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表記の会が、鹿児島で開催された。京都大学には18の附置研究所/附置研究センターがあり、一つの大学としては日本で一番多いとされている。その附置研究所/センターが連携して研究力を強化しようという目的で20年前に「京都大学附置研究所・センター会議」が発足し、その成果を社会に発信するイベントとして2005年から「京都大学附置研究所・センターシンポジウム」が始められた。以後、このシンポジウムは、連携基盤から社会への発信として、年に1回、いろいろな都市で開催されている。昨年は松本で開催された(2024年3月2日の記事参照)。 |
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今回の演者。医生研からは野々村恵子先生が参加。野々村先生は所用により現地参加が叶わず、オンラインでのライブ講演となった。 |
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今回の主催は防災研。桜島には防災研管轄の観測所があり、今回はその関係で鹿児島で開催という事になった。シンポジウムの前日の午後に、研究所長/センター長による防災研の桜島観測所の見学会が催された。鹿児島中央駅西口に集合。 |
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一行約20人で、貸切バスでのツアー。 |
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見学ツアーの概要。私は火山が大好きなので、気分は爆上がりだった。ツアーを世話してくれるのは「桜島ジオサルク」という活動で、これは「桜島サイエンスミュージム」という事業の中の一つ。このミュージアム事業は、防災研の桜島観測所(火山)と阿武山観測所(地震)、および兵庫県立大学減災復興研究科との協働プロジェクトとのこと。 |
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鹿児島港から桜島に渡る桜島フェリーはわずか15分という乗船時間であるが、その間に食べる「やぶ金」のうどんが名物であるという。昼食がまだだったので、食することに。 |
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メニュー表。 |
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山菜温玉うどんを食した。注文後30秒で提供という話通り、すぐに供された。 |
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せっかくだからと、景色のいい席を探した。 |
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前方のカウンター席が空いていた。徐々に近づいてくる桜島の風景を楽しみつつ、5分くらいでかき込んだ。 |
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この日は、午前中は曇っていて山体はほとんど見えなかったらしいが、幸運なことに、午後には天気は回復しつつあり、この時点では雲は山頂に少し残るだけになっていた。 |
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桜島側の港。こちらの港で課金される。 |
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港の近くにある防災研附属桜島火山観測所で記念写真。 |
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3つの班に分かれてローテーション形式で研究所の説明を受けた。中道治久先生(防災研教授)からは、地震計での火山活動を測定する意義などについての話を聴けた。 |
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ツアーには桜島ジオサルクで案内役をされている方々も説明役をして下さった。ローテーションで、別な場所では「チコちゃん」から地下のマグマだまりの構造と現状についての話を聴けた。大正噴火でマグマを大量に噴出して、その分一帯が30-50cmほど沈降したらしいが、現在その沈降分が元に戻っていることから、相当量のマグマがマグマだまりに補給されていて、いつ同規模の大噴火が起こってもおかしくない状態、とのこと。 |
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別な場所で「マーボーさん」から、地震計の記録法についての話を聴いた。右側にあるのはデータを管理するサーバー。 |
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桜島だけでなく南方に位置するいくつかの島々も観測の対象にしているとのこと。 |
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地震波の向きや振幅を記録したデータは、デジタルデータとして送られてくるらしい。デジタルのデータとしても何らかの媒体内に記録されるが、そういうデジタルデータは必ずしも長持ちするものではなく、意外と脆弱だという。それで、より堅牢なシステムとして、現在でも煤を塗った紙に針で引っ掻いて記録する方法も並行して行われているという。デジタルデータを、アナログデータに書き換えて保存するということだ。そんな方法がまだ生きているのかと、感心した。この煤紙上に記録されたアナログデータは、AIを使って読み込めば、簡単にデジタルデータに復帰できるらしい。 |
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10分くらいで一回りするドラムに貼り付けた紙に、地震波を記録していく。1日に1本使われるとのこと。 |
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針で書き込んでいる部分のアップ。 |
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ほとんどの観測箇所で大きな動きはなかったが、薩摩硫黄島は、現在活動期にあるらしく、火山性の地震がしっかり記録されている。 |
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波形のアップ。こうしてみると、よくみる地震波であることがわかる。それぞれが重なってしまっているが、AIを使って読み込むと、きれいに分離できるらしい。 |
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煤を塗った紙は、この部屋の右側のチャンバーで自作しているそうだ。また、回収した紙は、長期間の保存に耐えられるように、ニスを塗って煤を固定するらしい。左側にぶら下がっているの、ニスによる固定中の紙とのこと。このアナクロニズムな感じが、とても良い。 |
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2箇所目の、ハルタ山観測所。山体にかなり近い。 |
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記念写真。 |
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地震計を見せていただく予定であったが、鍵を間違えて持ってこられて、残念ながら中には入れなかった。このあたりには、地震計の他に、このあたりの坑道には、傾斜や距離の変化を精密に測定できる30mくらいの長さの計測器が設置してあるらしい。 |
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観測所の屋上から見た桜島。 |
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アップ写真。荒々しい山肌が大迫力で、素晴らしい。 |
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研究所の海側の道路には、路面が割れた跡が残されている。これは、以前に直径数十センチの火山弾が飛んできて、道の舗装面が粉砕されたのを、その記録ということであえて残してあるらしい。 |
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ハルタ山観測所見学後、島を時計回りに周った。午後2時あたりの場所から、東側を望む。 |
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桜島の北側の海は姶良カルデラというカルデラ地形の窪地に当たる。従って、見えている山並みは、姶良カルデラの外輪山という事になる。 |
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上記の写真の右側に見えている島のアップ。新島(しんじま)という名前がつけられている。江戸時代の噴火の際に海底が隆起して出現したらしい。そのため、島を形成する岩石は、堆積岩であるとの事。少人数の住民がいて、京大の観測所もあるらしい。 |
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上記の写真の左側に写っている、海中から突き出た白い柱。水位を計測するための装置との事。設置箇所は、深さ30mくらいであるらしい。 |
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東側に回り込むと、昭和火口と呼ばれる火口から白っぽい噴煙がたちのぼるのが見えた。十数年前に訪れた時には、この火口から爆発的な黒い噴煙が上がるのを見ることができたが、現在は活動が沈静化していて、主な噴火は山頂の噴火口で起こっているらしい。 |
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大正噴火で火山灰と軽石に埋もれた鳥居で、記念写真。復旧しても良さそうなものであるが、当時の人達は、あえて残そうと考えたとのこと。 |
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桜島ダイコンの収穫の最盛期は少し前だったらしい。島内の道の駅では、いくつかに切り分けて売られていた。 |
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帰りのフェリーの進行方向右側に、海側が崖になっている山並が見られた。 |
