トップページ > ラボニューストップ > ラボニュース2022

ラボニュース 2022

2022 >2021>2020>2019 >2018 >2017 >2016 >2015 >2014 >2013 >2012 >2011 >2010 >2009 >2008

2022年6月18日(土)

京都大学創立125周年記念式典と記念フォーラム
表記の行事がロームシアター京都で開催された。少し前に125周年記念事業に寄付してピンバッジをもらった話を書いた(2022年6月1日の記事参照)が、今回の行事はその事業の一環。
中庭ではアカデミックマルシェと称して京大関連グッズの販売や研究活動の紹介などが行われていた。
A1-A9のテント。
京大オリジナルグッズ。
ここも京大オリジナルグッズ。制帽がかっこいい。総長カレーは648円(税込)。なおこれら京大グッズは時計台記念館にある京大ショップで販売している。オンラインショップもある。

京大ショップ:
京大オリジナルグッズオンラインショップ:
京大工房が作った製品のコーナー。円周率コースターを買った。
京大工房のHP:
まずは記念式典。メインホール1階席は招待客と京大職員。職員関係者は基本的には部局長と本部のスタッフだけという感じだった。2階席と3階席は、京大生や高校生の希望者の中から抽選で選ばれた人達。席はコロナへの配慮で一つ飛ばしだった。現地参加人数は限られていたが、Youtubeでライブ配信していたようなので、誰でも視聴することができた。
式典の様子。撮影禁止だったので、ネット(毎日新聞記事、下記)から拝借。どうして「125」周年なのかという点については、「25年という区切りは、世代の交替にあたる」という話をされた。四半世紀という言葉もあるし、実感としてはいい区切り方かもしれない。大学で言うと、例えば教授は40歳以上がほとんどなので、25年経つと総入れ替えになるな、とも思った。
毎日新聞記事:
続いて記念フォーラム。豪華なラインアップだ。どの先生の話も面白かったが、特に小林先生の話は、量子力学の歴史の中で自分の理論がどういう位置づけになるかを非常にわかりやすく語られ、素晴らしかった。
登壇された4人の演者によるパネルディスカッション。この写真もネット(毎日新聞記事)から拝借。「科学を歴史の中で考える」(吉野先生)「研究には波があり自分の考えを熟成されるのには時間がかかる」(小林先生)「世界と戦うには資金がいる」「情報過多だとサイエンスの方向性を誤ることも起こりえる」(本庶先生)「分別力を培うよりも創造力を培うような教育が必要」「友人から学ぶことは多い」「海外で学ぶことは大事」(野依先生)などの発言が聴かれた。
現地参加者に配布された記念品。萩の月はおいしかった。

2022年6月17日(金)

岩井先生らと打ち合わせ
岩井一宏先生(京大医学部長/医学研究科長)と、岩井研の特定研究員である九野宗大先生が来られ、マウス胎仔胸腺組織の培養法について話をした。
岩井先生は桂研出身なので、医生研のOBとも言える。左は桂研の年表。時々講義などで使っている。なお、在籍期間は必ずしも正確ではない。
          

2022年6月14日(火)

十全医学総会・学術集会
表記の会が金沢で開催された。先週の秋田/栃木出張に続いて、現地への出張。やはり現地に行くのはいい。写真はサンダーバード。これに乗った。
会場は金沢大学医学部構内にある十全講堂。
プログラム。学術集会のテーマは「細胞療法」。今回は、外部からの演者としては、私と、坂口志文先生が招かれた。
時間がたっぷりいただけていたのと、座長からのリクエストがあったこともあって、急遽、講演の中で「リンパ節一人旅」の映像を観ていただくことにした。
坂口先生は、今回はヘルパーT細胞を制御性T細胞に転換して自己免疫疾患の治療に使うという開発研究について話をされた。遺伝子改変などを加えるのではなく、培養だけでエピジェネティックに安定した制御性T細胞になるという話だった。
会の終了後、関係者で記念写真。
14日は金沢に宿泊。写真は翌朝、ホテルの窓から見た金沢駅。
復路のサンダーバードの車窓から。湖西線を通るので、進行方向に向かって左側の席につくと、琵琶湖が観れてちょっと得をした気分。
サンダーバードで思い出したが、20年くらい前、バイトで関西電力大阪北支店の産業医をしていて、社内報のようなものにコマ漫画を描いていた。その中の一つ。サンダーバード2号を知らないと、何のことかわからない。自分ではなかなかの名作だと思っているのであるが、あまりうけなかったように記憶している。
コマ漫画のページ
ネットから拝借したサンダーバード2号の写真。子供の頃、模型を持っていて、大好きだった。

2022年6月8日(水)

61歳になった
誕生日の前日であるが、研究室のメンバーがこの日の方が多く参加できるということで、お祝いの会を催してくれた。実は年齢法では誕生日の前日に歳をとるという事になっているので、この日に61歳になったという表現は正しい。コロナがまだ収束しきっていないので、飲食は無し。写真を撮る時だけ、マスクを外した。
花束と、ペンタブを頂いた。これまでイラストはペンで手描きしたものをスキャンして取り込むか、鉛筆の下書きをスキャンして取り込みフォトショップでレイヤー機能を使って線描していた(2022年2月14日の記事参照)。その線画は、マウスを使って描いていた。「ペンタブを買わないと」とずっと思っていたが、つい買いそびれていたのだった。次作からは、ペンタブが使える。ありがたいことだ。

2022年6月6日(月)

獨協医科大学で講義
以前にも書いたが、獨協医科大学の2回生に、解剖学の講義の一部として、2コマ講義させて頂いている(2019年6月24日の記事参照)。しかし昨年と一昨年は、現地には行けずオンライン講義となった(2020年6月12日の記事参照2021年6月9日の記事参照)。今年はようやく対面講義が復活。5日の日曜日は秋田からの移動日となり、少し時間に余裕があったので、徳田信子先生(解剖学教授)と上田祐司先生(同准教授)が那須高原エリアの自然探索に付き合って下さった。
 那須といえば火山好きの私としては那須山に行くという選択肢もあったが、以前に免疫学会後に学会の招待演者を何人か連れてミニツアーで行ったことがある(2007年那須ツアーの記事参照)ので、今回は沼原(「ぬまっぱら」と読むらしい)湿原という湿原を訪ねることにした。那須塩原駅から沼原湿原へは、上田先生の車に乗せて頂いた。
那須塩原駅から40分くらいで到着。駐車場から湿地まではチシマザサで覆われた明るい森を20分ほど歩く。湿原が近づくと下り道になった。
湿原の入り口近くの解説パネル。標高は1230mとのこと。
マップ。南北500mx東西250mとの事で、そう大きな湿原ではない。
南の端から湿原を望む。いかにも高層湿原という感じの景観。低栄養なので丈の高い草は育たない。まるで庭園のようだ。
ハルリンドウが沢山咲いていた。低地でも見られ、そう珍しい草ではないが、湿地帯には夏に行くことが多いので、あまり出くわさない。
ハルリンドウのアップ。
さらにアップ。いい花だ。
ヤマドリゼンマイの新芽がニョキニョキと生えていて、怪しい雰囲気を醸し出している。湿原によく見られる大型のシダ類で、食べられるらしい。
湿原の真ん中あたりから南側を望む。いい感じだ。
湿地のところどころでかたまりを作って生えているのはコバイケイソウ。高山や亜高山の開けた湿地によく見られる。7月頃に頂部に小さな白花を穂状に咲かせる。この時期の新葉も雄々しくて美しい。
湿原にいる生物。
クロサンショウウオが、確かにいる。
オタマジャクシも沢山いた。これはモリアオガエルのオタマかとも思ったが、クロサンショウウオの幼生かもしれない。
黒くて小さなオタマはヒキガエルのオタマと思われる。
よどみの所々にゼリー状の卵塊が見られた。現場ではモリアオガエルの卵が木の枝から落ちたものかと思っていたが、徳田先生が後にネットで調べて教えてくれたところによると、クロサンショウウオの卵のようだ。
この日に撮った別の近接写真(左)を見直して、確信した。このゼリー状の物体はクロサンショウウオの卵で、まわりにいるのは孵化したばかりのクロサンショウウオの幼生だ。
湿原からすこし離れた林の中で見かけたヒロハテンナンショウ。私はテンナンショウの仲間が大好きで、山でこの仲間を見ると、テンションが上がる。以前に三重県でムロウマムシグサを見た話を紹介したことがある(2014年5月4日の記事参照)。また、広島県の宮島でウラシマソウの群落を見た事も書いた(2012年6月5日の記事参照)。
 京都の北山で見かけるのはほとんどがムロウテンナンショウかマムシグサという種。しかし京都でも芦生演習林付近の深山に入っていくと、ヒロハテンナンショウが見られるようになる。なお、芦生のヒロハテンナンショウは、仏炎苞(筒のようになっている部分)が紫色をしており、アシウテンナンショウという亜種として扱われている。この日は、ヒロハテンナンショウを見て、中学生の時にアシウテンナンショウを初めて見た時の感激を思い出した。
ザゼンソウ。雪解けとともに葉を出す前に咲くので、今回はさすがに花は見られなかった。
湿原からの帰り道に、チシマザサの花を見つけた。
わかりやすいように、上着を背景にして撮影。少し前に医生研の中庭でクロチクという竹の花の話を書いた(2022年4月25日の記事参照)。それで、少し見る目ができていたので、目についたのだと思う。山道沿いの、1m四方程度の区画であったが、その区画中の株はほとんどが花をつけていた。その1区画がクローンということであろう。
20分くらいの経路の中で、その後、2か所で開花しているのを見かけた。大きい区画では4mx4mくらいだった。写真はその大きな区画で咲いていた株。一般にササの開花は60年に一度などと言われているが、それが本当なら全体の60分の1くらいのエリアが話を咲かせていてもいいはずだ。しかし、実際にはそれよりはるかに頻度は低いように思われた。もしかしたら、今回見かけたくらいの区画の大きさのクローンが多数あるのではなく、クローンの大きさに激しくばらつきがあるのかもしれない。ササは、時に山全体で開花することがあるというので、今回見かけた株は、はぐれクローンなのかもしれない。
講義は月曜の午前中に2コマ(60分x2)。講義の前後に解剖学教室の人達と記念写真(1)。後列向かって左から佐々木秀信さん(技術員)、寺内匡枝さん(同)、筒井蓮さん(同)、金子喜代さん(同)、上田先生(准教授)、山口剛先生(講師)、櫻井秀雄さん(献体事務室事務長)、長田康子さん(同主任)、津村大さん(技術員)。前列向かって左から橘篤導先生(助教)、北沢祐介先生(助教)、私、徳田先生、江原鮎香先生(准教授)。解剖学講座は2つあったが、最近一つに統合されたらしい。さすが解剖学、大きな講座だ。
記念写真(2)。後列向かって右から山田容子さん(技術員)、沢登祥史先生(助教)。
講義の様子を撮って頂いた。1コマ目は免疫の仕組みの基本型についての入門編で、免疫学講義の予告編的な話。2コマでは造血過程に関する基礎研究の内容を基礎研究者に至る道のりの話を絡めて話した。また、再生医学や腫瘍免疫学についての概説も行った。
講義の中で例によって「リンパ節ひとり旅」を観ていただいた。出席率はとても良かった。配布資料も大きく綺麗に印刷していただき、いい講義をさせていただけた。
          

