世記念医学賞の受賞の祝賀会、また今年度から正式に着任となった永楽元次先生の歓迎会を兼ねていた。坂口先生は2010年以後は大阪大学が本務であるが、今も京大にも研究室を持っておられる。かつて再生研の所長を務めておられた事もあり、研究の話に加えて統合で大きな研究所になったことについても感慨深く語られた。
朝長敬造先生の挨拶。ユーモアを交えたいいスピーチであった。野口英世記念医学賞の受賞課題名は、「ボルナウイルスならびに内在性RNAウイルスに関する研究」。進化の過程でゲノムに取り込まれたウイルス遺伝子が同種のウイルスの感染時に生体防御因子として用いられるという、数千万年という進化論的なタイムスケールで働く獲得免疫機構とも言える壮大な話だ。
永楽先生の挨拶。永楽先生の元上司は理研CDBの笹井芳樹先生で、笹井先生と共に開発して来られた組織の3次元培養の研究などを引き続き進めておられる。よく知られているように、笹井先生は2014年に小保方問題の責任をとって自死という形の非業の死を遂げることになった。同級生として、無念でならない。笹井先生は1998年から2002年まで再生研の教授を務めており(2000年からは理研CDBを兼務)、その弟子の永楽先生が「戻って来られた」ともみることができる。
会の終了時に、記念写真。いい会だった。

2017年12月20日(水)

つくね屋で昼食
秘書さん3人と、ラボのすぐ近くの「京のつくね屋」で昼食。
ここは地鶏を材料にした定食、鴨なんばなどが供される食事処。特に親子丼が美味しく、少々値が張る(1350円)が、時々食べたくなる。

2017年12月20日(水)

「医学のあゆみ」の特集記事
週刊「医学のあゆみ」で「iPS細胞技術とがん/感染症」という特集を組ませて頂いた。
目次。中々いい執筆陣だ。iPS細胞といえば網膜、神経、肝臓などの「臓器の再生」を思い浮かべる人が多いと思われるが、本特集で取り上げたように、「免疫細胞」の再生の研究も、多方面から進んでいる。また、がんの治療への応用も、「再生したキラー細胞を用いる」というアプローチの他に、がんの発症メカニズムの解明を目指した研究に使うというアプローチもある。そのようなユニークな研究に光をあてており、読み応えのある特集になったと思う。

2017年12月16日(土)

樟蔭高等学校の生徒さん達が来訪
この日の午後、大阪の樟蔭高校の1年生と2年生の生徒さん4人が、同校の角谷晴世先生の引率でラボ見学に来られた。午前中はCiRAを見学したとのことだった。生徒さん達が生物基礎で習った免疫学に興味を持っているとのことだったので、再生医療の話の他に、免疫の仕組み入門の話などをした。

2017年12月12日(火)-12月14日(木)