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この山並は姶良カルデラの外輪山の一部。 |
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山本衛先生(生存研所長)と案内人のチコちゃん。 |
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鹿児島中央駅に帰着後、一旦散会して、夕食の会場で再集合。写真は会食で供されたキビナゴの刺身。新鮮なキビナゴが手に入る鹿児島ならではの料理。美味しかった。 |
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味噌を使った鹿児島おでん。 |
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懇親会に参加された皆様。 |
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辻井先生の後を継いで4月から連携基盤長を務められる中野伸一先生(生態研所長)による挨拶。 |
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シンポジウム当日。会場へは路面電車で移動した。 |
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会場があるカクイックス交流センター。 |
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会場となった県民ホール。今回は現地参加571名、うち中高生461名。オンラインは462名、うち中高生41名。計1033名が参加。大盛会だった。 |
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昼食時は、「研究者と語ろう」というイベントとして、参加者が10人ずつくらいの班になって、今回の演者や、参加している研究所長/センター長と対話する会が催された。前回の松本でのシンポジウムの時から始まったイベント。今回も、アンケートで大変好評だったらしい。私も、ラサール校や鶴丸高校の生徒さん達と、1時間近くあれこれと話をした。 |
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午後には、シンポジストによる講演が終わった後、今回のシンポジストに加えて、湊総長、時任副学長、山中伸弥先生を加えたパネルディスカッションを、辻井連携基盤長のMCにより開催された。とても豪華な布陣だ。テーマは「京都大学が提案する未来」。 |
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健康、自然、技術といテーマについての討論。「健康」というテーマでは、湊先生は「若い人が死ぬのは許せない」、山中先生も「誰もが天寿を全うする権利を有する」と、医学者としての矜持を語られた。若い人へのメッセージとして、山中先生は「失敗は自分を導いてくれる宝物」「30代でようやく天職につけた」という話をされた。湊先生は「大学で自分を知る」「京大は1を100にする研究ではなく0を1にする研究」「運を掴み取る力が大事」という話をされ、最後に「京大でお会いしましょう」と締めくくられた。 |
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これは桜島の道の駅で買ったお土産で、軽石でできた植木鉢。灰色のものが多かったが、赤茶色のものを選んだ。250円。 |
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鹿児島駅のお店で買った本枯節と削り器。少々値は張ったが、これでおかかご飯を作ってみたところ、とても美味しかった。 |
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大塚製薬と京大との関係は、リバーセルも入れた三者共同研究ではなく、大塚製薬-京大との共同研究と、大塚製薬-リバーセルの技術導出に関する契約(下記参照)、という構図になっている。この日、大阪創薬研究センターで、成果の報告会があり、永野君と二人で参加。このセンターは大阪モノレールの彩都駅の近くで、2022年11月に竣工となった新しい研究所(2023年4月18日の記事参照)。共同研究は順調に進んでいる。 大塚-リバーセルの技術導出に関する契約についての大塚製薬からのニュースリリース(2021年12月16日): |
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日立-京大-リバーセルの三者共同研究では、2年前から自動培養装置でES/iPS細胞からT細胞を作ることを目指した開発研究を進めている。昨年11月に2024年度の中間報告会が開催された(2024年11月25日の記事参照)が、今回は最終報告会。順調に進んでいることが確認された。 日立・京大・リバーセルの3者共同研究についての日立からのニュースリリース(2023年3月14日): |
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会議後の会食。前回は京都駅近くの「弘」で催されたが、今回も京都駅近くの弘で、前回とは異なる店舗。コースにミニもつ鍋が付いていた。 |
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今季は寒い日が続く。この日も、朝、雪が降った。 |
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東進ハイスクールは、オンラインでの講義を中心とした予備校であるが、新宿にある本社ビルには講義室があって、ここではオンサイトの講義が行われているらしい。ここでは、受験に向けた科目の講義とは別に、二ヶ月に一回くらいの頻度で、「トップリーダーと学ぶワークショップ」という講演会+討論会のようなイベントが開催されている。対象は、中学生と、高校生(1年生と2年生)。今回、このワークショップで講師を務めることになった。 「トップリーダーと学ぶワークショップ」HP: |
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ビルの15階に立派な階段教室があり、ここで講義。左の写真は後でスタッフの方から頂いたのもの。 |
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まずは90分の講義。時間がたっぷりいただけたので、左記のように盛りだくさんの内容にした。後半のワークショップでの討論は、講義内容に絡めた形になるからか、ほとんどの生徒さんがメモを取りながら、熱心に聴いてくれた。こんなに熱心に聴いてもらえる講義は、これまで経験がなく、とてもありがたく思った。 |
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講義の後は15分の質疑応答。鋭い質問が次々と繰り出された。今回はES細胞の話はしつつ移植免疫の話は省いたのであるが、ウイルス感染症の治療のスライドの中に「HLAを欠失したES細胞を材料にする」という文言をスライドに載せていて、それについて「HLAを欠失させたらNK細胞が攻撃するのではないですか」という質問をした生徒さんがいて、驚いた。左は東進のスタッフの方が撮ってくださったもの。 |
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質疑応答が終わってから、私がワークショップのテーマを出す。今回は、左のような課題にした。講義の中で答えを言ってしまっている課題だと、画一的な議論になってしまうので、テーマの設定には苦労をした。この課題について、4-5人ずつ、計20くらいのチームに分かれ、10分間の休憩後、まずは60分間、チームの中で議論し、論点をまとめる。次の30分で、各チームが1-2分、全生徒の前でプレゼンし、生徒自身の投票により、上位5チームに絞りこまれる。 |
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5チームに絞られた時点で、私が講義室に再登場。最前列で、5チームのプレゼンを、2-3分ずつ聴き、それに対して私が2-3分ずつ講評を加える。全て聴き終わったら、その中で一番良かったチームを即座に選んで、東進のスタッフに伝える。反射神経を要する、中々タフな作業だ。 |
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どのチームも予選で選ばれただけあって、それぞれに視点がユニークで、プレゼンも上手だった。最優秀チームとして選んだチームは、課題を論理的に、しっかりとした議論ができていた。その最優秀チームの各自に一人ずつ表彰状を渡した後、副賞として、講義の中で紹介したネガティブセレクションのセカンドアルバム「辺境の街から」と、「本の表紙になったイラストシリーズ」6枚の絵葉書セットを、進呈した。その後、記念写真。今回の会は、発表スライドの準備も、ワークショップでの審査も、結構きつかったが、多くの熱心な生徒さん達に接することができて、とても楽しかった。 |
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この日の夕刻、川瀬孝和先生と今後の新型コロナ及びサイトメガロウイルス感染症治療用のT細胞製剤の臨床試験に向けた戦略について打ち合わせをした。打ち合わせの後、くうかいで会食。くうかいは連日であるが、この店はラボに近くて、料理が美味しくお酒の品揃えもいいで、訪れる頻度が高い。 |
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中防周一郎先生(京大病院臨床免疫学特定助教、向かって右端)とは少し前に野沢で開催された骨免疫学会主催のIC2NEMO(2025年1月28日の記事参照)でお会いし、面白そうなアイデアを持っておられたので、この日、共同研究に向けての打ち合わせをすることになった。打ち合わせにはうちからは永野君、西村君、間宮さんが参加した。いい打ち合わせになった。 |
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打ち合わせの後、同じ面子でくうかいで壮行会。 |
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表記の会が千葉県柏市の柏の葉カンファレンスセンターで開催された。 |