2022年6月4日(土)

秋田で第19回泌尿器科再建再生研究会に参加
表記の会に参加。ハイブリッド形式であったが、現地参加した。秋田へは飛行機でいった。2年半ぶりのフライトで秋田に前日入り。元の世界が戻りつつある事を実感できた。
今回の集会のHP。集会長は羽渕友則先生。秋田犬を使った面白いデザインだ。
会場の秋田拠点センターアルヴェ。秋田駅から通路で直結している。
アルヴェの吹き抜け。大きい。
2階にある会場。今回の集会では、2つのホールが使われていた。現地参加者は100人弱。
イブニングセミナーで、腫瘍免疫学についてのレビュートーク的な話と、進めている開発研究の話をした。
研究内容の紹介の中で「T細胞からiPS細胞を作ってそのiPS細胞から高品質なT細胞が作れるようになった」という前田君らによる成果まで話をした後、「このあたりで嘉島君が参加」として、嘉島君の河本研での活動を、ラボニュース記事を軸にしてスライドを何枚か使って紹介した。
2014年の12月に羽渕先生に招かれて秋田でセミナーをした時(2014年12月13日の記事参照)、「これは面白い。共同研究しよう。大学院生を送る。」とその日のうちに話が進み、2015年4月から秋田大学の大学院生になる予定だった嘉島君が、研究委託の形でうちに来ることになった。尚この出張時は秋田は荒天で、復路は欠航が相次ぐ中、ぎりぎりの状態でのフライトだった。
 翌年の1月には井上高光先生(当時秋田大学泌尿器科講師、現国際医療福祉大学人泌尿器外科教授)と嘉島君が来訪(2015年1月22日の記事参照)。
嘉島君は2015年5月から河本研に参加(2015年5月8日の記事参照)。6月には歓迎会を催した(2015年6月2日の記事参照)。最初の2年は固形がんへの応用に苦戦したが、嘉島君は突破力があり、3年目くらいから少しずついいデータが出始めた。
2018年2月のキーストンシンポジウムに演題を出したら、口演に選ばれた(2018年2月12日の記事参照)。このシンポジウムには永野君も同行。
2018年4月の泌尿器学会総会で総会賞を受賞(2018年4月19日の記事参照)。
4年の博士課程が終わり、2019年4月から京大泌尿器科の特定助教になって(2019年4月15日の記事参照)、臨床をしながら論文の完成に向けて研究活動も継続。河本研の歓送迎会などには参加(2019年9月13日の記事参照)。女子に囲まれて嬉しそうだ。2019年がん免疫学会総会では若手奨励賞を受賞(2019年8月21日の記事参照)。
2019年度のうちに論文の投稿も終え、2020年4月からは秋田大学に戻ることになった(2020年3月26日の記事参照)。5年間、お疲れ様でした!論文については、2020年4月2日に記者発表、4月7日に解禁となった(2020年4月7日の記事参照)。いくつかの新聞に掲載された。2020年といえばコロナ禍が始まった年で、4月17日には1回目の緊急事態宣言が出されている。
京大広報の記事:
この後、嘉島論文(iScience, 23(4):100998. 2020)の内容を4-5枚のスライドを使って解説した。
会の終了後、集会長の羽渕先生と記念写真。お疲れ様でした!なお、羽渕先生はこの4月から医学部長をされているとのこと。
          

2022年6月1日(水)

京都大学創立125周年記念事業に寄付
先日、表記の事業に寄付をした。教授という事と、本学の卒業生であるという事で、結構な額だった。返礼として(?)、写真のような記念ピンバッジが送られてきた。

2022年5月29日(日)

ホタルブクロが開花
以前にも書いた(2018年6月2日の記事参照)が、自宅の庭は小さな川に面しており、その石垣にホタルブクロを植えている。例年より1週間くらい早く開花した。蛍が見れる時期とほぼ一致する。実際、この週末に洛北高校あたりの疏水や下鴨神社の泉川などで蛍が見られたと聞いた。

2022年5月27日(金)ー28日(土)

第31回KTCC
集会長の松本満先生(徳島大学)による開会の辞。今年KTCCは、昨年(2021年10月8日の記事参照)に引き続いて、オンライン開催となった。ポスターでの議論が中心の会だから密になるのが避けられないとのことで、世話人と集会長の松本先生が話し合った上での苦渋の決断だったようだ。
うちからは初日に永野君がTCRカセット法について話をした。技術指向性が強い話で、KTCCにはあまり向いてないかもしれないが、まあこういうデザイナー細胞的な話も少しはあっていいかとも思う。
二日目、長畑君がT細胞の起源に関する話を発表。貝谷君(M2)が取り組んでいる課題だ。うちからこういう進化の話が出るのは嬉しい。
閉会式でKTCC代表の谷内先生から運営医委員会での決議事項の報告があった。
佐藤健人先生(東海大学)が世話人を辞任し、代わりに伊川君が世話人に就任。佐藤先生、お疲れ様でした!伊川君、頑張って下さい!
次回のKTCCは2023年6月16日(金)-17日(土)、芝蘭会館に暫定。次回集会長の久保允人先生(東京理科大)による挨拶。
記念写真その1。こういう写真を撮るのも、これが最後かもしれない。
記念写真その2。
記念写真その3。
KTCCの抄録集の裏表紙は、例年線描のイラストを描かせていただいている。今年も、松本先生からの依頼があったので、イラストを作成した。左図は、完成品。
制作に取り掛かったのは印刷会社への締め切りの直前だった。まず、松本先生の研究対象である胸腺髄質のイメージ。
胸腺髄質では髄質上皮細胞が胸腺細胞の成熟分化を支持する。ここで起こることで特に大事なのは「自己反応性T細胞の除去」、すなわち「負の選択」だ。胸腺細胞は髄質に入ると、一部は負の選択で死滅し、生き残った細胞は末梢へ移出する。一方の胸腺上皮細胞もずっと生き続けている訳ではなく、2週間くらいのスパンで入れ替わっているとされる。そういう細胞の動態を通路で表そうと思った。
そのあたりで、空港の手荷物引き渡し所のイメージにしようと考えた。で、松本先生の研究対象であるAIREに絡めて、AIRE portにしようと考えた。
鉛筆で下書き。これをスキャンして取り込み、フォトショップで別なレイヤーに線描を重ねた。
サイエンスイラスト集に載せるため、彩色版も作ってみた。以下はそれ用の解説。
「この空港からは、成熟したT細胞が飛び立っていきます。ただしここでは、フライトの前に、厳しい審査を受けます。審査を担当するのは、この空港で生まれ育った胸腺髄質上皮細胞です。研究者は、髄質上皮細胞が育つ様子を注意深く観察します。空港外から入ってきた樹状細胞も審査に加わります。
 空港に入ってきたT細胞は、行き先で悪いことをする可能性がないか、慎重な審査を受けます。危険な細胞と認定されると、強いシグナルを受けて、アポトーシスで死ぬという運命を選ばされます。一方で危険とみなされなかった細胞は、旅を続けられます。
 ベルトコンベアの速さは同じではありません。髄質上皮細胞と樹状細胞のベルトはゆっくりとした動きです。胸腺細胞のベルトの方が少し速く、次々と新しいのが入ってきて、複数個の胸腺上皮細胞と樹状細胞の審査を受けます。
 審査員は、しばらく働いた後、静かに死んでいきます。髄質上皮細胞は、いくつかが集まって、ハッサル小体と呼ばれる硬いかたまりになってから、死にます。」

2022年5月27日(金)

梶川さんが実習生として参加
梶川百恵さんは広島大学医学部4回生。保田朋波流先生(広島大学)からの紹介で、4月から7月まで実習生として参加。昨年は岸茉里奈さんが同じ時期に参加していた(2021年4月1日の記事参照)。梶川さんも4月1日から来られていたが、写真を撮りそこねていた。この日、ようやく写真を撮らせてもらい、記事にできた。小林さんと上堀君が指導に当たっている。楽しく実習できているそうだ。
          

2022年5月22日(日)

ヨツマタモウセンゴケ
以前(2020年5月10日の記事参照)にも書いたが、自宅のテラスに設けたミニガーデンのシランとヨツマタモウセンゴケが今年も好調。
20年前に作った時はもっと色々な食虫植物を植えていたが、次々と消失していき、このヨツマタモウセンゴケだけが残った。ヨツマタモウセンゴはオーストラリア原産。
捕虫葉のアップ。ちゃんと小虫を捕まえている。

2022年5月19日(木)

尾松君と青木君来訪
長澤研准教授の尾松芳樹先生(大阪大学、写真中央)が京大に来られたついでに訪室。お隣の遊佐研助教の青木一成先生(元長澤研)も合流。

2022年5月18日(水)

東大医学部3回生免疫学講義
5年前から東大医学部3回生の免疫学の講義を2コマ(1時間30分x2)させていただている。コロナのせいで昨年と一昨年はオンライン講義だった。しかし、今年はようやく現地での講義が復活。やはりこの方がいい。東大の出張講義は、いつも出席率がいいので、ありがたく思う。講義後にイラストを使った小テストを出した。
これまでは免疫ぺディアの表紙のイラストを素材にした問題を使ってきた(2019年5月29日の記事参照)。今年はそれも出題したが、がん免疫ぺディアの表紙のイラスト(2022年2月14日の記事参照)を使った新作問題(左図)も出した。新作は簡単かと思ったが、結構苦戦しているようだった。