日本免疫学会学術集会
今年の免疫学会は仙台で開催された。京都から行く場合、飛行機の方がやや早いかもしれないが、新幹線乗り継ぎの方が楽なので、私はいつも新幹線を使っている。東京駅で、こまち(赤)とはやぶさ(緑)の連結。
連結部のアップ。丈夫そうだ。
会場は仙台国際センター。仙台駅から地下鉄で3駅と、便利なロケーション。2つの建物が渡り廊下で繋がった構造であるが、写真でわかるように両者は隣接しており、会議場間の移動や展示スペースへの移動がとても楽で、いい会場だ。
寒波が来ており、初日は雪が降っていた。会場周辺も少し積雪が見られた。
初日のBD主催のランチョンセミナーで、椛島先生(京大病院皮膚科)のレクチャーの座長を務めた。午前中のシンポジウムでは皮下にできるリンパ組織(iSALT)の話をされたそうだが、このセミナーでは主にアトピー性皮膚炎の話をされた。情報量が豊かで話も上手く、また彼が主軸となって進めている抗IL-31抗体を用いた第II相治験の話(N Engl J Med, 376:826, 2017)も聴けた。
2日目の懇親会は、400人を超すくらいの参加者があり、大盛況だった。
2014年度に京都で開催された時は懇親会があったが、2015年の札幌と2016年の沖縄の時には懇親会がなかったので、2回無かった分の反動で賑わったのかもしれない。
今回の集会長の烏山一先生(東京医科歯科大学)による挨拶。この挨拶の中であった話ではないが、今回の学会は経費面では大成功だったといえよう。免疫学会はこの数年間、年に1-2千万円というペースで自己資金が目減りしていたが、この1年間の様々な経費削減策の実行の結果、ほぼトントンの状況まで改善したという。財務委員長の高柳先生が大ナタを振った事と、今回の集会での烏山先生主導の集会運営における経費節約/外貨獲得が功を奏したものと思われる。  一方、今回は1700人を超える参加があり、参加者の減少に歯止めがかかったとのことで、成功とされていた。これはこれで十分成功だとは思われるが、2014年の京都での集会では参加者は2000人くらいだった事を思うと、参加者の減少傾向が続いていることは否めず、何とかならないものかと思う。今回も前日の会長招宴の会で、本庶先生がその点に苦言を呈され、「もっと分野横断的に人を集める工夫を」と提言されていた。なお、2014年の免疫学会の時にもそのような趣旨の事は述べられていた(2014年12月10日(水)-12日(金)の記事参照)。
免疫学会理事長の坂口志文先生の挨拶。Encouragingないいスピーチだった。
Biolegendの支援もあって、中々豪華な料理だった。写真は宮城の地酒コーナー。今回の懇親会の中の目玉企画の一つと思われる。見事なラインアップだ。
自分でお猪口を押し当てて注ぎ込む装置が、面白かった。内側の筒に氷が入れてあり、冷酒として飲めるのもいい。ちょっとマウスの給水瓶に似ている。
私はほぼ終始この地酒コーナーの前に張り付いていた。他にも、酒飲みと思われる方々で常に賑わっていた。左から茂呂先生(理研)、山下先生(愛媛大)、集会長の烏山先生、私。
理研免疫センターのOBがたまたま集まったので写真を撮ってもらった。左から久保先生、樗木先生、大野先生、王先生、渡邊先生、私。樗木先生以外は免疫センターPIだった面々。
ラボメンバーと2次会。東海大の佐藤先生(左から2人目)、明治国際医療大の糸井先生(同4人目)、12月4日の記事に登場したNIHのラウール(右から2人目)も参加。いい酒が飲めた。
同じ店に、審良先生(右から4人目)を中心にした混成グループが来られていた。
最終日、京都で用務があり、やや早めに帰路に着いた。帰りの新幹線の車窓からの富士山。
東京駅で乗り継ぎの際に八重洲口のTVアサヒショップに立ち寄り、ラボ用にDr. X関連のお土産を買った。その中の一つ、黒い巨塔まんじゅう。お菓子の下にお札があるのがいい。普通に美味しかった。
御意きんつば。これも美味しかった。
11月24日の記事で少し言及した「失敗しませんべい」。これは16日に開封して研究所を見学に来た高校生達に配布した。

2017年12月6日(土)

2017年度生命科学系合同年次大会
今年は分子生物学会と生化学会が合同で神戸で開催された。それぞれ第40回と第90回。年会長は、それぞれ篠原彰先生(大阪大学)と大野茂男先生(横浜市立大学)。免疫学会を始め20以上の生命科学系の学会が協賛という形をとって参加しており、ConBio2017と銘打たれた。 (ConBio2017HP)  免疫学会はシンポジウムの一つを主催することになり、担当者になった吉村昭彦先生は分生/生化に合わせて、転写調節や細胞分化の話を中心にしたセッションを組まれ、7日木曜日の午前中に開催された。
会場には最初から200人くらいが入って、盛況だった。演者は免疫学会でよく知っている顔ぶれであるが、これだけの話をまとまって聴ける機会はあまりないので、とても面白かった。最近うちのラボは臨床応用に向けた研究にも力を入れているが、こういうセッションに参加していると、ホーム感があるのと同時に、とても刺激を受ける。シンポジウムの後、吉村先生と昼食。その時の様子が吉村先生のブログに少し書いてある。 (吉村先生のブログ)
8日の午前中に坂口志文先生によるプレナリーレクチャーがあり、座長を務めさせていただいた。坂口先生も、おそらく分生/生化の聴衆に合わせてだと思われるが、制御性T細胞の転写調節やエピジェネティック制御のトピックを中心に話された。 下記が今回プレナリーレクチャーを行なった10人。10人中5人が免疫学者だった。 (プレナリーレクチャープログラム)