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吉村昭彦先生による挨拶。かなり前から共同研究などをされてきたとのこと。 |
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私も10分ほどの枠をもらって挨拶をした。左は最初のスライドの元ネタとして使った理研RCAIの組織図。発足当初(2002)のものではなく、2009年ごろのもの。久保先生とは理研のチームリーダーとして、同僚だった。理研RCAI時代(2002年からの約10年間)のことは、今でもよく、とても懐かしく思い出す。 |
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私は、記念写真集用に提供するためにラボニュース記事欄からかき集めた写真を、パワポを使って披露しつつ、久保先生が免疫ふしぎ未来展の打ち上げライブで「タイガー&ドラゴン」を歌われた時の動画のサビの部分(2番冒頭の「オレの、オレの、オレの話を聞け〜」)を動画で流した。 |
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久保先生がタイガー&ドラゴンを歌っている写真は、上記以外にもラボニュース記事の中に沢山あった。このスライドを見せた後は、右上の免疫学会学術集会非公式懇親会の時の動画も少し流した。 |
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2023年にKTCCの集会長をされた時は、裏医生研チャンネルで情報交換会の取材をしたので、左のスライドの後にその時の動画を少し流した。右側のQRコードはそれぞれの動画へのリンク。 |
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KTCCの抄録集の裏表紙のイラストの作成過程(2023年6月16日の記事参照)を説明。 |
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SCARDA事業の中のサポート機関として、京大がKICという機関を勧めている(2023年8月8日の記事参照)が、久保先生はKICのアドバイサー役を務められているので、京大ではよく会っている、ということを示すスライド。 |
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その後、久保先生による講演。 |
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講演の中でRCAI時代の写真。久保先生はIMSになってからも兼任で理研に在籍しておられた。 |
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懇親会。 |
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斉藤隆先生による挨拶。 |
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奥村康先生と。 |
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久保先生の奥様である鈴木しのぶ先生による挨拶。 |
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二次会は流山おおたかの森駅の近くのワインのお店。 |
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このショーケースの中のワインが飲み放題というありがたい形式だった。 |
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最後まで居た人で記念写真。楽しかった。 |
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松山祐輔さん(総合研究推進本部、向かって左から2番目)は、事務系の人の有志が参加している「お昼の校内放送」というのを主宰されている。参加者の中の一人あるいは招かれた講師がzoomで40分ほどプレゼンと討論を行う。私(河本)も一度講師をさせていただいたことがある(2024年10月23日の記事参照)。そのメンバーのお一人である金子沙代さん(吉田南構内共通事務部、左から3番目)が裏医生研チャンネルのファンだということで医生研に来られることになり、今回私と澄田先生でお迎えした。 |
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この少し前に金子さんがお昼の効果に放送でプレゼンされた時に一コマ。ピカチュウのマペットを使って裏チャンネルのYoutube動画を紹介しつつ、この「ゆるさ」が面白いということと、そして裏チャンネルのような動画が公式にアップされるのが京大らしくて良い、とうようなことを言っていただけた。 |
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せっかくなので、記念に裏チャンネルの装束で記念写真。 |
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ライムさんと握手。 |
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少し前に書いたが、日立は「Linking Society」というwebメディアで、未来に向けての課題を考える対談記事を、毎週発信している(2024年10月18日の記事参照)。内容は科学、文化、経済など、非常に広い分野をカバーしている。今回は、「細胞社会と人間社会」「科学コミュニケーション」「イノベーション」などをテーマに、日立の武田志津さん(日立神戸ラボ長)(写真前列向かって右端)、半澤宏子さん(日立神戸ラボ主管研究員)(前列左端)との鼎談のような形で話をした。この談話を元にした記事になるようだ。談話の後、3人で実験室での写真を撮ってもらったりした。最後に記念写真。楽しかった。 Linking Society HP: |
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まだ2月4日あたりから始まった今季最強最長の寒波が続いている。昨日は京都市内全域に10cmくらいの積雪があったようだ。この日の朝も、夜の間に降った雪が積もっていた。左は、朝8時ごろ、荒神橋から北を望んだ写真。 |
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この日の夕刻、秘書の宮武さんが鴨川でカワセミを見て写真を撮ったとのことで、その写真をラボニュースに載せさせて頂くことにした。これも荒神橋あたりらしい。 |
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カワセミのアップ。鮮やかな青がとてもきれいだ。鴨川で見かけることがあるという話は聞いたことがあるが、私自身は見たことがない。一度現物を拝んでみたいものだ。 |
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表記の会が福岡で開催された。集会のテーマの「温故知新」という字は、今回の集会長である瀬戸貴司先生(九州がんセンター)が書いたとのこと。素晴らしい。この会は胸腺腫/胸腺癌を対象にした外科系の先生方が中心の会であるが、これらの腫瘍の病理学や、胸腺腫に伴う重症筋無力症も扱っており、基礎医学系の先生方も参加している。そういう関係で、代表理事は臨床系と基礎系の二人が務めることになっており、2年前から基礎系の方は私が代表理事を務めている。 |
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前日入り。往路の新幹線では、新山口駅のあたりで積雪のため徐行運転となり、そのせいで20分くらいの遅れが生じた。 |
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理事会の後、理事懇親会。 |
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奥村明之進先生(大阪刀根山医療センター)は今回の理事会で代表理事を退任されることが決まった。時期代表理事は井上匡美先生(府立医大呼吸器外科)。 |
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懇親会の後、地元の先生の案内で近くの店に、有志でラーメンを食べに行くことになった。 |
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料亭でフルコースを終えた後だが、全員が完食。 |
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濃厚なスープで、とても美味しかった。 |
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九州がんセンター。私は天神のあたりに泊まったが、そこからは電車とバスの乗り継ぎで30分くらいかかった。 |
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会場。演題数51で、約100人の参加があったとのこと。 |
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集会長の瀬戸先生は、開会の挨拶で、スポーツ大会の宣誓風の挨拶をされた。ユニークだ。 |
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次回は徳島大学がホスト。次回の集会長の松井尚子先生が集会の最後に挨拶をされた。 |
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リバーセルの梶川社長、北村取締役と、久々に3人で会食。今年はいよいよ正念場なので、壮行会という感じだった。 |
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2月4日から始まった寒波であるが、この日は朝の気温が-4℃まで下がった。 |
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大学に着いてすぐに鴨川の一部が凍ってないかと思って見に行ったが、凍ってはいなかった。丸太町通りの橋の近くにユリカモメの群れがいた。 |
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一時期かなり減ったが、この何年かは、またよく見かけるようになった。鴨川にいるのはお昼の間だけで、夕方になると琵琶湖に戻るらしい。 |