2022年5月9日(月)

水生カタツムリ近況
2ヶ月前に報告を書いた時点では水面を半分ほど覆うくらいだった(2022年3月9日の記事参照)。餌をやる頻度を減らしたので増殖率は下がったものの、それでもついに水面を覆い尽くすほどになった。以前にも書いたが、多くの個体は普段はこうやって水面に浮いている。殻の中に空気を入れているようだ。浮くか沈むかは好きに制御できるようで、餌をやると皆水槽の底へ移動してくる。
餌をやってから12時間後。水槽の底をほぼ埋め尽くしている。これ以上は増やせないという感じ。
          

2022年5月6日(金)

ILASセミナーの学生さん達が来室
少し前に記事にしたが、ILASセミナーで講義をしている。この日は、がん免疫療法と細胞療法の話。後半は、優生思想について討論を行った。出生前診断、デザイナーベビーなど、難しいテーマであったが、熱心なディスカッションになった。その後、生徒の中の有志4人が、研究室を見学に来た。写真は、餌(とりのレバー)に群がるプラナリアを見てもらっているところ。
今回見学に来られたのは、4人とも人間健康科学科の1回生。向かって左から奥西柚月さん、阿部ちひろさん、私、市原帆高さん、堀田航聖さん。この後、ラボを見ていただき、その後研究所の中をざっくりと案内した。

2022年5月4日(木)

動画用のオープニング曲を制作
4月に医生物学研究所と改称した事を機会に、近々「医生研チャンネル」という形で定期的に動画配信を始めようと考えている。この日の午後、大久保君の自宅のスタジオに入り、動画のオープニング用の曲を録音した。研究内容などをきちんと伝えるメインのチャンネルと、研究室での日常をくだけた感じで伝えるサブのチャンネルを考えている。メインチャンネルのオープニング曲は大久保君がすでに作成済み。サブチャンネルの方は私が作曲。この日、ギターは私が弾き、大久保君にはドラムとベースを入れてもらった。写真はベースラインを入れてもらっているところ。狙い通りの、ちょっと変な感じの曲になった。

2022年5月4日(水)

庭の垣根の花
毎年連休の頃に、庭の垣根のハゴロモジャスミンとデンドロビューム系のランの花が咲く。昨年もちょうど同じ日の様子を記事にした(2021年5月4日の記事参照)。今年もいい感じに咲いた。

2022年4月28日(木)

日高さんが来室
医学部6回生の日高礼子さんが挨拶に来られた。MD研究者育成プログラムで1回生の時からうちのラボに来ており、宮崎君が面倒をみてきた。3回生の時には免疫学会で発表もしている( 2019年12月11日の記事参照)。宮崎君の2020年の論文(Science Immunology, 2020)の共著者にも入っている。6回生になり、病院実習などに専念するとのことだ。お疲れ様でした!

2022年4月27日(水)

神戸の医療産業都市エリアを見学
北村俊雄先生には今月からリバーセルの取締役に就任して頂いている。その北村先生は東大医科研を定年退官され(2022年3月30日の記事参照)、その後本務を神戸に移された。その流れで、リバーセルも神戸に少し足場を持つことになった。良い機会だということで、北村先生への挨拶を兼ねて、関係者でこのエリアを見学した。
 まずはこのエリアの細胞療法の元締め的存在である川真田伸先生(神戸医療産業都市推進機構 細胞療法研究開発センター センター長)に挨拶するべく、医療イノベーション推進センター(Translational Research Center for Medical Innovation: TRI)を訪問。ポートライナーの医療センター駅のすぐ前だ。
川真田先生は、細胞製造施設を案内して下さった。最初は神戸アイセンター(Kobe Eye Center)にある施設。
神戸アイセンターには、3階から5階にはビジョンケアという会社(高橋昌代社長)が入っているが、6階には川真田先生が設計して管理している細胞製造施設が入っている。ここでは主にノバルティスのCAR-T細胞の受託製造が行われているとの事。
次に、ポートライナーに乗って次の駅(計算科学センター前)で降り、すぐ前の神戸医療イノベーションセンター(Kobe Center for Medical Innovation, KCMI)を案内いただいた。
5階のすごく立派な細胞製造施設を見せていただいた。色々な会社からの治験用細胞の受託製造が進められているとのこと。
施設の入り口で川真田先生(写真中央)と記念写真。向かって左端は医生物学研究所特定助教の澄田裕美先生。今回は色々な施設が見られるいい機会なので同行して頂いた。その横が岸本加恵先生(京大特定研究員)。右端はリバーセルの梶川益紀社長。
入り口付近の廊下には、細胞が分化して一部ががん化するプロセスとCAR-T細胞がそれを迎え撃つまでを表すプロジェクションマッピング動画が流れていた。インタラクティブになっており、サッカーのような感じでがん細胞を右端のゴールに蹴り入れるとCAR-T細胞に殺傷されるというゲームになっている。施設にこういう遊び心があるのが素晴らしい。
医療センター駅に戻ってからTRI前で川真田先生とはお別れした。川真田先生、ありがとうございました。次に国際医療開発センター(International Medical Divice Alliance,IMDA)を訪問。田中紘一先生の肝入りで建てられた施設であるらしい。主に貸しラボやオフィスが入っている。リバーセルは今年4月からここにスモールオフィスを借りている。
最後にクリエイティブラボ神戸 (Creative Lab for Innovation in Kobe, CLIK)棟を訪問。KCMI棟の北側に並ぶように経っている。
2階のエントランスフロアはスキップフロアがある喫茶スペースになっている。いい感じだ。
医療産業都市推進機構の組織の一つである先端医療研究センター(Institute of Biomedical Research and Innovation, IBRI)は、5つの研究部があり、以前はばらばらといくつかの建物に散らばっていたが、この建物ができた機会にここに集約されたらしい。北村先生はそのセンター長に就任された。写真はセンター長室にて。

先端医療研究センターHP
6階の会議室で記念写真。
6階の研究室。とてもゆとりのある配置で、実験机もハイスペックな感じだ。
                    

2022年4月25日(月)

医生研の中庭の竹が開花
タケの花は100年に一度しか咲かないと言われている。長畑君が「裏の自転車置き場の横のタケが開花しているようです」と教えてくれた。確かに、派手に開花している。初めて見た。この区画に生えているタケは全てが開花しているようなので、地下茎でつながった同一個体なのであろう。茎が黒いので品種としては「黒竹(クロチク)」と思われる。
一見、枯れているようにも見えるが、よく見ればオシベが出ている花が多いので、開花は続いていると思われる。
花のアップ。イネ科の植物なので、イネの花に少し似ている。ほとんど葉がなく、花ばかりだ。この区画のタケ全てがこの開花のためにこうやって全精力をつぎ込んでいるように見える。タケは一斉開花した後、全部が枯死するというが、それもうなずける。ではその後タネを大量に撒き散らすのかというと、不稔性の花が多く、ほとんどタネはできないらしい。そもそも同一個体だから、自家受粉するしかない。同一時期に別個体が咲いてないと他家受粉できないが、100年に一度の開花という頻度では、別個体と同期する可能性は低そうだ。もっとも、タケは南方系の植物で基本的に全て外来種なので、原産地の東南アジアではきっと多くの個体が混在してちゃんと他家受粉できているのであろう。

2022年4月25日(月)

藤田医科大学で講義
2年前から藤田医科大学で基礎免疫学(医学部2回生、70分x10コマ)を担当している。しかし、昨年も一昨年も、コロナのせいでオンライン講義しかできなかった。今年は、実習があって生徒が登校する日は現地で講義、という方式だった。とはいえ、最初の6コマはオンライン講義が続いた。この日、初めて藤田医科大学の教壇に立ち、第7回と第8回の講義を行った。ハイブリッド形式だったから、教室には30人くらいしかいなかったが、やはり対面講義はいい。写真は講義終了後、教室を撮ったもの。
講義の題目。4月から5月にかけて、月曜日の2限目と3限目が割り当てられている。京大や東大での講義では免疫学の一部を担当するだけだから、「仕組みを理解してもらう」ことを主眼としてあまり細かい用語は教えない事にしているが、藤田医大では基礎免疫学をまるまる一人で担当しているので、CBTとか国試とかで出そうな用語はカバーしておく必要がある。
この日の夕方ごろ、3回生の中村柚琳君が訪室。免疫学の学び方などを聞きに来てくれた。若い人が免疫学に興味を持ってくれるのはいいことだ。なお、彼は軽音楽部に所属していてバンドではギターやベースを担当しているらしい。最近はKing Gnuの曲をよく演奏しているとのことだから、きっととても上手なんだろう。ファッションや髪型も、常田大希を意識しているらしい。
          

2022年4月23日(土)

フランク・ザッパのドキュメンタリー映画を鑑賞
大久保君からの情報で、アップリンク京都というミニシアターでFrank Zappaのドキュメンタリー映画が上映されることを知り、この日、一緒に観に行った。アップリンク京都は烏丸御池近くのミニシアターで、一年前には「Junk Head」という映画を観に行った(2021年5月2日の記事参照)。マイナーな映画を上映してくれる映画館は貴重だ。
 ザッパは、上品とは言えない歌詞や奇抜な言動から「変態」と思われたりしがちであるが、この映画で、改めてザッパがいかに天才であったか、またいかに音楽に対して真摯であったかが、伝わった。欲を言えば、もう少し音楽性について時間を割いて欲しかった。
 ザッパは変拍子やポリリズムが絡んだ凄まじい音楽を作るのであるが、いわゆるプログレッシブ・ロックのファンにはあまり人気がない。そういう意味では大久保君は貴重なザッパ友だ。
 プログレファンの間でいまいち人気がないのは、抒情性にかけるからではないかと思う。また、複雑な構成が出てくるのは一部の曲で、さらに中間あたりで延々とザッパのソロが続くという曲が多いので、そういうのを聴くと退屈に思われるのかもしれない。しかし、バンドメンバーはすごい人ばかりで、よく聴くとどの演奏も素晴らしい。
 前にも一度紹介したが、私の好きな曲の楽譜付きの動画を以下に貼り付けておく。この2曲は最初から最後まで複雑怪奇で、素晴らしい。
ブラックページNo2:
Moggio:
昨年、望月淳史先生の理論生物学という本の表紙のイラストを描かせていただいたが、そこにも登場させている(2021年3月30日の記事参照)。
その部分のアップ。左は、キースエマーソン。上の段には細胞に餌をやっている自分を登場させた。