2017年12月4日(月)

ラウール来訪
ラウール(Raul Vizcardo)は、私が理研にいた時、最後の方の数年間、河本研のPhDの学生だった。彼はT細胞からiPS細胞を作ってそのiPS細胞からT細胞を再生するという研究に取り組み、メラノーマ抗原MART1特異的T細胞の再生に成功して、2013年にCell Stem Cell誌に発表した(2012年12月27日の記事2013年1月4日の記事参照)。その後彼はNIHのN. Restifoのラボに移り、そこで5−6人のチームを率いて活躍している。
夕方、ウイルス再生研2号館のセミナー室でセミナーをしてもらった。
セミナーは盛況だった。マウスiPS細胞からマウスの胸腺の器官培養を用いて高品質なナイーブCD8T細胞を再生するという内容。
引き続き会食で、研究内容について情報交換をした。彼の波乱万丈の人生についても語られ、うちのラボの若者達に衝撃を与えていた。

2017年12月4日(月)

ウイルス再生研1号館前駐車場のカエデ
教授室の窓からは四季折々の花や紅葉が眺められる。今年は紅葉はちょっと早めとのことだったが、駐車場脇のカエデは、今が見頃。

2017年12月3日(日)

愛知学院大学歯学会第91回学術大会で講演
表記の会の特別講演の演者として招いて頂いた。場所は名古屋市千種区の楠元キャンパスの基礎教育研究棟第一講義室。座長をして頂いたのは、口腔解剖学講座教授の本田雅規先生。iPS細胞を用いて歯を再生する研究などをされている。
特別講演に対して、感謝状を頂いた。左が本田先生、右が愛知学院大学歯学会会長の栗田賢一先生。講義の後の歓談の場でうかがった話によると、栗田先生は私より一回り上であるらしいが、ボーリングで今でもアベレージが200以上、最近も2回ほどパーフェクトを出されたとの事で、すごい!と思った。
帰りの新幹線の車窓から伊吹山がきれいに見えた。

2017年12月1日(金)

免疫ふしぎ未来展打ち上げパーティでのライブの反省会
まだラボニュース記事を書いてないが、今年は8月6日に免疫学会主催の科学コミュニケーション活動「免疫ふしぎ未来展」が開催された。打ち上げパーティーはいつものように銀座タクトで開催され、バンド演奏では、大野先生(Openings)、若松先生(ええねん)、田原先生(負けないで)、田中先生(DESIRE)、 鈴木先生(SPARK )、石渡先生(宙船)、茂呂先生(プレイバックパート2)、小安先生(チェリー)、大野先生(夏の終わりに、アンコールにリンパ節ひとり旅)が熱唱。この日は当日撮ったライブ映像を、理研IMSの6階ラウンジで反省を込めながら鑑賞。反省会はいつも9月頃にやっているが今回はちょっと遅れてしまった。

2017年11月30日(木)

岡山日赤病院でセミナー
岡山日赤の膠原病・リウマチ内科部長の小山芳信先生に声をかけていただき、第6回免疫学講座で話をさせて頂いた。昨年3月頃から5回行われており、今回(第6回)が最終回で、これまでの講師は、高濱先生(徳島)が2回、大野先生(理研)、審良先生(大阪大)、木下先生(大阪大)とのこと。今回私は再生医療と免疫のことを話した。写真は講義後の会食で、左手前から薬剤部部長の森英樹先生、循環器内科副部長福家先生、小山先生、私、腎臓内科部長蒲生直幸先生、研修医の先生。皆さんとても気さくで、楽しく話ができた。

2017年11月30日(木)

ラボの模様替え
院生室の真ん中に島状に置いてあった机6台を奥に押し込んで、入り口付近が少し広くなった。また、小さな机を移動して、そこへセミナー室に置いてあったベッドを移動。カーテンをつけて、居心地良さそうな仮眠スペースに仕立てた。これまでの使用実績からして、西村君(写真)が占有するようになるのであろうと皆が予想している。

2017年11月28日(火)

おやじの会:山田先生送別会
おやじの会の常連メンバーの一人であるCiRAの山田康広先生(右端)が12月1日付けで東大医科研に着任されることになり、会で送別飲み会を催した。山田先生、お元気で!