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上の写真から少し後に、宮武さんが丸太町の橋から撮った写真。 |
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表記の機構の創薬サイエンス部門が主催するシンポジウムに参加した。 |
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会場は大阪大学の薬学部の構内にある大阪大学MA-T共創センター(杏の社)の2階の講義室。 |
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2階のフロア。 |
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会場。オンサイトの参加者も多かったが、オンラインでも100人以上が聴講していたようだ。 |
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総合司会は井上豪先生(先導的学際研究機構・創薬サイエンス部門・副部門長)。 |
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尾上孝雄先生(先導的学際研究機構・機構長)による開会の挨拶。 |
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辻川和丈先生(先導的学際研究機構・創薬サイエンス部門・部門長)による創薬サイエンス部門の紹介。このシンポジウムはこの部門が主催で、二ヶ月に一回くらいの頻度で、各種モダリティに焦点を当てる形で開催されているらしい。 |
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高倉先生の講演の座長は熊ノ郷淳先生。熊ノ郷先生はこの4月から大阪大学の総長になられるらしい。 |
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シンポジウム終了後、講演者でグループフォト。最初の演者の佐藤俊朗先生(慶應大)はオンライン参加であったが、他の演者は現地参加。向かって左から高倉伸幸先生(大阪大微生物研所長)、安藤美樹先生(順天堂大血液内科教授)、寺井崇二先生(新潟大学消化器内科教授)、私、保仙直樹先生(大阪大学血液腫瘍内科学教授)。安藤先生は子宮頸癌に対してiPS細胞由来T細胞を使った臨床試験(医師主導治験)の患者の登録を始めたらしい。私達の戦略とはかなり異なっている(安藤先生らの戦略はT-iPS細胞法というT細胞から作ったiPS細胞を材料にする方法で、再生T細胞はCD8αα型T細胞、私達のはTCR-iPS細胞法というiPS細胞に外来TCR遺伝子を導入して材料にする方法で、再生T細胞はCD8αβ型CTL)が、とてもパワフルに進められており、感心した。寺井先生は臨床試験の進め方はさらにパワフルで、肝硬変で起こる線維化を骨髄移植で抑制する試験などを随分前から施行しておられる。昨年の再生医療学会では大会長をされていた(2024年3月21日の記事参照)。この日は強い寒波が来ていたので、復路の新潟までの飛行機が飛ぶかと心配されていたが、問題なく帰られたとのことだった。 |
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芝蘭会は、京大医学部卒業生の会で、各地方に支部があって、年に1回、集会が開催される。今回は、竹橋のKKRホテル東京の11階の部屋で開催された。会場からの景色。 |
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プログラム。私は第一部の総会の中で約20分、医学部の最近の動向や、国際卓越研究大学への応募の状況などについて話をした。最近の動向については、伊佐先生にお願いして、伊佐先生が11月に滋賀支部で使われたスライドをいただいた。芝蘭会の方で用意をしてくれるとのことだった。それに加えて、中国医薬大学における京大オンサイトラボの開設の話(2024年11月19日の記事参照)、京大病院開設125周年の記念式典/祝賀会の話(2024年12月21日の記事参照)などをした。 |
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会場。 |
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第二部で、研究内容の紹介などを話した。 |
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イントロとして、S61(1986)卒の同級生に向けて、学生時代の写真と、最近会った同級生の写真を、数点示した。これは一年前に内視鏡外科学会の全体懇親会で撮った写真(2023年12月7日の記事参照)。 |
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新蔵先生(東大)とは毎年のように免疫学会でお会いしている。 |
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京大病院開設125周年の祝賀会にて、S61卒で集まって撮った写真(2024年12月21日の記事参照)。 |
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同級生ではないが、この会の直前のIC2NEMOという会にて、山村隆先生(国立精神神経センター)と鍔田武志先生(東京科学大)の写真。 |
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このスライドを使って、少しSTAP細胞事件について言及。「風化させてはいけない」というような話をした。 |
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研究内容の紹介をした後、最近テレビ番組に出演して、ウイルス感染症治療用のT細胞の話をした事を紹介した。これは「いまからサイエンス」(2024年10月17日の記事参照)。 |
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これは「林修の今知りたいでしょ」(2025年1月23日の記事参照)。 |
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今年12月に開催する免疫学会は私が大会長を務めるが、副大会長の4人も京大医学部出身者であるので、ポスターの中の似顔絵の部分を示した。 |
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もう一人の講演は水野篤先生(2005年京大卒)(聖路加国際病院循環器内科・QIセンター医療の質管理室室長)で、講演タイトルは「医療現場における実装科学と行動経済学」。医療の質をどう評価するかという話で、熱弁を振るわれて、とても面白かったが、私が少し講演時間を超過したために、水野先生の講演時間が短くなってしまい、申し訳なかった。 |
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懇親会。 |
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芝蘭会東京支部長である大髙道也先生(1972年卒)による挨拶。 |
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61卒で集まって記念写真。向かって左から大久保憲一先生(東京科学大病院呼吸器外科)、佐田文宏先生(中央大学保健センター)、金丸晶子先生(東京都健康長寿医療センターリハビリテーション科)、新蔵礼子先生(東京大学定量研)、私、森貴久先生(湘南鎌倉総合病院脳血管障害予防センター)。 |
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芝蘭会雑誌部の記者として木田雄大さん(3回生)(向かって右端)、西野純平さん(2回生)(右から3人目)が参加。向かって左端は板東徹先生(聖路加病院呼吸器科センター長)。 |
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ちゃんとした写真スタジオでグループフォト。 |
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表記の会が野沢温泉で開催された。この時期に開催されてきた骨免疫学会ウインタースクールの発展形。昨年の骨免疫学会ウインタースクールは、精神神経系の研究者との合同開催となり、「Neuro-osteoimmunology summit」と名打たれた(2024年2月1日の記事参照)。今年はさらにそれを発展させて、内分泌/代謝の人も加わって「International Conference on Immunity and Cognition: integration of multidisciplinary approaches in Neuroscience, Endocrinology, Metabolic biology and Osteoimmunology (IC2NEMO)」という名前の会になった。豪華な顔ぶれの招待演者が60名近くいて、とても豪勢な会だ。 |
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京都から野沢に行く経路としては、サンダーバード号で敦賀、敦賀から飯山まで新幹線、飯山からバス(野沢ライナー)を使う。写真はサンダーバード号の車窓から見えた琵琶湖の北端。雪が全くない。今年の雪は、正月の前後に東北や北陸の一部で被害が出るほどの豪雪だったのに、この辺りには降っていないようだ。 |
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会場の朝日屋旅館。野沢の中央バスターミナルのすぐ近く。 |
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集会場。 |
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今回の集会長である古屋敷智之先生(神戸大学)。オーガナイザーは小林泰浩先生(松本歯科大学)、澤明先生(Johns Hopkins University)、高柳広先生(東京大学)。古屋敷先生は近々東京科学大学に異動されるとのことだった。 |
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夕食の会場。 |