2022年4月19日(火)

河岡研の原田先生が訪室
河岡慎平先生のラボの原田綾乃先生(特定研究員)が挨拶に来られた。東北大学の河岡ラボに移られるそうだ。お疲れ様でした。
          

2022年4月16日(土)

伊藤先生着任
伊藤能永(よしなが)先生が、この4月から医生物学研究所に教授として着任された。坂口研での研究で、関節リウマチのモデルマウスであるskgマウスの標的抗原を同定する(Science, 346:363, 2014)など、免疫学の王道とも言える研究をされてきている。この日、坂口先生ご夫妻と伊藤先生と私で会談、その後街を散策。写真は高瀬川。

2022年4月15日(金)

ILASセミナー
ILASセミナーという、全学1回生向けのセミナーがあって、うちの研究所は「発生・再生ゼミ」を開講している。全16回を3人で担当。講師は毎年変わる。今年は、近藤先生、服部先生と私で、私は最初の5回を担当。
色々な学部からの学生11人が登録。この日は第二回で、免疫の仕組みについて話をして、「リンパ節ひとり旅」の動画を観てもらった。90分の講義のうち、最後の30分くらいは、机をコの字に並べ直して、テーマを決めて討論会をしている。この日は「動物実験と動物愛護」について論じた。

2022年4月13日(水)

B8免疫学講義(2回目)
医学部3回生は全28コマの免疫学の講義がある。主任は上野英樹先生であるが、私は4コマを担当させていただいている。昨年から対面式講義が復活している。完全復活ではなく、ハイブリッド形式で、Zoom配信も行う。この日の午後、後半の2コマ(免疫担当細胞の分化)の話をして、講義の中で「Happy DeePee」を観てもらった。「負の選択」で死んでいく胸腺細胞の哀しみを唄った曲(Youtubeのサイト)。
講義終了後、畑という学生さん(すみません、名前をメモるのを忘れました)が挨拶に来た。聞けば、畑啓昭(ひろあき)先生(京都医療センター消化管外科)の御長男とのこと。お父さんの方の畑君は、学生時代に桂研に2-3年間出入りして、実験したり雑誌会に参加したりしていた。
その当時に描いた桂研のメンバーの似顔絵。畑君(父)は向かって左から四人目。息子さんは畑君にとても似ているので、この似顔絵がそのまま使えそうだと思った。

2022年4月11日(月)

長浜バイオ大学で講義
長浜バイオ大学では毎年4月初旬に免疫学の講義を1コマさせていただいている。全15回のシリーズの第1回で、総論的な話。一昨年はコロナ禍によってオンライン講義のみで、録画ファイルを流していただいたが、昨年から全面的に対面形式(2021年4月12日の記事参照)。例によって講義の終盤に「ガッテン!」に登場した時の映像(2018年10月31日の記事参照)を観てもらった。
講義後、帰りの電車までに少し時間があったので、湖畔を少し散策。大学から湖畔まで、5分くらい。満開の桜を観ることができた。

2022年4月10日(日)

将軍塚青龍殿と大舞台
将軍塚には、京都市を見渡せる展望台があって、以前から人気があるスポットだ。展望台横の駐車場から少し歩いたところに、将軍塚青龍殿と大舞台がある。
2014年に青龍殿と、京都市を見渡せる大舞台が新たに建立された。しかし中々観に行く機会がなく、今回ようやく訪問できた。写真は青龍殿。青龍殿や大舞台の拝観は有料(大人500円)。
青龍殿の横を抜けると…。
大舞台。
大舞台から北を望むと、比叡山と大文字山が見える。大文字山は大の字の点火エリアが真横から見えている。
北西を望む。京都が盆地であることを実感できる。
庭園にスミレが咲いていた。
「スミレ」と適当に書いているのではない。例えばサクラとかユリとかのように仲間の種が多い種族では「xxサクラ」とか「xxユリ」という感じで名付けられるのが普通であるが、スミレの場合は、日本に60種類以上も自生しているにかかわらず、単に「スミレ」という種が存在する。それがこの写真のスミレ。花はどの種も似た感じであるが、葉の形で区別がつく。
順路に沿って庭園を歩くと、西展望台という、昔からある鉄骨の無骨な構造物に出会う。写真は、その展望台に登って、北側の青龍殿や大舞台を見たところ。左下の円形の構造物は、このエリアの本体である、将軍塚。平安時代に征夷大将軍として活躍した坂上田村麻呂の墓とされている。
西展望台の上からの景色。ここからも絶景だ。
京大病院と南西エリアのアップ。
何が見えているかの解説。
         

2022年4月9日(土)

深泥池のミツガシワ
2年前にも記事にしたが、深泥池のミツガシワが、鹿による食害で、激減している。このあたりでは、2年前よりさらに減って、南岸のエリアでは風前の灯火だ。何とかならないものかと思う。ミツガシワは北方系の植物で、深泥池は分布の南限に近く、氷河期の生き残りとされている。大事にしたいところだ。
ミツガシワが生えている部分のアップ。白い花が少し咲いている。
これは2年前の様子(2020年4月12日の記事参照)。
これは10年前の様子(2012年4月14日の記事参照)。こんなに沢山咲いていたのに…。
          

2022年4月7日(木)

所長として初の教授会
この日、所長として初の教授会。コロナのせいで、未だに教授会はオンラインだ。コロナまでは教授会を開催していた部屋から、事務方と副所長とで、こんな感じでやっている。この日は、ややこしい案件もいくつかあったが、何とかこなせたかと思う。

2022年4月4日(月)

教授室から見える桜
教授室から見える桜も、いい感じで満開。

2022年4月2日(土)

高野川と鴨川の桜が満開
今年のソメイヨシノは、この近辺では、4月に入ってから満開。出町柳の橋から北に向かって高野川沿いの桜を望んだ写真。
医生研の近くの鴨川の堤防沿いの桜。土曜日ということもあって、かなりの人出が見られる。このままコロナが明けてくれたらと思う。
          

2022年4月1日(金)

医生物学研究所に名称変更、河本が所長に就任
新年度になった。「ウイルス・再生医科学研究所」は「医生物学研究所」に改称となった。略称は「医生研」。写真は南西地区の車両入り口から1号館を見たところ。
この入り口の左側の看板。ちゃんと医生物学研究所という表示に変わっている。
金属プレートの看板。まさに「金看板」だ。
1号館の正面玄関に貼ってある表示。「ウイルス再生研1号館」から「医生研1号館」に改称となった。
1号館の東側の桜。満開だ。
11時から本部で辞令を受けた。本部へ向かう道中、芝蘭会館の南側の桜。
湊総長から辞令を受け取った後、この日からCiRAの所長になった髙橋淳先生と話しながら研究所に戻った。髙橋先生とは同級生で、1回生の時の1年間だけテニス部で御一緒したこともある。お互いに「しかし、君が所長になるとはねえ」という感じの話をした。CiRAの前で、自撮りで記念写真。
統合と改称までの経緯。ウイルス・再生医科学研究所は、2016年10月にウイルス研究所と再生医科学研究所が統合して発足した。統合に際して、名称をどうするかの議論は当然あったが、当時のスタッフと京大の本部との話し合いの中で、当面は両研究所の名前を並べるという事になった。統合後も新名称についての議論は続き、統合後5年半にして、今回の改称となった。
 統合前の両研究所は、それぞれがアカデミアの世界で確固たるプレゼンスを示してきた。ウイルス研はウイルス学のみならず分子生物学全体を、再生研は再生医学のみならず免疫学や生体工学を含めた広い領域を牽引してきた。ウイルス研は成人性T細胞性白血病の原因ウイルスを発見した日沼頼夫先生を、再生研はiPS細胞を発明した山中伸弥先生や、制御性T細胞の発見した坂口志文先生を輩出している。
 医生物学研究所という名前についてだが、改称には多くの人が関わっており、それぞれ思いは異なると思う。議論の中で感じた事を総括する形で、私見を述べる。新研究所名は、「生物学」という言葉が入ることでちょっと古めかしく響くと思うが、それがかえって新鮮でいい、という意見もあった。私としてはその響きの通り、この名称には「生物学としての視点を大事にしよう」という思いが込められていると思っている。
 このあたりの話は、HPの中の「所長あいさつ」にもう少し詳しく記している。
所長あいさつ:
HPもデザインを刷新。
医生物学研究所HP:
ロゴ。英語の名称は「Institute for Frontier Life and Medical Sciences」から「Frontier」を削って「Institute for Life and Medical Sciences」になり、英語名の略称はLife and Medicalから、LiMe(ライム)となった。

2022年3月30日(水)

北村俊雄先生退任記念シンポジウム
表記の会が、東京の白金台の八芳園で開催された。
八芳園の庭園から見た建物。
ロビー。
建物から見た庭園。
会場。庭園を見渡すテラスがあり、素晴らしい部屋だった。100人以上入れる部屋であったが、コロナ対策として50人に制限したとのこと。
北村先生による挨拶。北村先生は退任後も、本務として神戸の医療産業都市推進機構先端医療研究センターのセンター長に着任されるのと、兼務として東大薬学部でラボを持たれるとのこと。
合計10人くらいがプレゼン。私は最後から2人目で、自分の研究内容を少し紹介した後、新学術領域「細胞運命制御」(2010 -2014年度)に計画班員として声をかけて頂いた経緯や、Negative Selectionに参加頂いた経緯などを話し、2018年に「ガッテン!」に出演した時の映像を流したりした。
2009年に北村先生にNegative Selectionに入って頂いた時の経緯を表したスライド。国際免疫学会(2010年8月に開催)での屋外ライブは大成功だった(Negative Selection Live at Meriken Parkの記事参照)。
最後は宮島先生の講演。
写真はIL-3R、GM-CSFR、IL-5Rに共通のサブユニット「βc」(共通β鎖)をクローニングしたというCell論文の紹介で、ファーストオーサーが北村先生、ラストオーサーが宮島先生。サイトカインレセプターの共通サブユニットは他にもgp130とか γc(共通γ鎖)などがあるが、βcの発見が他より先行していたとのことだ。
中内啓光先生(スタンフォード大、東大医科研)、西村栄美先生(東大医科研)と。現地開催の会は沢山の人と直接話ができて、ありがたい。
会の終了後、大久保さん(写真向かって左端)と一緒に八芳園の庭園で催されていた夜桜の会に立ち寄った。北村先生が通りがかられたので、一緒に記念写真。
日が暮れると大変幻想的な景色になり、すでにかなり飲んでいた事もあって、「私は退任記念の会の最中に倒れて、今は病院で死にかけていて、これは臨死体験で見ている夢かも」などといった話をしていた。
この通路もあの世に続く道に見えなくはない。