2017年11月27日(月)

かなえ財団助成金贈呈式
かなえ財団の来年度の助成金(100万円)に増田さんの申請が採択された。増田さんが書きはしたが、嘉島君の再生T細胞療法を固形がんへ応用するという研究のデータをベースにしているので、嘉島君が得たようなものだ。何と約15倍というすごい競争率だったとのこと。事務局長の木村豊氏が来訪して下さり、贈呈式を行った後、記念撮影。

2017年11月24日(金)

山口大学で講義
山口大学医学部保健学科で、主に大学院生を対象にした専門講義と、学生も含めて対象にした再生医療・細胞療法コースの特別セミナーで話をさせて頂いた。場所は医学部構内の霜仁会館。
京大医学部でいう芝蘭会館のようなものらしい。とても立派な庭園があり、建物はバブル期に建てられたとことことで、コンクリート打ちっ放しで、館内に大きな吹き抜けがあり、贅沢な造りだった。
最近は大学で講義すると、講義中にPCやスマホをいじる学生が多かったりするが、ここではそういう人はほぼ皆無で、とても気持ちよく講義ができた。ありがたいことだ。
講義の後、保健学科の先生方、院生さん達と。
保健学科の徳田信子先生から、講義のお礼にと、お土産を頂いた。東京駅で買われたとのこと。私はこのドラマ(ドクターX)はずっと観ていなかったが、少し前にアメリカからの帰りの飛行機の中で6本分くらいをまとめて観て、それからすっかりファンになったので、これには大うけしてしまった。他に「失敗しませんべい」とかもあるらしい。
特にこの「御意」バッジはお気に入りで、早速嬉しがって胸に付けている。

2017年11月22日(水)

第2回個体の中の細胞社会学ワークショップ
第一回(9月20日)に引き続いて第2回となる表記のワークショップが楽友会館で開催された。ウイルス研と再生研は昨年10月に統合したが、拠点事業として再生医学やウイルス感染を対象とする分野は残す一方で、新たに生命システム研究部門という部門が作られ、それに関連した事業として、「個体の中の細胞社会学」というプロジェクトが、本年度より発足した。「個体を動的な細胞の集合体として捉え、細胞分化、病原体感染、生体防御、組織修復等に関する統合的研究を行い、将来的には組織修復・臓器再生の原理解明と先端医工学技術創成につなげる」というような事業。新研究所一同で、そのような方向性に関連した研究を進められている先生方の話をきいて勉強したいと考え、本ワークショップを開催するに至った。
今回は池田靖弘先生(メイヨークリニック附属医大)、松岡悠美先生(千葉大)、篠原真莉先生(デューク大学)、久場敬司先生(秋田大学)、久保郁先生(マップランク研)、上野将紀先生(新潟大)に話をして頂いた。写真は開所長。
情報交換会で。左から小柳副所長、開所長、久保先生、篠原先生、豊島先生(ウイルス再生研)。

2017年11月21日(火)

畑君来訪
畑君が何かのついでにではあるが訪ねてくれた。教授就任祝賀会以来なので、5年半ぶり。私が桂研に移って間もない頃、彼は一回生の時から2−3年間、桂研で実験したり雑誌会に参加したりしていた。今は国立医療センターの消化器外科医。

2017年11月16日(木)

パクチーで昼食 
秘書さん3人が揃ったので、近所のタイ料理屋で昼食。辛いものが多いが、美味しい。
渡邊先生と研究員の小林さんも来ておられた。

2017年11月11日(土)