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瀬藤光利先生(浜松医大)と。瀬藤先生とは2014年のヒト細胞学会学術集会(2014年8月30日の記事参照)以来だ。 |
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北村先生、和田森由紀子(東大柳井秀元研大学院生)さんと。和田森さんは昨年8月のサマースクールと免疫学会に来ていて(2024年12月3日の記事参照)、免疫学会の時にウインタースクールの話を知って今回の参加となった。元気な人だ。 |
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夕食のホールの一部を仕切って作られたスペースで、23時までFree discussion。この日の宿泊は藤尾圭志先生(東大)と同室で、Free discussionの後、部屋に戻ってから日本酒を一献傾けつつ、あれこれと話をした。 |
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2日目、午前中のセッションが終わった後、お昼のポスターセッションの時間に、有志でゲレンデへ。あいにく天気があまり良くなく、早めに引き上げて、日影ゴンドラ乗り場の近くのゲレ食で遅い昼食。向かって左から、鍔田武志先生(東京科学大)、高柳先生、小林先生、小池進介先生(東京大学;東大医学部スキー部OB)、岡崎美音さん(東大医学部5回生;医学部スキー部)、大渕理真さん(東大医学部2回生;医学部スキー部)。この日は天気が悪く斜面の凹凸がうまく見えない上、雪とガスで視界が悪い中を、スキー部関係の人達はすごいスピードで滑っていて、激しく「置いていかれた感」を味わった。特に大渕さんは、話を聞けば中学生の時に八方でSAJの1級、大学に入って年齢制限があった準指導員に合格して、八方でスキーを教えたりしているという基礎スキーの強者で、とてもきれいなフォームでビュンビュンとばしていたのが印象的だった。私はスカイラインの入り口あたりで強風による地吹雪をくらい、メガネに雪がこびりついて見えなくなり、コース脇の新雪に突っ込んで転んでスキー板が外れたところを、大渕さんが駆けつけてくれて、助けてもらったりした。ありがとうございました。 |
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午後のセッションの直前、旅館からみた風景。この数時間で、新たに20-30cmくらい積もっている。 |
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山村隆先生(国立精神神経センター)による講演。山村先生にはこの週末に東京で開催される芝蘭会東京支部総会での講演会でもお世話になる予定。ちなみに山村先生はジャズピアノの名手で、これまで何度かNegative Selectionと共演いただいている(2013年6月3日の記事参照)。 |
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会食時に、最優秀演題賞の表彰。受賞者は岩本莉奈先生(松本歯科大)、中村和貴先生(東大)、蘭子国先生(京大)、中野僚太先生(昭和大学)。写真は向かって左から小林先生、岩本先生、中野先生、中村先生、蘭先生、高柳先生、澤先生。 |
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Free discussion timeに、京大湊研関係者と。向かって左から石田昌義先生(松本歯科大)、私、山中宏二先生(名古屋大)。山中先生は私より6歳年下だが、湊研ではかなり上の先輩。 |
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写真向かって右から宮島倫生先生(東大高柳研准教授)、和田森さん、伏見萌音さん(高柳研大学院生)。伏見さんには免疫学会のポスターをもらって頂いた。 |
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2日目、3日目は笠井淳司先生(名古屋大学)(向かって右から二人目)と同室。流れで集まった人達と12時過ぎまで部屋飲み。笠井先生のお父上は杜氏であったとのことで、笠井先生はそれで日本酒に関しては味がよくわかる、というような話をされていた。笠井先生のお隣の女性は林朗子先生(理研脳センター)。 |
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3日目のお昼のポスターセッションの時間も、有志でゲレンデへ。私は正午頃まで研究所関係のオンライン会議があったので、昼食から合流。カレーを食べにパラダイスゲレンデのパノラマレストラン「ぶな」で集合の予定であったが、この日は休みだったので、その隣の「白銀」で昼食。向かって左から二人目が澤明先生(東大医学部スキー部OB)。 |
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この日は天気がよく、雪質もいい感じだった。荒瀬尚先生(大阪大学、写真向かって左端)は、相変わらずシュナイダーコースの最後の方の急斜面のコブをモーグルのような滑りでガンガン滑られていた。 |
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夕方のセッションの後の会食時、朝霧成挙先生(山口大)、本橋ほづみ先生(東北大)と。本橋先生からは河岡慎平先生(東北大)の活躍ぶりについての話を聴けた。 |
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今回は東大医学部スキー部の現役生らが学会の運営の手伝いに来てくれていた。Free discussionの時に、そのうちのお二人に免疫学会のポスターをもらって頂いた。写真中央は、昨日ゲレンデで私を介助してくれた大渕さん。左は湯淺芙紗子さん(東大医学部3回生)。 |
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Free discussionの最後の方に林先生(写真向かって右から二人目)らと話をしていたら、「カラオケに行こう」という話になり、ネットで検索してホテルから徒歩5分くらいのところに、一軒、夜1時までやっている店を発見。カウンターのある部屋の奥におあつらえ向きの個室があり、そこで閉店まで楽しんだ。 |
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最終日、オーガナイザーから医学部スキー部の現役生らに感謝の言葉がかけられた。ここに写っている四人と、前出の岡崎さん。質疑応答の時間にマイクを持って行ったり、高柳先生のお子様の世話をしたりと、大活躍だった。旅費や宿泊費は無料にしてもらっているということらしいが、結構大変だと思われる。スキー部の先輩(この場合高柳先生と澤先生)が企画するイベントに御奉仕、という感じであろうか。ありがとうございました。 |
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この日の午後、表記の医生研主催イベントが芝蘭会館稲盛ホールで開催された。 |
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会場。病原体が感染すると、体内では、細胞内、体細胞、免疫細胞などいろいろなレベルでのせめぎ合いが起こり、「感染症」という複雑な病態になる。今回は、そういう相互作用の話が沢山聴けて面白かった。 |
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オーガナイザーと演者によるグループフォト。 |
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芝蘭会館の向かいのシランカフェで情報交換会。医生研の教授と演者が参加。 |
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医生研の教授と演者によるグループフォト。 |
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この週、表記のイベントが時計台記念館で開催された。 |
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看板。 |
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会場。来場者は、それぞれの発表に、コメントを書き込んだ付箋を貼りつけることができる。開場してすぐだったので、まだ貼り付けられた付箋は少ない。発表者はできるだけ会場に来ることが推奨され、さらに会期中には「京都の企業50名と京大研究者50名の大交流会」という交流イベントや、グループセッションなどの発表者同士の交流イベントなどもあるようだ。ただし、今回私はずっと別な学会などがあって、最初の30分の来場だけだった。 |
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1枚の絵あるいは写真と、3枚の短文(200-300文字)だけの表示で、名前も所属も書かないという形式。絵/写真には、研究内容の説明などで使うポンチ絵はNGとのこと。私は「免疫細胞療法」をテーマにして、免疫学会のポスター用に描いたイラストの一部を使った。「皆に問いたい」「私が追っている不思議」「これまでやってきたこと、やろうとしていること」という三つの項目を、それぞれ、200字以内、300字以内、300字以内で作文する。発表者は、会の終了後、コメントの書かれた付箋をもらえるとのこと。 |
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一般的なコメントを書いて貼るボードもあった。面白いイベントだ。 |
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Yale大学に留学中の嘉島相輝君が河本研を来訪。ラボ内でセミナーを開催。David Braunという人のラボで、腎細胞がん特有のがん微小環境について、とてもいい研究をしている。 |
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教授室で記念写真。 |
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有志で「くうかい」で会食。 |