2022年3月28日(月)

シンポジウム「細胞テクノロジーとオルガノイドの新展開」に登壇
大阪大学で開催された表記の会に、現地参加した。大阪大学先導的学際研究機構生命医科学フロンティア研究部門が主催。
シンポジウムの演者一覧。自分も含まれているので何であるが、今回の「オルガノイド」と「デザイナー細胞」という課題に対しては、それぞれの分野の第一人者が揃っている。
今回は現地+オンラインのハイブリッド形式。会場は阪大病院の裏手にある先端医療イノベーションセンター棟。
入り口の表示。
久々の現地開催。やはりオンラインよりもこういう発表の方がいい。
部門長の西田幸二先生の挨拶。沢山学べて、とてもいい会だった。

2022年3月25日(金)

影山先生・戸口田先生・小柳先生 退官記念講演会
表記の会がハイブリッド形式で開催された。参加者は200人を超え、盛会だった。
影山先生は今年度4月からすでに理化学研究所脳神経科学研究センターのセンター長として着任されているが、今回講演をしていただくことになった。クラウド中というのは雲の中でどう進むべきかわからなくなるという意味で、研究を進めてきた過程で何度も行き詰まってどうしていいかわからない時期があったけど、そういう時には大きな進展があったりするので、それを楽しむのが良いというような話だった。影山先生のように次々と大きな仕事をされてきた先生だったら、後付けできれいな話にしてもいいところを、実際に壁にぶち当たった苦労話として話をしていただけて、とても親近感がわく話だった。
戸口田先生は、「二兎を追うもの一兎をも得ずか」とかいうタイトルであったが、臨床、骨肉腫を対象にした基礎研究、iPS細胞を用いた再生医療、という三兎を得た、という話だった。すごいactivityだ。
小柳先生は若者へのメッセージとして若い頃の苦労話を具体的にされた。後半では、今回のコロナ禍の話も含めて、ウイルス学の展望を語られた。スケールの大きな話だった。この後、私が閉会の挨拶をして、「研究所の顔ともいうべき先生方が辞められるので、残された私達は、新しい顔になる事を目指して精進しましょう」というような話をした。

2022年3月24日(木)

河岡先生が来室
河岡先生は2021年10月から東北大学加齢研の准教授に就任しているが、クロスアポイントメントでまだウイルス再生研の特定准教授でもある。そのため京大にもよく来ており、頻繁に私のオフィスにも顔を出すのであるが、この日は「体重の制御ができて成果があった」と言ったから、写真を撮って、検証してみた。
これはほぼ一年前の写真(2021年4月16日の記事参照)。この頃がピークであったという。確かに、ずっしりとした存在感がある。これに比べれば、今回は「頑張ったな」感はある。
もう少しさかのぼってみて、これは3年前の阿蘇シンポジウムでの河岡先生(東大医科研)とのツーショット(2019年7月26日の記事参照)。ここまでさかのぼると、今回の努力は、まだまだかと。
さらにさかのぼってみて、4年前のウイルス再生研でのセミナーの際の写真(2018年7月5日の記事参照)。こうなると、別人感がある。なお、この記事は、河岡先生公認。

2022年3月22日(火)

まん延防止措置、全国的に解除
いわゆる「まん防」がようやく解除となった。これでこのままコロナが明けたらと思う。とはいえ新規感染者の減少はもたついており、まだ第5波時の2倍くらいの数字だ。また、オミクロン株は肺炎になりにくいから死亡率は低いであろうなどと言われていたが、グラフからわかるように、新規感染者数に対する死者数の割合を見ると、デルタ株による第5波と比べてあまり変わっていない。
 世界を見わたすと、アメリカやインドのようにすっかり収まっている国もあるが、韓国はまだ増加が続いていて新規感染者が1日40万人を超えており、他にもドイツやベトナムでも過去最多を更新している。 
 3月から4月にかけては人の移動や集まりが多いから、また再増加があるかもしれない。何とかこのまま収まってほしいものだ。

2022年3月21日(月)

ハクモクレン開花
教授室から見えるハクモクレン。この花が咲くと、春が来たことを実感する。昨年と一昨年は3月11日に満開だった(2021年3月11日の記事参照)ので、今年は昨年より10日くらい遅いということになる。

2022年3月20日(日)

石井先生来訪
石井克久先生(写真向かって右)は関西電力病院の循環器内科統括部長。私が関西電力病院で内科の研修をした時、ローテーションで半年間循環器内科にいた際に指導医だった先生。この日は、甥っ子にあたる浜野悠人さん(写真中央、西大和学園、高1生)に研究内容を紹介したのと、研究所見学をしていただいた。向かって右から二人目は石井先生の奥様、左端は浜野さんのお父様。昨秋に洛北高校(2021年11月5日の記事参照)や下鴨中学校(2021年12月4日の記事参照)でOBとして講義をしたので、その時のファイルを元に、進路に関する話なども交えて講義をした。講義の後、ES細胞研究センターの細胞調整施設などを見学していただいた。
指導医と言っても石井先生とは歳はあまり離れておらず、大変仲良くしていただき、よく一緒にスキーに行ったりした。左は当時の写真をスキャンして貼り付けたスライド。右上の写真は石井先生に命じられてやったモノボケ。
また、関電病院でもバンド経験者を集めてガイドワイヤーズというバンドを組んで、病院全体の忘年会などで演奏したりしていた。このバンドでは私はベースを担当。ガイドワイヤーというのは、心筋梗塞の患者さんにカテーテルを用いた冠動脈の検査や治療を施行する時、手や足の動脈から目的箇所までまず設置するワイヤー。それをガイドにして、カテーテルや治療器具を冠動脈まで導く。つまり「あなたを正しく導くバンド」というような意味のバンド名だった。

2022年3月17日(木)ー19日(土)

第21回再生医療学会総会に参加
表記の会が完全オンラインで開催された。
今回私は3つのシンポジウムに登壇。初日は新型コロナの治療法開発の話。座長の一人の諫田泰成先生(国立医薬品食品衛生研究所)は、京大血液腫瘍内科の諫田淳也先生のお兄さん(2014年12月6日の記事参照)。
2日目朝のシンポジウム。座長は大御所である藤堂具紀先生(東大)と岡野栄之先生(慶應大)。
岡野先生よるレビュートークに始まり、濃い内容のセッションだった。
3日目夕方のシンポジウム。座長は和田はるか先生(北大)と土井大輔先生(京大)。
私はこのセッションでは第一演者だったので、ややレビュートーク的な話をした。どの演題も、結構マニアックな、面白いセッションだった。

2022年3月17日(木)

京都大学ライフサイエンスショーケースで頂いた「京大賞」の記念品を受領
表記の会は京大関連のベンチャー会社をサンディエゴで紹介する会で、3月2日に開催された(2022年3月2日の記事参照)。私はリバーセルの紹介をした。リバーセルは、Kyoto University Awardをいただけた。医学研究科の砂留沙季子さん(写真中央)と村田千晶さん(向かって右)が持ってきてくれた。
記念品はクリスタルトロフィーと、ペーパーウエイト。
クリスタルトロフィーは、角度によって色が変わって、いい感じ。この賞は今回から始まったとのことなので、第一回の受賞者ということになる。ありがとうございました!
ペーパーウエイトのアップ。時計台と、シンボルツリーであるクスノキが内部に刻まれている。

2022年3月11日(金)

2022年度の拠点事業採択課題でキックオフミーティング
再生研とウイルス研は2016年の統合の後も、それぞれ再生医療とウイルス感染症拠点機能を果たしてきており、統合後の研究所は2つの拠点機能を維持してきた。2022年4月に医生物学研究所改称するのと時を同じくして、両拠点を統合し、「ウイルス・幹細胞システム医生物学共同研究拠点」という新拠点を発足させることになった。研究所の改称では潔く名称を短くした一方で、拠点名については果たす役割が盛り込まれており、長くなっている。この拠点の中核となる事業として、2022年度は公募の結果として30件の共同研究を採択した。この日、採択された課題によるキックオフミーティングが開催された。小柳所長による挨拶。
当研究所の所員との共同研究を支援する仕組みで、100万円を上限として単年度の支援。これまでは年度の最後の報告会の形での発表であったが、「所内あるいは課題採択者間などの共同研究を推進するためには採択時にキックオミーティングの形にする方が良い」という話になり、今回の開催となった。面白い話が沢山聴けて、とても有意義だった。

2022年3月9日(水)

ヒトES細胞センターシンポジウム
この日の午後、表記の会が開催された。このセンターは2020年4月に設置されたが、母体となる幹細胞研究センターは2002年に発足しており、中辻憲夫先生のリーダーシップにより、日本で初めてES細胞が作製され、研究用株として5株が50以上の機関に配布されてきた。2015年に中辻先生が退官されてからは末盛博文先生(准教授)(左写真)が事業を受け継がれ、2018年からは医療用ES細胞の配布が始まった。現在、6株が入手可能だ。末盛先生はこの3月で退官されるので、川瀬栄八郎准教授が事業を引き継ぐ。
プログラム。成育医療センターの阿久津英憲先生や理研の万代道代先生の話も聴けて、とても面白かった。
センター長の永楽先生による閉会の辞。90人以上が視聴し、盛会だった。ES細胞はiPS細胞とは材料になる細胞が異なるので、ES細胞を研究することはiPS細胞とは違った意義があり、また医療用ES細胞は特許の縛りがないなど、商業利用に有利な点もある。以前はES細胞の研究は規制が厳しく扱うのが相当に困難であったが、現在は規制が緩和されており、かなりアクセスしやすくなっている。

2022年3月9日(水)