無錫旅情
所用で1泊2日で無錫へ。タイトなスケジュールで、旅情どころではなかった。とはいえ、2日目の昼食は、中々のご馳走だった。日本人は出されたものは残さず食べるのが礼儀と思っているが、中国では客が残さずに食べるとレストラン側に「足りなかった」と言っている事になるので残した方がいいとのこと。この時も、せっかくのご馳走を沢山残し、勿体なかった。無錫は北京とは離れているが、北京ダックがサーブされた。
北京ダックは、日本ではクレープのようなものに野菜類や味噌と共に皮だけを巻いて食べることが多いように思うが、北京では皮の部分(中心の皿)は左側の四角い皿の左下のザラメ砂糖につけて直接食べ、右の皿の肉が付いた皮を、クレープに巻いて食べるとのことだった。何であれ、美味しかった。
帰りの飛行機の中で。最近珍しいプルトップ。
眼下に工業団地のようなものが見えた。右上が工場エリアで、左側が団地エリアのようだ。無錫は中国では地方小都市という扱いらしいが、それでも人口600万人で、つまり大阪並の都市ということになる。中国では1000万人以上が大都市と見なされるらしい。無錫の近くの蘇州、上海はそれぞれ1200万人、2400万人とのこと。無錫近辺に写真のような大規模な工業団地がいくつも見られた。人口600万人というのも頷けるし、また中国の勢いを感じされるものでもあった。

2017年11月9日(木)

再生医療の全体像を見わたせる分かりやすい解説講座 
京都リサーチパークで、表記の講座の1コマを受け持つことになった。その前日、講座の受講者と講師による情報交換会に参加した。この日の講師の田畑泰彦先生(左端、京大ウイルス再生研)と馬場嘉信先生(中央、名古屋大学工学部)。 講座詳細HP

2017年11月8日(水)

Enrico Sesselego氏と再会 
医科研で少し仕事をした後、Negative Selectionメンバーと共に、白金台でEnrico(左から2人目)と再会。昨年4月に、NSのファーストアルバム用の曲の録音をしたのだが、彼はその時のメインエンジニア。
Enricoは、Steve Vai、Paul Gilbert、Frank Gambale、Steve Lukatherといった超一流のmusicianのアルバム作成に関わってきており、本来は私達のような素人のバンドの仕事をするような人ではないが、当時録音のことで相談していた虎岩正樹氏(写真右、音楽学校の先生、NSのキーボードの大久保氏の知り合い)がEnricoの友人で、Enricoがたまたま日本に来ていて、録音予定日が丁度空いているので、録音/マスタリングまで引き受けてくれるという話をつなげてくれたのだった。写真は昨年4月23日、前橋のスタジオで。
この時は二泊三日で、合宿形式で録音した。まずはドラムとベース、次にギター1、ギター2と順に入れる。とても緊張した。なおこの時は、右下腿骨折の術後20日くらいで、私はこの合宿に車椅子で移動しており、多くの人に大変迷惑をおかけした。
EnricoのHPのDiscographyに、我々のアルバム「Negatively Selected」も載せてくれている。とてもありがたいが、さすがに、これはちょっと気恥ずかしい。 EnricoのHP

2017年11月7日(火)

日大の湘南キャンパスでセミナー 
日本大学の獣医学科大学院主催のセミナーに呼ばれて、話をした。
セミナーのタイトルは、「T細胞の発生と再生—T細胞系列への運命決定の分子聞こうと再生T細胞を用いたがん免疫療法の開発—」。写真は、講演の最後の方に、例によって「リンパ節一人旅」を上映しているところ。
写真は、セミナー後の会食。魚病/比較免疫学研究室の大学院生の岡野雅春君(写真右端)が世話役をしてくれた。日大には、この研究室の先代の教授の中西照幸先生(左から2人目)に10年くらい前に一度招いていただいたことがある。魚類の造血系は、進化論的な意味でも、大変興味ぶかい。この日は、現教授の森友忠昭先生とはお会いできなかったが、中西先生にはセミナーも、その後の食事会にも来ていただけた。

2017年11月3日(金・祝日)