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テレビ朝日系1月23日木曜日夜8時から放映の「林修の今知りたいでしょ」に出演した。今回のテーマは「緊急特集!感染拡大インフルエンザ&冬に気をつけたいアレルギー」ということで、私はインフルエンザの枠で関雅文先生(埼玉医科大学)と一緒に教壇に立った。1月30日夜8時までは番組の見逃し配信サイトか、Tverで観られる(以下リンク参照)。 番組見逃しサイト: Tver: |
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まずはインフルエンザに関する話題。 |
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関先生が、インフルとコロナのダブル感染は、単独感染と比べて特に症状がひどくなる訳ではないと解説。 |
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引き続いて関先生が、ダブル感染は怖くないが、インフル感染後に細菌による肺炎が起こることが多いという話をされた。 |
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隠れインフルエンザの話のところで登場。「山中先生がかつて在籍していた研究所の所長」として紹介された。 |
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免疫学の権威ということになっていた。「隠れインフルエンザ」について説明。 |
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2年間インフルエンザがほぼ発生がなかったことで免疫が弱っていることが今年の大流行の大きな原因であると説明。 |
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昨年(2024年)は夏にもだらだらとインフルエンザの感染が続いたので、抗体を持っている人が一定数いて、そういう人は症状が軽くなるので「隠れインフルエンザ患者」としてウイルスをばら撒いている可能性がある、と解説。 |
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ここで林先生は「自分はこの50年間一度もインフルエンザに罹ってない」という話をされ、「罹る人と罹らない人の差はどこから?」という話になった。 |
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「私も学生の時以後はほとんど風邪もインフルも罹らなくなった」という話をしてから、歳をとるにつれて免疫記憶が蓄えられるので、風邪やインフルエンザに罹りにくくなると説明。あまりにも当たり前の話だ。 |
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林先生は若い時に十分免疫記憶を獲得したと説明した。 |
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若い時にできた免疫記憶はしっかりしているという一般論を説明。 |
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すると林先生は幼稚園でとても沢山感染症に罹ったという話をされた。 |
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伊沢さんが「林君は免疫でも学習が早かったんですね」と発言。 |
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ここから「免疫力を上げるための方法」という話に。 |
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簡単で効果があるのが「お昼にリラックスすること」と解説。 |
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ここでバカリズムさんが水野さんと宮部さんに「どんな方法が一番効果があるでしょうか」と質問。水野さんは「音楽を聴きながら瞑想」と答え、宮部さんは「昼寝」と答えた。 |
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そこで「正解です」「寝るのが一番交感神経を緩める効果がある」と説明。 |
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ただし、瞑想、音楽鑑賞、散歩など、好きなことをしたてリラックスしたら同じような効果があると説明し、その流れで「私も昼休みに仕事をするふりをしてこっそりとYouTubeで音楽を聴いたりしている」とポロッと話をしたら、その部分はしっかりと採用されてしまった。 |
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何年か前に「ガッテン!」に出演した時に解説した「お昼は交感神経が働いてリンパ球がリンパ節にとどまる」「リラックスしたらリンパ球が出ていく」という話を紹介(2018年10月31日の記事参照)。これは鈴木一博先生(大阪大学)の研究成果。 |
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リンパ球は勉強しているばかりではダメで、「リンパ節から出してあげることも大事」と説明。 |
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伊集院さんが「免疫力を上げる薬はないんですか?」と質問。 |
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私は「免疫チェックポイント阻害剤を使うと免疫力を全体的に上げることができるが、自己免疫反応が出やすい」と説明したが、その部分はカットされた。その後、特定の免疫だけを与える治療法として、河本研が進めている再生キラーT細胞療法を紹介した。 |
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「キラーT細胞はウイルス感染細胞を殺すことで感染の拡大を防ぐ」「このキラーT細胞を薬のように使う」と解説。イラストを使ってもらえた。 |
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キラーT細胞はウイルス感染細胞やがん細胞を殺傷できるとナレーションが入る。 |
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医生研が登場。 |
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ラボの細胞培養室で撮ったシーン。 |
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板原君がディープフリーザーから細胞を取り出すシーン。 |
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再生キラーT細胞が入った凍結チューブ。 |
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再生T細胞がウイルス感染細胞(肺胞上皮細胞)を殺傷する動画が流された。板原君が撮ってくれた。写真は再生T細胞を加えた直後。 |
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感染細胞がどんどん死んで凝集塊になっていく。死んだ細胞が赤く染色されるようになっている。 |
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12時間後。感染細胞はほとんど死滅している。死細胞の凝集塊の横に丸く膨らんでいるのはアポトーシスを起こした細胞に見られるブレブという袋状の突起。以下のこの動画と、コントロール実験の動画のリンクを貼っておく。 この動画: コントロール実験の動画: |
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林先生が「他のウイルスにも使えますか?」と質問。 |
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このあたりが一番言いたかったところ。「SARS、MERS、鳥インフルなどのような怖いウイルスに対しても細胞製剤を作って備蓄しておけるし、未知のウイルスによるアウトブレイクが起こっても2-3ヶ月で日本人の9割以上をカバーできる細胞製剤を作れる」と話をした。 |
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そして、「ウイルス感染で死ぬことがなくなる時代が来る」と言わせてもらった。 |
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ここからは後半のアレルギーの話。私の出番はしばらく無し。6人の学友の血液中のIgE抗体が測定された。この3人は問題なし。 |
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この3人はアレルギー反応あり。 |
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そのうち一人の小島さんは色々な花粉に対するアレルギーが検出された。 |
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アレルギーの部の話題。 |
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解説は矢上晶子先生(藤田医大)。冬は肌が荒れがちなので、荒れた肌に食物が付着すると感作が起こって食物アレルギーを発症する機会が多くなるという話をされた。 |
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そこで、保湿が大事という話。 |
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次に、新しいタイプのアレルギーの話。一般の人で果物に対するアレルギーを持っている人を調べたところ、3人について、新しいタイプのアレルギーが見つかった。 |
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新しいタイプのアレルギーというのは、花粉へのアレルギーを持っていると、交差反応で果物などの食物アレルギーを発症するという話。 |
