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ラボニュース 2019

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2019年5月29日(水)

東大医学部で講義
今年も、東大医学部3回生の免疫学の講義を2コマ(1時間30分x2)させていただいた。講義の最後に、免疫ペディアの表紙のイラストを使った小テストを行った。
昨年も配ったが、自己採点をしてもらうだけで回収はしなかった。今年は、最後に回収することにした。時間は10分、講義に使ったスライドとか教科書を見るのはOK、周囲との相談はNG、という条件。「提出」ということになると、学生の皆さんは、とても熱心に取り組んでいたようだった。回収した解答用紙を後でざっと見たところ、全体に正答率はそう高くなかったが、中には25問中22問正解(88点)などという強者もいた。なお、提出した75人中、80点台はこの88点の人を合わせて3人くらいいた。
講義の後、免疫応答を題材にしたボードゲームを作っているという学生が話をしにきてくれた。中野誠大(まさひろ)さん(向かって左)と、古久保宙希(はるき)さん。
まだ未完成だそうだが、市販化を目指して動いているという。こういうゲームがヒットしたら、免疫学を学ぶ機会が増えて、いいことだと思う。市販化されたら連絡を欲しいという人は下記のサイトに連絡先を入力下さいとのこと。
https://forms.gle/UC3UkAhL35Y3tYSe7

なお、このボードゲームを、今年の8月に開催される「免疫ふしぎ未来2019展」に出展するとのことらしい。免疫ふしぎ未来展は日本免疫学会主催で展示やショートトークを通して一般向けに免疫学を紹介するイベントで、今年は8月4日日曜日にお台場の科学未来館で開催される。免疫学会から100人以上が参加し、3000人くらいの来訪者がある、大きなイベント。
免疫ふしぎ未来2019展:

2019年5月19日(日)ー23日(木)