水生カタツムリ近況
これまでに何度かラボニュース欄に登場している水生カタツムリの近況。昨年12月1日にようやく増え出したと喜んでいた(2021年12月1日の記事参照)。その後順調に増えた(2021年12月13日の記事2022年1月10日の記事2022年1月28日の記事参照)。しかし最近やや増えすぎで、そろそろこの水槽の限界かも。餌がない時はこうして水面に浮かんでくる。
餌をやった直後の写真。マウス用配合飼料の廃棄分をもらって餌にしている。緑の丸い模様が入っている餌は、テトラプレコという草食魚用の物で、アフリカツメガエルのオタマを育てた時に使っていたもの(2008年2月9日の記事「オタマ観察記録」参照、2009年3月11日の記事3月17日の記事4月4日の記事参照)。オタマには乳鉢ですり潰して粉状にして与えていたが、ここでは丸ごと入れている。
餌をやってから5時間後。ほぼ全てが水槽の底に食べにきている。浮かんだり沈んだりを調節できているということであろう。
上から見たところ。人によっては、ちょっとキモいと思うかも。
                      

2022年3月7日(月)

京阪神でまん延防止措置が延長
京阪神では3月6日までだったまん延防止措置が、3月21日までの延長になった。首都圏でも同様に延長になっている。左図のように日本全体で見て確かに新規感染者は減ってきているが、減り方が緩やかで、地域によっては再度増加に転じたところもあったりする。規制はそろそろ勘弁して欲しいところであるが、1日あたりの死者数は第5波の2倍くらいの数字で高止まりしているので、延長もやむなしかとも思う。

2022年3月3日(木)

マガモのつがい
お昼に鴨川を散歩。この時期は水がきれいで、さらに白川の分水路から白砂がもたらされる(2021年9月20日の記事参照)ので、余計に美しい。マガモのつがいが、夫唱婦随な感じで泳いでいた。微妙に距離があいているのも、微笑ましい。マガモはこのように越冬地でつがいになり、このペアで繁殖地である北方に連れ立って帰るらしい。

2022年3月2日(水)

京都大学ライフサイエンスショーケースSan Diegoでプレゼン
表記の会が朝7時-10時半(サンディエゴでは3月1日午後2時-5時半)に開催された。京大関連のベンチャー会社をサンディエゴで紹介する会。
4つのセッションがあり、私は最初のセッションの3番目に、リバーセルの紹介を行った(8分)。
リバーセルの事業内容を表したスライド。
リバーセルの事業の強み。1については、ヒトがん抗原特異的T細胞の再生に世界で初めて成功した事による(Cell Stem Cell, 2013)。
2の点について、リバーセルが独占実施権を持っている特許技術の紹介。特に1のTCR-iPS細胞法は基本特許と言えると考えている。
3の点について、少し前に報じたリバーセルと大塚製薬とのライセンス契約(2021年12月16日の記事参照)について紹介した。
このセッションのコメンテーターをしてくれたのはPetra Stegmannという人で、サンディエゴの起業家支援組織「CONNECT(コネクト)」のSpringboardというプログラムのSenior Director。いいコメントをいただけた。
会の最後に表彰式があり、リバーセルはKyoto University Awardをいただけた。選者は上記のPetra Stegmann。Presenterは、萩原正敏先生。ありがとうございました!

2022年3月1日(火)

澄田先生着任
この日、澄田裕美先生が、ウイルス再生研の特任助教として着任された。
澄田先生は大学院生時代に、構造生物学分野でScience、Nat Struc Mol Bio、PNASなどに筆頭著者として論文を出していて、ロレアル-ユネスコ女性科学者日本奨励賞(左図)や東大総長賞などを受賞しており、研究者として相当な強者だ。卒業後製薬会社で研究開発にあたっていたが、一方で3DCGやサイエンスイラストレーションなどを使って科学コミュニケーションの仕事をしたいと思われていて、丁度ウイルス再生研としてもそういう人材を探していたので、今回の転職となった。澄田先生、よろしくお願いします!

2022年2月25日(金)

藤田医大の川瀬先生のAMED申請が採択された
藤田医科大学河本研の准教授、川瀬孝和先生が昨年12月にAMEDの「新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業」に申請した案件が、採択になった。
平成4年度採択課題一覧:
写真は川瀬先生がヒアリングで用いたスライドの1枚目。造血幹細胞移植後のサイトメガロウイルス再活性化に対するT細胞療法の開発、という話。川瀬先生と美山貴彦先生(藤田医大河本研講師)は、以前に「多くの人に共通して現れるサイトメガロウイルス特異的なTCRを同定した」という論文を出しており(下記参照、Scientific Reports, 2017)、この道のプロだ。直接経費で1000万円/年x3年と、それなりに大きなgrantなので、この開発研究の加速が期待できる。
【2017年広島大学プレスリリース】ウイルスに対する反応性が高いT細胞は「共有T細胞レセプター」を利用していることを解明しました~有効性の高い細胞免疫療法の開発に大きな期待~:
         

2022年2月24日(木)

「がん免疫ペディア」発刊
羊土社から「がん免疫ペディア」が送られてきた。詳しくて、わかりやすい、素晴らしい本に仕上がっている。私は1項目(「iPS細胞技術を用いたがん免疫細胞療法」)を書いたのと、表紙のイラストを描かせていただいた。
アマゾンのサイト
羊土社のサイト(全項目の目次付き)
カバーの折り込み部分に、イラストの解説が載っている。このイラストの制作過程については、少し前に詳説した(2022年2月14日の記事参照)。
巻末に載っている、本書の編者である吉村先生のプロフィール。

2022年2月20日(日)

寒波が襲来し、積雪
今期の冬は寒い日が多く、また雪がよく降った。この日も朝からうっすらと積雪。今回の寒波では、北海道や日本海側の各地で、記録的な大雪になったらしい。
         

2022年2月19日(土)

精華大学卒業制作展を見学
縁があって、今年度は京都精華大学の建築コースの中の一つのゼミの卒業制作に外部評価者として参画している。4回生10人くらいが対象で、昨年5月にアイデア段階での発表会(2021年5月20日の記事参照)と、12月に仕上げに向けた発表会(2021年12月2日の記事参照)に参加した。今回は、最終的に完成した作品を観にいった。他の学部も含めて卒業制作展が催されていたので、他の学部の作品も含めて観てまわった。
精華大学は岩倉の北の山沿いにあ利、叡山電車鞍馬線の駅に隣接している。美術系の大学だから、美術やデザインのコースが当然あるが、この大学の特徴は、マンガやアニメなどのサブカルチャー系の学部があることだ。
中央の建物の並びには内側に通路があって、中々いい雰囲気だ。
作品は写真撮影NGが多かったので写せていないが、さすがにすごくて、プロレベルのものが並んでいた。ストーリーマンガの分野では、卒業生の中でプロとして活躍している人の単行本が置いてあった。
ここで知ったのだが、少し前にやっていたNHKよるドラ「いいね!光源氏くん」の原作マンガの作者「えすとえむ」は、ここの卒業生であるらしい。このドラマは妻が観ていたので私もつい観てしまったが、荒唐無稽とはいえ、結構面白かった。読んだことがある漫画でいえばこの他にも「極主夫道」の作者や、スピリッツで連載されていた「ジャガーン」とモーニングで連載されていた「はたらく細胞Black」の作画担当の人も、精華大卒である事を知った。卒業生にそういう人たちがいるくらいだから、今回の卒展のレベルも大変高く、大いに楽しめた。
建築科の作品は体育館に展示してあった。ゼミの学生の多くが、ちゃんと仕上げて、立派な作品にしていた。模型だけでなく、コンセプトや制作過程もパネルで説明する。写真は、「透明な個室」というタイトルの作品で、都市空間の中に、くつろいでリラックスでき、それでいてまわりとは適度なつながりがあるような個室、というコンセプト。具体的に大阪キタのマルビルのあたりに建築するという構想になっている。
模型。私も模型を作るのが好きなので、建築模型を見るのは楽しい。
         

2022年2月17日(木)

まん延防止措置が京阪神で延長
コロナの新規感染者数はこの1週間ほど前週を下回るようになり、この日の新聞の朝刊でピークを越したと報じられた。しかし、この日の政府からの発表で、京阪神を含む多くの地域で、2月20日までだったまん延防止措置が、3月6日まで延長になった。医療が逼迫しているとまではいえないとしても、死者数は増え続けており、このところ1日200人を超えている。欧米は新規感染者数が高止まりする中でも規制の緩和/撤廃を進めているが、日本ではまだ3回目のワクチン接種があまり進んでいない状況なので、規制を続けるのはやむなし、といったところか。

2022年2月16日(水)

FIRM主催のフォーラムで講演
再生医療イノベーションフォーラム(FIRM)は、再生医療に関与する会社が合同で作っている事業体で、このフォーラムは、起業を考えている人達を応援するイベント。東京で講演するはずだったが、第6波のせいでオンライン講演となった。

2022年2月14日(月)

京大病院の細胞調整施設の内覧会
この日の午後、第一臨床研究棟の地下1階の東の端に、細胞療法センター(C-RACT)が運営する細胞調整施設(Center for Cell and Molecular Therapy:CCMT)が完成し、内覧会が行われた。私は15時過ぎから参加した。
細胞調整施設はこれまでも病院構内の別な場所にあったが、パワーアップして移設された形だ。
細胞製造を行う部屋は4部屋ある。そのうち1つを、河本研が進めている白血病を対象とした治験用の細胞製造を行う予定。この治験は主にリバーセルの支援で進めている。
約1時間のツアーで、施設全体を見学。各部屋で解説をしていただけた。写真は細胞の保存容器。液体窒素の補充をしなくても、窒素を冷やして液化するという仕組みになっているすぐれもの。
細胞製造を行うエリア。このエリアは最奥部であり、稼働し始めたら、作業着に着替えた上にフルでガウンを着ないと入れない。
         

2022年2月14日(月)