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花粉と果物の交差反応の対応表。 |
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次にアレルギーの「コップ理論」と「てんびん理論」の話。アレルゲンに対する反応が溜まってコップが溢れるくらいになると発症するというのがコップ理論ということらしく、従来はコップ理論が主流だったらしい。 |
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矢上先生は「現在の主流はてんびん理論」と解説。 |
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色々な要素が加わって免疫力を上回るとアレルギーが発症するというモデルらしい。 |
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上図であれば、免疫力を上げればアレルギーを治せるように見えるので、林先生がそのように質問。 |
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ここで私が再登場。アレルギーは過剰な免疫反応なので、単に免疫力を強めるだけではうまくいかないと説明。 |
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免疫力を単にあげるのではなく、うまく整えるとアレルギーを治せる可能性があると解説。 |
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ここで、「私の友人が理研でそういう研究をしている」と言って、大野先生を紹介。この時、スタジオでは「大野先生とはNegative Selectionというバンドを一緒にやっていて、大野先生はボーカリスト」と言って、その場でのウケは良かったが、さすがに、採用されなかった。 |
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ある栄養素がカギ、と前フリ。こういうのは、勿論、台本があって、私はその通りに話をしているだけ。 |
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どういう経路で入手されたのか知らないが、石井優先生(大阪大学)が撮られた、制御性T細胞(Tレグ細胞)が樹状細胞とT細胞の間に割り込んで免疫反応を抑制している動画が流された。 |
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その後、大野先生が登場。平成5年の紫綬褒章受賞者であることも紹介された。 |
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すごいドアップのショット。 |
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カギとなるのは食物繊維、と解説。 |
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食物繊維はクロストリジウム属の細菌の餌になって、酪酸が産生され、それが腸管でのTレグの生成を促進する、という話。マウスでの実験データが示された。 |
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エンディング。先週の水曜日に河本研でのロケ、金曜日にスタジオ収録で、今週の木曜日に放映という、すごいスケジュールで編集をされているのに、驚いた。もっとも、今回の話題は時事性があるので、タイミングを考えて突貫作業になったということらしく、普通はもう少し余裕を持って編集するらしい。 |
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テレビ朝日系1月23日木曜日夜8時から放映の「林修の今知りたいでしょ」に出演した。今回のテーマは「緊急特集!感染拡大インフルエンザ&冬に気をつけたいアレ
ルギー」ということで、私はインフルエンザの枠で関雅文先生(埼玉医科大学)と一緒に教壇に立った。1月30日夜8時までは番組の見逃し配信サイトか、Tverで観られる(以下リンク参照)。
番組見逃しサイト: Tver: まずは左のサムネイルと次の一枚の画像だけを出すが、来週にはもう少し詳しい記事を書く予定。 |
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私は「隠れインフルエンザ」が発生する仕組みの話と免疫記憶についての解説をした後、「免疫力を上げるにはお昼にリラックスするのが良い」という話をして、その流れで、「ウイルス治療用T細胞製剤」の話(2024年7月30日の記事参照)を紹介した。なお、ウイルス用T細胞製剤はES細胞をベースとしているが、この番組ではiPS細胞からT細胞を再生、という文脈での紹介になった。とはいえ、「未知のウイルスによるパンデミックが起こっても、2-3ヶ月で治療薬を作れる」「ウイルス感染による死が無くなる時代がくる」という大事なメッセージを言った部分は採用された。 後半のアレルギーの話では、矢上晶子先生(藤田医大)がずっと話をされたが、私は最後の方に、理研の大野博司先生の研究を紹介する役割で、少し登場した。大野先生はビデオで登場され、「食物繊維がTregを増やす」という話をされた。その大野先生の紹介の際、スタジオでは「Negative Selectionというバンドを一緒にやっていて、大野先生はボーカリスト」と言って、その場でのウケは良かったが、さすがに、採用されなかった。 |
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表記の会が南部総合研究棟で開催された。 |
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セミナーは、國澤純先生(医薬基盤研)によるセミナー。腸内細菌の話を沢山聴けた。一万人以上の人のデータを蓄えているのがすごい。年齢、性別、BMIなどのデータと、特定の菌種との相関関係などを解析することができる。 |
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新年会。 |
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國澤先生、濱崎洋子先生(CiRA)と。 |
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上野研と村川研の若い人達と。こういう交流が持てるのはいいことだ。 |
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毎週木曜日20時からにテレビ朝日系で放映されている「林修の今、知りたいでしょ」に出演することになり、この日、六本木のスタジオで収録があった。 |
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放映は左の予告にあるように、テレビ朝日系で、1月23日木曜日夜8時から。インフルエンザの話とアレルギーの話ということで、私はインフルエンザの話で関雅文先生(埼玉医科大学)と一緒に教壇に立つ予定。ウイルス治療用T細胞製剤の話(2024年7月30日の記事参照)も紹介されると思われる。アレルギーの話では矢上晶子先生(藤田医大)が話をされる最後の方に少し登壇する予定。 |
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医生研の助教を中心とした若い人達の呼びかけで、交流の場として、定期的に「LiMe Happy Hour」と称する懇親会が開催されることになった。計画としては、各奇数月で、5月と9月はそれぞれ新所員歓迎会、リトリートがあるからパス。ポスターは、私が基本型をデザインした。「がんゲノム医療」という本のカバーイラストから拝借した。 がんゲノム医療やさしい系統講義(2023年4月11日刊行): |
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この会は医生研全体を対象にしていて、教員だけでなくテクニカルスタッフ、秘書、大学院生などにも参加をしてもらいやすくするため、教員は一律1000円、それ以外はタダという破格の企画。PIからの寄付はある程度期待できるものの、少しでも安く料理やお酒を用意する必要がある。そこで、「できるだけ安く、量があって、それほど手間もかからず、美味しい物を提供できる方法」を提示するということで、第一回については、食べ物に関しては私が受け持つことにした。ラボのスタッフと共に、近くのライフに買い出し。なお、この日は普段乗っているアウトランダーを息子に貸したために、妻が乗っているランエボXを借りた。 |
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あれこれネットなどで調べたが、オードブルのセットとして一番安いのが、ライフのセットで、4人前で税込1900円。一人前で500円くらいで、十分な量がある。他のケータリングでは多くが一人前1000円以上するので、かなり安いと思われる。8つ(32人前、約15000円)を1週間前に注文して、この日に受け取った。 |
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河本研のmeeting roomのテーブル(3つ)と椅子(22脚)を提供した。 |
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お酒はビール24缶x2(約1万円)がベース。それ以外は差し入れに期待。今回は坂口志文先生からワインやビールを寄付頂いた。 |
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お酒を飲めない人用に、ノンアルもしっかりビールやチューハイ味を用意されていた。カウンターの上に置いてあるボウルには、「ポテチ食べ比べ」というイベント用のポテトチップスが入っている。 |
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今回のメインは焼きそば。生麺の焼きそば3人前(180円)、豚肉の細切れ(300円)、もやし(40円)、カット野菜(130円)で三人前が作れるので、一人前200円強。安い。河本研のホットプレート2台を提供した。基本食材は3人前x10ラウンド分なので、約6000円。それ以外に、青のり、鰹節、紅生姜、マヨネーズなども用意した。 |
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坂口研からの寄付で、お菓子やおにぎり。 |