第17回さくらちゃんカップに参加 
表記のゴルフコンペが、かすみがうらOGMゴルフクラブ で開催された。 認定特定公益信託「日本白血病研究基金」への募金と広報の目的で開催されるチャリティーゴルフコンペ。前日入りし、土浦のホテルの近くの居酒屋で北村先生、岩間先生と10時ごろから夜食。岩間先生は千葉大から東大の医科研に移られることになった。
当日朝。ホテルの窓から、霞ヶ浦が少し見えた。
中西先生は朝から来られた。天気はとてもよく、コースも素晴らしかった。長いコースが多く、パー4で430ヤードとかいうのが続いたり、傾斜のきついところにカップが切られてたりして、全体に難しかったが、私以外の3人はいつも通りのスコアだった。一方、私は、このところひどいスコアであるが、さらに輪をかけてボロボロだった。今後は、なんとか時間を作って普段から少しは練習しようと思った。2時すぎにはホールアウトして、3時ごろからパーティー。
コンペは、全21組、84名。アカデミア関係者もいたが、様々な業種の人達が参加していた。こういう大きなコンペに参加したのは初めてで、雰囲気は楽しめた。とはいえ、やはりそこは自分のスコアがもう少しよくないと…。
さくらちゃんカップは日本のあちらこちらで開催されているらしい。世話役をされている水谷先生の挨拶。

2017年11月1日(水)

まほろば開店30周年 
「まほろば」は、高野川沿いの、蓼倉橋の東側にある居酒屋。毎年11月1日は、まほろばの開店記念の祝賀会になっており、常連の人達が参集する(2014年11月1日記事参照)。私は普段あまり行ってないが、この日だけは行くようにしている。名古屋出張の後、夜9時くらいから行って、遅くまで樽酒を黙々と飲んで、楽しかった。写真は店主の和田さん。

2017年11月1日(水)

AMED ACT-M「T細胞エクソソーム」第一回班会議 
表記のmeetingが名古屋駅の近くのAP名古屋会議室で開催された。珠玖先生と京大の秋吉先生は長年エクソソームの研究をされてきたが、今回はそれをいよいよ臨床試験までもっていこうという事業。エクソソームの材料としてT細胞の量産する必要があるが、そこにiPS細胞由来再生T 細胞が使えるのでは、ということで参加させて頂いた。タカラバイオ、ファイザー、堀場製作所なども参加している。

2017年10月28日(土)

第23回国際個別化医療学会学術集会
表記の学会が品川フロントビルで開催された。1999年に「国際統合未来医学会」として始まった学会とのこと。2011年から今の名称になったらしい。 学会HP 集会プログラム 
今回の集会の集会長は奥村康先生。会長講演では免疫学の歴史的な話がユーモアと適度な毒気を交えて語られ、とても面白かった。生体肝移植の免疫寛容誘導の臨床試験なども進められていて、相変わらずのactivityに感服した。
今回の集会には、本学会の名誉顧問をされている高久先生が来られていた。86歳になられているが、さすがのもので、矍鑠(かくしゃく)とされていた。
今回は、竹田先生(順天堂大)がオーガナイズされたセッションで話をさせて頂いた。松下博和先生(東大)が座長で、北野滋久先生(国がん、写真左端)、私、唐崎隆弘先生(東大呼吸器外科、写真中央)の3人が演者という構成。情報交換会の後、すぐ近くの居酒屋で2次会。左から北野先生、松下先生、唐崎先生、竹田先生、私。

2017年10月26日(木)

山口大学医学部5回生に講義 
山口大学では解剖学の大和田先生(現東北大解剖学教授)のお招きでよく講義をさせて頂いていた。大和田先生が東北大に移られてからは保険学科の教授になられた徳田信子先生に呼んで頂いて山口大に来させて頂いている。今年は、眼科の臨床特別講義として、免疫の話や再生の話という内容で、医学部の5回生に講義をする機会を頂いた。右端が信子先生の弟さんの徳田和央先生、その横が教授の木村和博先生。

2017年10月19日(木)