P.S. i love youプロジェクト
京大iPS細胞研究財団(CiRA-F)が中心になって、表記のプロジェクトが発足した。P.S. I love youという常套句のIをiとして左図のように並べるとiPSというようにも読める。
P.S. i love youのHP:
リバーセルからのプレスリリース:
この日14時から、オンラインで、プロジェクト発足の発表会があった。初めに、CiRA-Fの理事長、山中先生の挨拶。
その後、財団の業務執行理事である高須直子先生によりCiRA-Fの役割や、本プロジェクトの意義などが語られた。このスライドはCiRA-Fの役割を示すもので、医療用iPS細胞ストックの作製と提供などにより、アカデミアから産業界への橋渡し役を果たす。
プロジェクトの具体的な取り組み。CiRA-Fが提供するiPS細胞を使う会社が集まって、一体感をもって患者に届けようというもの。2025年の大阪万博にも何らかの形で参画するらしい。
プロジェクトの意義。
今回のプロジェクトに参画している会社は全て顔出しでオンライン参加。
参画している会社のリスト(アルファベット順)。
各社入口は1つという事になっていたので、リバーセル社では梶川社長が入り、それを皆で視聴。手前の二人はYoutubeの番組「いだちゃんねる」のコバ君とカメラマンの人。いだちゃんねるには昨年の夏に河本が登場した(2021年8月22日の記事参照)。この日、河本が「京大教授の一日」とかいうテーマで朝から取材を受けており、この発表会はプロジェクトの事務局の許可を得た上で、リバーセル社から取材参加した。

2022年2月14日(月)

近日発刊「がん免疫ペディア」表紙のイラスト
2月22日に羊土社から「がん免疫ペディア」が発刊される。2017年に免疫ペディアが刊行されよく売れているようであるが、そのシリーズの新作ということになる。
 がんの免疫療法は長らく効果がほとんど出せずに苦戦を強いられてきた領域だった。一方で、先人達は連綿と開発研究を続けてきた。ブレイクスルーとなったのは、いわゆる免疫チェックポイント阻害剤の登場だ。2010年に転移性メラノーマに対するCTLA-4抗体の効果を示した論文が報告されて以後、がん免疫療法は脚光を浴びるようになる。そして2018年、ジム・アリソンと本庶佑がノーベル賞を受賞するに至った。
 本書は吉村清先生(昭和大学、国立がん研究センター)が編集。今回はその表紙を描かせて頂いた。作画の過程を紹介する。
アマゾンのサイト
羊土社のサイト(全項目の目次付き)
2017年に熊ノ郷淳先生(大阪大学)の編集で「免疫ペディア」が刊行された。イラストを多用した用語集だ。私は、「免疫学の歴史」という項目を書いたが、表紙のイラストも担当することになった。
アマゾンのサイト
用語集ということで「言葉探しの旅」と解釈して、「インディ・ジョーンズ」のような古代遺跡の探検隊のイメージにする事にした。このイラストには私はよく以下のような解説をつけている。
 「探検隊は、古代遺跡の地下深く、迷路のような回廊を、ランプの灯を頼りに歩みを進めていきます。つきあたりの石の壁は、よく見ると扉のようでした。その重い石の扉をこじあけて踏み込んでみると、そこは真っ暗な大空間でした。奥の壁をランプで照らしてみると、そこには大きな極彩色の壁画が現われました。驚くべきことに、そこには現代の免疫学が到達した知見の数々が、すでに描かれていたのです。壁画の左側に鎮座する人物像は、古代の科学者のようでした。きっと桁外れの天才学者だったのでしょう。あるいは、現代から古代へタイムスリップしてしまった人なのかもしれません。」
 左端の人物が、ギルソンのピペットマンを持っている事から、「大学院生かポスドクがタイムスリップしてしまった」というオチをつけたストーリーにしている。
 このイラストは、大学での講義で、小テストで使うことがある。講義をよく聞いていたら、どれがどの細胞を表しているか、解読できるからだ。
今回の出版にあたり、昨年秋に、「表紙のイラストを」と頼まれた。「免疫ペディアのシリーズなので、できれば同じ世界観で」という注文があった。
 描くテーマとしては、「がん免疫サイクルにしよう」と、すぐに浮かんだ。
 次にどういう絵にするかを考える。全く自由に描くよりも、ある程度方向性が絞られている方が描きやすい事もある。とはいえ、二番煎じになってはいけない。今回も、まずはがん免疫サイクルを壁画にするアイデアも考えた。
まず浮かんだのは、曼荼羅にするというアイデア。
曼荼羅という方向性でラフスケッチを描いてみた。中心に、「ウィリアム・コーリー」というがん免疫療法の元祖とされる人を置いた。コーリーは、20世紀の初頭に「コーリーの毒」と呼ばれる死菌を、がん組織に注入して免疫を活性化する方法を開発し、実際に多くの患者に用いた。いわゆるアジュバントとしての効果で免疫を活性化するという方法だ。一部の患者には効果があったが、標準療法には至らなかった。
しかし、このアイデアはすぐにボツにした。壁画という事で二番煎じ感がある事も気になっていたが、どうしても抹香臭くなるのと、以前に胸腺組織を曼荼羅に喩えたイラストを描いた事があったからだ(左図)。このイラストはKTCCの抄録用に描いたもので、この年は糸井マナミ先生(明治国際医療大学)が集会長で、比叡山の延暦寺会館で開催された。このイラストは迷路のクイズになっており、髄質に臓器特異的抗原を発現して負の選択を誘導するエリアがある事を実感してもらうために、講義で使うこともある。
そこで、屋内の壁画ではなく、屋外の、古代遺跡として描くことにした。参考資料として用いたアンコールワットの遺跡の写真の一つ(海外旅行の旅工房HPより拝借)。
また、「天空の城ラピュタ」も参考にした。
「密林の古代遺跡の中にがん免疫のモニュメントを発見」というコンセプトで最初に描いたスケッチ。
ラフスケッチの第2弾。真ん中の石像が一体では寂しいと感じて複数を設置しようと考えた。ノーベル賞を受賞したアリソンと本庶先生は外せないし、養子免疫療法の開祖であるローゼンバーグも入れようと考えた。
石像をがん免疫サイクルの作用箇所に配した。また、現在のがん免疫療法の父とされるロイド・オールドを石像の中心に置いた。
色鉛筆で雑に色を付け、意図の解説を書き込んだ。これで羊土社の編集部に送ったところ、編集部と吉村先生から「この案でOK」と了承いただけた。これが2021年11月16日。
完成稿は当初年内に作成という締め切りだったが、少し遅れて、年末から年始にかけて作成した。まずは構造をパワーポイントできちんと描く。
その構造図をトレースする形で、ラフな下書きを作成。
鉛筆で詳細な線描を入れる。
下書きをフォトショップに取り込み、色をつける。新しいレイヤーを設定して、本描きの線描を入れる。
線描の完成。
フォトショップの塗りつぶしツールを用いて彩色。まずはがん免疫サイクルの細胞を派手な色で彩色。
遺跡という設定なので、彩度を変換する機能を使って、彩度を落とす。
周囲の遺跡も、地味な色を置いていく。
草木に彩色。雰囲気が大きく変わる。
石像に彩色。灰色や、銅像のような色などをいろいろ試したが、スフィンクスのような色を使うことにした。立体的に見えるように、影を付けたりした。これで完成。トップページに載せているサイエンス・イラストレーション集にも収載したが、その中では、以下のような解説を付けた。
 「探検隊は密林の中で古代遺跡を発見します。その古代遺跡の調査をしていたら、巨大なモニュメントに出会いました。そこには、20世紀から21世紀にかけてがん免疫療法を確立した偉人達の石像が屹立し、その周りを「がん免疫サイクル」という現象を表した免疫細胞の彫像が囲んでいます。そう、この話の舞台となる時代は、現代文明が衰退した後の未来世界です。現代文明の人類は、文明が衰退する前に、文明が存在した証としてこのようなモニュメントを残した、というストーリーです。
 中央の5体の石像のモデルは、 TNF や p53の発見などで知られ腫瘍免疫学の父とも呼ばれるLloyd J. Old(上段中央)、養子免疫療法の研究開発で世界を先導してきたSteven A. Rosenberg(上段右)、 PD-1およびCTLA-4の発見・抗体開発の業績でそれぞれ2018年のノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑(下段右)およびJames P. Allison(上段左)、「コーリーの毒」と呼ばれるがんワクチンの開発で知られるがん免疫療法の先駆者William Coley(下段左)です。彼らの石像の周囲には、がん免疫サイクルのステップと、それぞれの研究者が取り組んだがん免疫へのアプローチを描いています。」
 なお、本庶先生がハサミをもっているのは、AIDによるクラススイッチや体細胞超変異による親和性成熟を表したつもり。
それぞれの人物の元ネタ写真を貼り付けた。今回感じたのは、イラストの中に似顔絵を組み込むと、苦労するということだ。あっさり描いているように見えるかもしれないが、実はコーリーとアリソン以外は、かなり苦心した。実力不足を痛感した次第だ。

2022年2月11日(金)

第41回日本胸腺研究会
表記の会が開催された。現地開催される予定であったが、第6波のせいでオンライン開催となった。
今回の集会長の吉野一郎先生(千葉大呼吸器病対外科学)による開会の辞。この会は基本的には外科系の会で、KTCCとはかなり趣が違う。とはいえ、府立医大の井上匡美先生と胸腺腫に関する共同研究をしている(2020年6月16日の記事参照)ので、勉強をしておく必要はある。
          

2022年2月9日(水)

新井麻由子さん来訪
新井麻由子さんは、東海大学医学部の一年生。10年くらい前、新井さんが小学生だった頃、免疫ふしぎ未来展にお母さんと一緒に来られた。私はその当時アフリカツメガエルやプラナリアの展示を担当していて、希望者にはプラナリアを15mlチューブに10匹ずつくらい入れて飼い方の説明書つきで配ったりしており、新井さんにもプラナリアを差し上げた。一度お母様と一緒に理研免疫センターに見学に来られた事もあったように思う。新井さんは子供の頃から生き物が好きで、今でもそれは続いているという。東海大学のカリキュラムで基礎の研究室を見学するというカリキュラムがあり、幸谷愛先生(血液内科)の研究室を訪問した際に、私の話が出て、それがきっかけになって、会いにきてくれたという経緯。幸谷先生とは共同研究もしているが、バンド演奏でご一緒した事もある(2020年1月31日の記事参照)。
新井さんはネット上で「昆虫文学少女」とか「ナナフシガール」という名前で頻回に登場している。これまでに何度も東南アジアに昆虫を見に行ったりしているようだ。左の写真は下記の朝日新聞系の記事の中から拝借。ボルネオ島での写真であるようだが、中々インパクトがある。
 大学選びでは理学部も考えたけど、理研を見学した時に医学部出身なのに研究や動物の飼育を楽しそうにしている私を見て、「医学部もいいかも」と思ったとの話だった。