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河本研調達分とは別個の食料として、ピザも供された。 |
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17時から開始。 |
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受付役のスタッフテーブル。 |
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ロビー側に用意したテーブルも満席。 |
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焼きそばを1時間くらいで5ラウンド作り終わり、ほっこりしているテーブル。1ラウンドで3人前を作っているが、それを6人くらいに配っているので、30人分くらい作ったことになる。もう一つのテーブルでも同じくらい作ったので、焼きそば班としては、合計60人分くらい作ったことになる。 |
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17時に始まり、19時ぴったりには終了。Happy Hourの提唱者、松浦顕教先生が挨拶。真ん中あたりに、河本研のゲストとして参加された北村俊雄先生(東大名誉教授、神戸先端医療研究センター長、Negative Selectionのドラマー)が居られる。この後、皆でお片付け。 |
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片付けが終わった後、今回の会のオーガナイザー+有志で、河本教授室で反省会。今回は、第一回としては大成功だったと言えよう。次回に向けての建設的な意見が交わされた。 |
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表記の会で話をさせて頂いた。日本語では免疫同盟セミナーシリーズというようだ。2ヶ月に一回の頻度で開催されているらしい。 |
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左上から、オーガナイザーのChristina Zielineki教授(Leibniz-HKI,Jena) 、竹内理先生、今回の演者である私と、Andreas Diefenbach教授(シャリテー – ベルリン医科大学)。 |
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Diefenbach教授はILC3によるIL-22産生の話をされた。その冒頭に、2018年の国際ILC学会用に私が描いたイラスト(2018年1月23日の記事参照)を示してくれた。 |
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毎週木曜日20時からにテレビ朝日系で放映されている「林修の今、知りたいでしょ」に出演することになり、この日、京大での撮影があった。 |
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Children’s National Hospitalではthird partyのVirus-specific T cellを用いた治療法の開発を進めていて、米国のあちこちにネットワークを形成中との話だった。日立はそのための施設整備に関与しているようだ。将来的には多能性幹細胞由来のT細胞を使う戦略も検討したいという話で、この日の午後、医生研の会議室で打ち合わせを行なった。写真は、その後の会食。 |
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2024年12月27日に、表医生研チャンネルに、「ES細胞由来再生キラーT細胞によるコロナ治療」の戦略を紹介する動画がアップされた。内容は、昨年7月にニュースリリースを出した時と同じ(2024年7月30日の記事参照)で、ファイル10(本編)は私の他に川瀬栄八郎先生、中馬新一郎先生、牧野晶子先生に出演頂いていて一般的な説明、番外編の方では、私が詳しく解説している。これらの2本は、お正月休みの間に視聴数の伸びが好調で、休み明けの1月6日に本編が3300再生、番外編が2200再生になっていた。その後数日間、再生回数は急激に伸び、1月9日には本編は1万再生を超えた。現在は、本編1万6千回、番外編は1万再生くらいで落ち着いている。多くの人に観ていただけているのは、ありがたいことだ。 File10:キラーT細胞製剤でウイルスと戦う 再生免疫学分野 File10番外編:河本教授による解説 |
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左図は戦略の概要。「治った人の免疫記憶をES/iPS細胞に移植する」という発想をベースにしている。 |
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この日の昼食時に、表記の会が京都リーガロイヤルホテルで開催された。5年ぶりということらしい。100人以上が参加し、盛況だった。 |
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血液内科教授の高折晃史先生による挨拶。京大病院の病院長でもある。 |
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高折先生が現在の病院の状況などについて、スライドを使って説明。左図は、京大病院の施設整備が一通り終わったという話。 |
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高度急性期医療の体制が整ったという話。 |
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今回の同窓会参加者の中の最長老、吉田弥太郎先生(医仁会武田病院)による挨拶。1960年卒とのことなので、90歳が近いくらいのお歳だと思われるが、メモも見ないで、「血液学会は設立以来ずっと京都に事務所がある」という話や、昨年の血液学会集会で高折先生の奥様がフルートの演奏が素晴らしかった話(無伴奏でリベルタンゴを演奏された話)など、割と長い挨拶を整然とされていた。 |
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久々の同窓会ということで、コロナ以降に入局された先生方が、年度ごとに紹介された。写真は今年度入局した人達(確か一名欠席だったと思う)。多くの入局者があって、医局として安泰な感じだ。 |
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錦織桃子先生(人間健康科学科教授)と。錦織先生には、少し前、紹介した患者を診ていただいた。大変よくして頂いたようだった。ありがとうございました。 |
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表記の会が久々に開催。前回(2024年7月19日の記事参照)に引き続き、リバーセル関連の会になった。 |
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窓からの景色。この日は前記のように冬型気圧配置で、朝方には雪が降ったりしたが、お昼には雪雲は少し北へと後退した。 |
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この昼食会は、勉強会を兼ねている。この日に私が紹介した論文は、少し前にCellに出た論文(187:7008-7024, 2024)で、KIRの変異型の出現がHLAの特定のアリルの拡大に繋がったという話。一般にはHLAの特定の遺伝子型が拡がって定着するのは、特定の病原体による感染症が契機とされるが、この研究では異なるメカニズムが紹介されている。具体的には、デニソワ人との交雑によってオセアニアの原住民であるアボリジニにKIR-3DL1の変異型が流入し、それに合わせて、KIR-3DL1のリガンドとしてその変異型への結合力が強いHLA-A*2402が、アボリジニの人達の中で拡大したという話。壮大な話で、佐治先生にも喜んで頂けたようだった。HLA-A*2402は東アジアにも多く、特に日本では近隣国に比して多い(日本人の約6割が保有)。これはおそらく別な淘汰圧がかかったということであろう。 |
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表記の会がオンラインで開催された。華中科技大学は武漢にある大学で、医学系と理工系を特徴とする。今回の会は、主にがん免疫に関する話題に焦点が当てられた。 |
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オーガナイザーの一人が、同大学のLi Su教授。 |
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Li Su先生はかつて私が湊研にいた頃に大学院生として在籍しておられた。左はその当時の写真。自分(河本)のプレゼンの際に、イントロのスライドとして用いた。 |
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今季最大の寒波の襲来ということで、この日の午前中、京都でも雪が降り、少しだけ積雪があった。写真は教授室から。 |
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少し前に記事にしたが、京都大学は中国医薬大学にオンサイトラボを持つ事になり、その件について昨年11月に先方のキャンパスで記念式典が行われた(2024年11月19日の記事参照)。この日、その維持管理についての打ち合わせが行われた。打ち合わせは萩原先生主導で行われ、部屋はCCIIの一室。CCIIは開所式の際には表玄関から1階のカンファレンスルームとロビーには入ったが、今回は西口から3階に入った(2024年11月12日の記事参照)。写真はCCIIの西面。 |
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打ち合わせの後、研究スペースなどを見学させていただいた。この建物の本体は円形で、その中心は螺旋階段になっている。かっこいい。 |
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螺旋階段を軸に研究スペースがあり、その外側に居室や打ち合わせスペースが配置されている。写真は萩原先生。 |