イスラエルで開催されたThymE参加記
イスラエルのワイツマン研究所で開催されるThymEに参加すべく17日(金)の午後から関空へ。今回は増田さんと長畑君が参加。イスラエルといえば紛争の当事者国であり、この3月にガザ地区を空爆したなど、不安材料が多かったが、3人で最終的には渡航を決心した。関空でラーメン+餃子で壮行会。
香港での乗り換えを経て、イスラエルのベン・グリオン空港に到着。到着日である土曜日の午前中は、あいにくシャバットと言われるユダヤ教の安息日の最中(金曜日夕刻―土曜日夕刻)で、この時間帯は一切の労働は禁じられているらしく、公共交通機関も全て運休。乗合タクシーで会場近くのホテルに向かう。空港の乗り合いタクシーのカウンターの予約票が「マガハタ」になっていたのが笑えた。
少し遅れて現れた、ちょっと無愛想な運転手。3列シートのタクシーの2列目と3列目に、6人が乗る。
長畑君以外の5人が泊まったホテル。学会場から徒歩10分くらい。
午前中であったが、幸い、チェックインできた。ホテルの部屋。
窓からの景色。
一行でワイツマン研究所内の長畑君の宿泊場所へ、見学を兼ねて同行。
ワイツマン研究所の入り口。正式にはワイツマン科学研究所(Weizmann Institute of Science)。
ワイツマン研究所のマップ。
Meetingが開催されるDavid Lopatie Conference Center。芝生がきれいだ。
敷地内はどこを見てもこういう感じで、とてもよく整備されている。小さな穴が空いたホースが地中に埋められおり、水はそこから供給されているようだった
長畑君が泊ったSan Martin Guest House。若者向けの施設で、相部屋ではあるが、いい部屋だったらしい。
研究所見学を終えてから、昼食会で無事の到着を祝った。安息日なので、イスラエル料理の店は閉まっており、ホテル近くのイタリア料理屋へ行った。
とはいえ、地元っぽい料理も。スターターとして皆でシェアして食した、焼ナスビ+胡麻ダレ。とても美味しかった。
スーパーに立ち寄る。巨大なナス。
19日日曜日の、午後イチから、始まった。今回のオーガナイザー代表のJakub Abramson (Weizmann Institute)によるOpening Remarks。
会場。
コーヒーブレーク。
期間中、コーヒーブレークでは毎回、注文に応じて、エスプレッソやカプチーノを作ってくれた。
カプチーノ。とても美味しく、会期中、ほぼ毎回飲んだ。
写真中央は、初日に、今回事情があって来れなかったThomas Boehmに代わって話をした森本亮先生。サメやナメクジウオのFoxn4(Foxn1の先祖遺伝子)をマウスのFoxn1と入れ替えるとどうなるかという話。堂々とした、とてもいい発表だった。
夕刻に、Ellenによるキーノートレクチャー。我々と近い分野なので、Ellenの話はいつもとても勉強になる。
テラスで、Welcome reception。
料理の一部。ジャガイモ、サツマイモ、チキン。
Richard Hodesのラボにいる渡辺政志先生(向かって左端)、松本満先生(左から2人目)と。渡辺先生の話は3日目に聴けたが、負の選択を主にしているのは胸腺上皮細胞か樹状細胞かB細胞かという、免疫学の本質に関わる話で、とても面白かった。
2日目、夕刻のポスターセッションで、長畑君が熱く解説。
ポスターセッションの後、増田さん、長畑君と、研究所近くの食料品店の前でdiscussionを継続。
3日目の午後のフリータイムに、タクシーでエルサレムに行った。エルサレム近郊の街並み。
16時30頃、エルサレムに到着。
猥雑な感じの小径が続き、両側は土産物店や飲食店がずっと並んでいた。スパイスの匂いが鼻を突く。
聖墳墓教会。キリストが磔刑されたというゴルダゴの丘に建てられ、中にはイエス・キリストのお墓がある。キリスト教徒にとっては最大の巡礼地とされているので、観光客が立ち入り難い雰囲気かと思っていたら、内部にも軽装の観光客が沢山いて、写真NGなどといった規制もなかった。
「嘆きの壁」の近くで軍関係の式典をしていた。自動小銃が並ぶ様はちょっと怖い。
嘆きの壁。神殿を破壊されたユダヤ教徒が嘆く場所であり、ユダヤ教の最大の聖地とされる。壁の近くにくるまでに手荷物の保安検査があったり、小銃を抱える人がそこここに立っていたりして、物々しい雰囲気であった。壁はとても大きく、少なくとも、信者ではない者が、軽々しく近づいてはいけないという空気感はあった。一方、そういう中にも、妙な「おおらかさ」も感じられた。例えば、ガイドブックには「ノースリーブや短パンで近づいてはならない」とされていたが、特に規制は無く、実際には写真のように軽装の人達が多く見られた。