新井さんが登場する記事:
夏休みの自由研究、昆虫採集が理系進学のきっかけに?子どもを伸ばす取り組み方とは(朝日新聞EduA記事)
ナナフシガールと東京昆虫探検(ナショナルジオグラフィック記事)

2022年2月7日(月)

ユンメイさん来訪
松川ユンメイさんは桂研の先輩で、日本医化器械製作所に勤務(2014年12月7日の記事参照)。京都に来られた折に、立ち寄られた。相変わらず、お元気そうだった。

2022年1月30日(日)

京阪神もまん延防止措置
1月19日にから東京+12府県にまん延防止措置が適用されていたが、27日から京阪神にも適用されることになった。26日に大阪は9800人、京都は2200人と歯止めがかかっておらず、やむを得ないであろう。図のように、日本全体でみてもまだ増加傾向が続いている。デルタ株の時は昨年の10月から12月くらいまでは適度に規制を緩和した状態で社会生活を進めながらも感染者数はよくコントロールできていたことを思うと、今回のオミクロン株の感染力は凄まじい。重症化や死亡者の率が少ないから「風邪の一種」と割り切るという話も出ており、世界はそういう方向に進みつつあるようだ。しかし、ここにきて、日本では死者数が第5波の半分くらいまで増えてきた。軽症者は自宅療養などでもいいかもしれないが、中等症や重症は病院でみるしかなく、このまま増えるとまた医療崩壊ということになってしまうかもしれない。
欧米では現在でもオミクロン株が全体としては拡大し続けているが、増加率が鈍化しており、そろそろピークアウトするのではという声も上がっている。そういう観点からか、規制を撤廃する方向に進んでいるようだ。「コロナ明け」の予感で、このまま進んでくれたらいいが、ちょっと嫌な情報もある。デンマークではオミクロン株の中の亜株であるBA.2という株がBA.1と入れ替わるように急速に優勢になりつつあり、そのせいか新規感染者数も増大傾向が続いている。BA.2株は幸い日本ではまだ市中では拡大していないようだが、今後どうなるかわからない。こんな「いたちごっこ」みたいな話がいつまで続くのだろうと思う。

2022年1月28日(金)

水生カタツムリ増殖中
1月10日に、一部を水槽に移し残りを卵がかえるまでプラケースで引き続き飼育、というように書いた(2022年1月10日の記事参照)が、先週末、卵がほぼ全て孵化したようだったので、全てを水槽に移し替えた。
マウス用の配合飼料の廃棄分を一部もらって、砕いて餌にしている。
餌を水の中に沈めた直後の写真。
餌をやってから3時間後。ほとんどの個体が餌の周囲に集まっている。
アップの映像。上を下への大騒ぎだ。
さらに4時間後の写真。ほぼ全ての個体が餌の周囲に集まっている。2ヶ月前に「ようやく増え出した」と喜んでいた(2021年12月1日の記事参照)ことを思うと、すごい増え方で、今後は餌の量などを加減する必要があるだろう。

2022年1月25日(火)

2022年度の免疫学会学術集会のポスター
2022年度の免疫学会は熊本で開催される予定で、ポスターが送られてきた。集会長は吉村昭彦先生(2021年12月8日の記事参照)。吉村先生は集会長を引き受けられるまで、実は何度か辞退されていたが、今回は準備も覚悟もできたので引き受けられたという話だった(2019年12月11日の記事参照)。ポスターはデザインが秀逸だ。熊本城主の加藤清正が朝鮮出兵した際に虎退治をした、という話に基づいているようだ。槍で退治したという話になっているが、実際には鉄砲を使ったという説もある。なんであれ、この話と、新型コロナを合わせてあり、素晴らしい発想だ。また、学会のテーマが「シン」免疫学となっているのも、お見事。庵野秀明の大ヒット作「シン・ゴジラ」「シン・エヴァ」や、これから公開される「シン・ウルトラマン」「シン・仮面ライダー」にあやかったものであることは明らかだ。「・」が入ってないのは何でかなと思うが、やりすぎ感を避けるためだったのかもしれない。槍を抗体にして、加藤清正をT細胞としているのも、とてもいい。エヴァシリーズにはこれまでに「ロンギヌスの槍」や「カシウスの槍」が出てきたが、シン・エヴァで登場した槍であれば「ガイウスの槍」ということになろう。ハイブリッド開催ということになっているが、フルで現地開催できる事を願う。

2022年1月22日(土)

3回目のワクチン接種
この日、職域接種があり、京大病院で3回目のワクチンを受けた。昨日降った雪は市内ではほぼ消えたが、大文字山にはまだ残っている。
       

2022年1月21日(金)

またも積雪
この日はかなりの積雪で、大通りもお昼前くらいまで雪が残っていた。朝8時ごろ、自宅近くの写真。
写真は11時ごろ、丸太町の橋から北を望んだ景色。雪国みたいだ。
        

2022年1月20日(木)

創薬薬理フォーラム第70回懇話会
表記の会がオンラインで開催された。日本薬理学会が主催するフォーラムで、定期的にシンポジウムや懇話会が開催されてきた。今回の懇話会は、少し前まで、発表者とスタッフは渋谷の日本薬学会長井記念館に集まる予定であったが、残念ながらオミクロン株のせいで完全オンラインになってしまった。

2022年1月19日(水)

修士論文審査会
高さんは今年度医科学修士の2回生。先日修論を提出し、この日、医学部の講義室で、全員を対象にした審査会があった。一人につき発表15分、質疑応答10分で、審査をするのは三人の教授/准教授。高さんの審査は、生田先生、廣田先生、吉富先生にしていただいた。他の研究室の教授や若い人も聴いているので、結構緊張感を伴う会である。

2022年1月16日(日)

窓ガラスの掃除
前回は平日に部屋の中から窓の外に出て拭いていただいた(2019年3月7日の記事参照)が、今回は休日にクレーン車のようなものを使って外側からの清掃だった。お疲れ様です。
         

2022年1月15日(土)

トンガで大噴火
日本時間で15日13時ごろにオーストラリアの東の方にある島国トンガで、大きな噴火があった。写真は噴火後1時間くらいで、噴煙は直径500kmになっているとのこと。東京から大阪までを覆うようなスケールだ。ただ、これはきのこ雲の直径であって、火砕流が地表や海面を覆い尽くしたという訳ではない。
 衛星からコマどりした動画(下記)を見ると、噴煙の広がりよりずっと速い速度で衝撃波が広がっているのがわかる。爆発はだらだらしたものではなく、かなり瞬間的に起こったということなのであろう。
 すぐ近くのトンガでの津波が1mにも満たなかった事から当初は日本では津波警報は出されなかったが、12 時間くらいしてから日本で1mを越す津波が見られた。この津波の発生様式は未知の現象だったようだ。衝撃波などの空気の振動が波を作り出すのであろうとのことだ。これだけ科学が発達しても、まだこんな未知の現象があるんだと、驚いてしまった。
 なお、今回の噴火は確かに大噴火ではあるが、気候に影響を及ぼすほどではなさそうだ。

噴火のコマどり動画:

2022年1月14日(金)

雪が降る
今年はよく雪が降る。この日もそこそこ積もった。朝8時過ぎの教授室からの写真。まだ降り続いている。
         

2022年1月13日(木)

コロナの第6波
年末あたりから第6波が来た。10月下旬くらいから全国の新規感染者数は100人-200人くらいでずっと抑えられていたのに、この2週間くらいは爆発的な増え方で、昨日は1万3千人になった。オミクロン株の割合はまだ明確には示されていないが、東京や大阪などの大都市ではほとんどがオミクロン株に置きかわっているようだ。
世界全体で見ても、すごい勢いで増えている。
オミクロン株は、潜伏期も病期も短く、重症化率や死亡率はデルタ株に比べてかなり低いようだ。肺よりもその手前の気道に感染する傾向があるために、肺炎になりにくいらしい。風邪やインフルエンザに近い性質と言えそうだ。他国のデータで見ると、死亡率はデルタ株の5分の1くらいのようだ。死亡率低下の要因としては、ウイルスそのものの性質の他に、抗体医薬や飲み薬など、治療法が増えてきたこともあるかもしれない。しかし、死亡率が5分の1だとしても、感染者数が5倍になると、死者数は同じになるので、決して軽視できない。アメリカや欧州でも、感染者数はものすごい勢いで増えている。アメリカのように1日に100万人とかのレベルで感染者が出ると、仮に死亡率が季節性インフルエンザ並みの0.1%くらいまで下がったとしても、一日に1000人が亡くなることになる。オミクロン株に対しては、欧米はあまり厳しい規制をかけない方針のようだが、医療が逼迫すると、そうも言ってられない状況になるかもしれない。今後日本で第6波がどうなるのか、予測は難しいが、何とか行動制限をかけずに今回の波を乗り切れたらいいのに、と思う。

2022年1月13日(木)

ランの花
ラボニュース欄によく出てくるランであるが(2020年11月29日の記事参照)、今年もいい感じで咲いた。窓辺に置いて水を時々やっているだけでよく咲くので、ありがたい品種だ。ジゴニシアの中の、紫小町という品種。

2022年1月10日(月)

水生カタツムリを水槽に移し替え
これくらい密になると水が2、3日で汚くなるので、濾過機能をつけた水槽に移すことにした。右側のプラスチックケースの壁には卵が多数生みつけられているので、水槽には大きな個体だけを移して、しばらくは並行して飼育することにした。
広々とした新天地で気持ち良さそうだ。
          

2022年1月7日(金)

水生カタツムリが順調に増殖
つい1ヶ月前、「やっと増え出した!」と喜んでいたが(2021年12月1日の記事参照)、その後すごい勢いで増えている。餌(配合飼料)をやると、数時間で写真のように群がる。
餌に群がっている部分のアップ。小さい個体も多数いるのがわかる。
          

2022年1月1日(土)

寒波襲来
年末年始は寒波が襲来。京都市内ではあまり積雪はなかった。夕方、子供達と北山方面へドライブ。大原まで来ると雪景色が見られた。正月につき、私は朝も昼もお酒を飲んでいるので、長男が運転してくれた。
寂光院の参道。遅い時間だったので、参道に入るための入り口も閉まっていた。