ウイルス・再生医科学研究所統合記念シンポジウム 
統合1周年記念ということで、東アジアシンポと合同のような形で、19日の午前中に記念シンポジウムが開催された。場所は同じ琵琶湖ホテル。ウイルス研の元所長の松岡先生、再生研の元所長の坂口先生が講演をされた。写真は松岡先生。
ゲストスピーカーとしてYale大学のAkiko Iwasaki先生、Melbourne大学のAxels Kallies先生が講演された。この会も参加者が多く、中々の盛会だった。
夕刻、先斗町で会食。左からKallies先生、Iwasaki先生。

2017年10月17日(火)-18日(水)

東アジアシンポジウム 
ウイルス研は代々東アジアシンポジウムに参加してきており、統合したことにより旧再生研メンバーも参加することになった。今回はちょうどウイルス研がホストをする番だったので、秋山先生、小柳先生らを中心に旧ウイルス研メンバーが何年か前から準備をされてきた。この時期の京都市内のホテルは高く、また大人数を連泊で撮るのは難しいということもあり、浜大津の琵琶湖ホテルで開催。研究所からは毎朝夕送迎バスで参加。40分くらいだった。
琵琶湖ホテル。1998年竣工、ちょっと印象的な意匠だ。アベノハルカスなどを設計した人(シーザー・ペリ)のデザインらしい。
天井が高く、シャンデリアも綺麗で、いい会場だった。
当研究所所長の開先生の挨拶。参加者も多く、また神経科学やがん細胞生物学のハイレベルの話が聴けて、とてもいい会だった。
会場前のロビーからは琵琶湖を見渡すことができる。コーヒーブレークの時に、ミシガンが戻ってきた。
2日目の夕刻の懇親会。
元東大医科研所長の新井賢一先生の挨拶。新井先生はこのシンポジウムの創始期から世話をして来られたらしい。
医科研の渡辺すみ子先生と、開所長と。

2017年10月16日(月)

一瀬君の論文調査会 
14時から、ウイルス再生研1号館のセミナー室で、一瀬君の学位論文調査委員会が開催された。調査委員は三森先生、江藤先生、杉田先生、専門委員はウイルス再生研の安永純一郎先生。
再生医療で起こりうる移植片への免疫拒絶反応の話(詳しくは京大HP)。 発表は堂々としていて、内容も分かりやすく、全体によくできていた。質疑にもしっかりと応答していた。
調査会後、教授室で。ちょうどこの日に、日経産業新聞にこの研究内容を扱った記事が出ていた(記事の画像)。「再生医療では免疫学的研究が大事」というメッセージが広く伝わればと思う。

2017年10月7日(土)

濱崎先生教授就任お祝いの会 
濱崎先生のCiRA教授就任のお祝いの食事会を開催した。河本研の増田さん(後列中央)と柳田研の佐藤君(後列右)が幹事役をしてくれた。祇園の「弘」で、焼肉を肴に、ワインをかなり飲んだ。後列左の小林さん(河本研の特定研究員)は月田研での濱崎さんの後輩。再生医療の中で、免疫学は今後ますます重要になると思います。濱崎先生のご活躍を祈念いたします!

2017年10月3日(火)

チュラロンコン大の方々との会談 
チュラロンコン大学はタイでは一番の大学らしい。医学系の研究所の関係者ご一行が京大を表敬訪問され、午後に1時間ほど河本研に来られた。再生医療の状況や、研究内容などについて話した。ついでに「マンガでわかる免疫学」の中国版や韓国語版を見せた上で、タイ語版を作って頂けないかとアピールしたら、かなりうけた。本当にして頂けるかもしれない。真ん中が Kiat Ruxrungtham先生で、Thai Red Cross AIDS Research Centreの副所長。前列右の女性は Pattharaporn Suntharasaj先生。後列は京大のURAの方々。

2017年9月29日(金)

横田さん送別会と中宮さん歓迎会 
今年5月から勤めてくれていた秘書の横田さんが9月末で辞められることになり、10月からは代わりに中宮さんが来てくれることになった。横田さんの最終日に、歓送迎会を催した。幹事は長畑君と藤井さん、場所はまんざら本店。
会の後、店の前で。左から2人目が中宮さん、3人目が横田さん。横田さん、ありがとうございました!横田さんの笑顔にはいつも癒されてました。中宮さん、よろしくお願いします!