路面電車でエルサレムのセントラルバスステーションへ。そこからバスでテルアビブに向かう。
テルアビブに着いたのは午後8時頃。バスターミナルは大きな商業施設に隣接しており、その地下は大きなシェルターになっていた。
テルアビブでは繁華街をひとしきり歩いた後、電車でRehovotに帰着。全体に緊張感を強いられる小旅行だった。無事に戻れて、ほっとして近所のレストランで夕食を取っているところ。
3日目の午前中、Adrian Haydayによるキーノートレクチャー。ガンマデルタT細胞のリガンドについて、Butyrophilin-like gene familyが関与しているという話であったが、多くの知見が得られつつあると思う一方で、リガンドの認識機構についても、分化過程についても、まだよくわかってないことが多いという印象もあった。
Natalia Zietaraと、彼女の前ボスのAndreas Krugerと。Nataliaは、理研免疫センターのサマープログラムで1ヶ月ほどホストした事がある。今はLudger Kleinのラボに所属している。
4日目の午後はmeetingの公式行事としての「死海ツアー」に参加。150名くらいの参加者が、バス3台に分乗。道中、小高い荒涼とした丘の上に集合住宅がひしめく、という街並みが多く見られた。
死海が近づくと荒地が続くようになる。
位置関係を整理しておく。イスラエルの位置。シリア、レバノン、ヨルダンなどに隣接していて、ややこしそうな所だ。
ここでのポイントは、イスラエルを南北に貫く谷(地溝)は、大地溝帯の一部という事。大地溝帯というのはマントルが湧き上がってきてプレートを分断しつつある場所であり、遠い将来には大洋になる所だ。
イスラエルのスケール感であるが、だいたい南北400km、東西100kmくらい。面積としては、四国くらいの大きさらしい。ピンク色は、まだ所属が定まっていない、紛争地帯。ガリラヤ湖、司会から、紅海に至る大きな地溝が大地溝帯の北端に当たる。地溝の底部はほとんどが海面より低く、ガリラヤ湖はすでに海抜マイナス213mで、そこからヨルダン川が流れ出して、海抜マイナス418mの死海に注いでいる。ガリラヤ湖は淡水湖だが、死海は流れ出す川がないため、塩分が溜まり続け、塩分濃度は、海水が3%なのに対して、死海は30%。ほとんど生物がいないために死海と呼ばれる。
今回訪れたビーチは、ヨルダン川西岸地区の中。死海のビーチには、もっと南の方に、紛争地帯でない場所もあり、私は当然そちらに行くのだと思っていたので、バスがエルサレムからどんどん東に入っていった時は、ちょっと怖かった。
上の地図の航空写真。地溝に当たる部分が砂漠である事がよくわかる。
地溝に当たる部分にさしかかると、バスはどんどん高度を下げて行く。周囲は砂漠の風景になり、そのうち死海が見えてきた。
地溝の壁を成す山。草木がほとんど生えていない。
ビーチに到着。ガイドブック(地球の歩き方)にも載っていないようなビーチであるが、かなりの人出だった。
別なバスの人たちは我々よりも40分くらい前に着いていて、木村先生(向かって右端)や新澤先生(右から2人目)は、泳ぎ終わって戻って来られたところだった。
脱衣所から降りて行くと、ツアー一行様用にテントが貸し切られており、ここに荷物を置いて、いよいよビーチへ。
ビーチ。砂浜ではなく。泥浜という感じ。
入る直前。目に入ったえらいことになるとか、間違って飲んだら喉や肺が熱傷になるとか、さんざん脅されていたので、緊張感が漂う。
とはいえ、入るとすぐに慣れて、長畑君は余裕で決めのポーズ。
鈴木先生も楽しそうだ。
筆者。脚が水面に上がってしまうので泳げない。手で漕いでゆっくり進むしかない。不思議な感覚で楽しかったが、昨日のエルサレム散策で首筋をかなり日焼けしており、しばらくするとヒリヒリと痛み出して、身の危険を感じた。長時間楽しむようなものでもないと思われた。
死海とは関係ないが、道中バスの中で新田先生が「最近、ボディービルダー的な鍛え方をしている」と話していた。現物をみて、納得。ジムで専用の機器類を使うのではなく、家で腕立て伏せをしたり公園の遊具で懸垂したりして鍛えているという。また、鍛える事だけでなく、しっかりとタンパク質を取ることと、よく寝ることが、同じくらい大事だそうだ。特殊な嗜好性かと思ったら、東大医学部の免疫学講座の中に、すでに同好の士が4人くらいいるらしい。なおこの写真はHP掲載許可をもらった上で載せている。
ビーチから夕食の会場に向かう途中、山道を登って行く中で、アイベックスというヤギの仲間を見かけた。
よくこんなところで生きていけると感心。
地溝の外壁に当たる岩山の山頂に、突然「北斗の拳」に出てきそうな集落が現れた。
このあたりは「地の果て感」が強い。記念写真。
岩肌。火成岩ではなく、堆積岩のように見える。かつては海の底だったのであろう。
死海の西岸から、北東側を見渡す。向こう岸はヨルダンという事になる。これがまさに広がりつつある大地の裂け目だと思うと、感動的な風景だ。
テントの下で夕食。まだ暑いので、扇風機があちこちに置かれていた。
肉団子とチキンの塊をゲットして嬉しそうな長畑君。隣はGraham Anderson。
今回の会で、高浜先生(NIH)(写真中央)とは久々にお会いした。お元気そうで何よりだった。正の選択に関わるペプチドの作られ方について、しっかりと議論をさせて頂けて、とてもいい勉強になった。
こういう自動小銃を持っておられる方が今回のツアーにはずっと同行されていた。最初は安心感よりも不安感を醸していたが、そのうちに気にならなくなるから、不思議なものだ。
料理は、サラダ類、米料理、クスクス(小麦粉を使った粒状のパスタ)、肉団子、チキン、焼き魚など、種類が豊富で、どれも美味しかった。
この日は、日本人関係の参加者でテーブルを囲んだ。少し酔いも回ると、もはやこの世のものとも思えない雰囲気になり、私は「これは多分ツアーのバスは谷底へ転落して、皆で死ぬ直前に夢を共有しているのかも」などと口走ったりして、周りに嫌がられた。
アトラクションで、皆に打楽器が配られ、イスラエルの民族音楽を一緒に演奏。
暗くなってくると、さらに幻想的な雰囲気になった。
最終日、丸一日のmeetingの後、フェアウエルディナー。
ひとしきり食事が済んだ後、ポスター賞の発表。大東先生が一つをゲット。
その後、クイズの時間。JC Zuniga-Pflucker(右端)とJarrod Dudakov(中央)がMC。
この会に関連したクイズで、最初にregisterした人は誰でしょうとか、最初に死海に入ったのは誰でしょうといったものから、meetingで語られてたサイエンスに関する問題まで色々あり、とても面白かった。4択のアプリを各自スマホにダウンロードして、ゲームに参加する。写真は、この会に「Anderson」は何人いたか、という問題の解答。
今回の私の発表の中で出した、新作イラストもネタになった。図を出した時のパワーポイントでの解説を載せておく。まず、KTCC用に鈴木先生から頼まれた、と説明。
鈴木先生の研究に絡めたいと思った。鈴木研は正の選択に関わる分子Themisを2009年に発見した5グループのうちの一つで、また、Negative Selectionのゲストボーカリストの一人でもある。そこで、これらのイメージを組み合わせた。
完成図。鈴木先生はNSをバックにFredyのように歌っている。左側は正の選択、右側は負の選択。2匹のライオンはProteaseで、左側は皮質上皮特異的なもの。タンパクを食べて、分解してペプチドとして排泄(昼食前に下品な表現で申し訳ないと謝る)。胸腺上皮細胞がMHCに載せて胸腺細胞に提示。右側では、負の選択に関わるタンパク分子をAIREやFezf2が作っている。
前記のような私のプレゼンに対して、「あのイラストの中のライオンは何を意味するか」という設問が出され、多くの参加者が正確を答えてくれていた。
最後にJCが来年のThymUSをアナウンス。
その後、私も少し時間をコラって再来年の国際KTCCをアナウンス。
おそらくまた演奏会をするであろうから、参加希望者を募っておいた。

2019年5月16日(木)

昼食会
HLA研究所会長佐治先生主宰の昼食会。今回はうちのラボからは高さんと西村君が参加。4月から坂口研に特定准教授として戻って来られた朝霧先生が2度目の参加。
この日話題になったのが東山の植生の変化。黄色く見えるのは椎(シイ)で、この時期は花が咲くので黄色く見える。常緑の照葉樹で、このあたりではそれほど優勢ではないはずの樹種であるが、数十年前から、勢力を拡大している。
特に、知恩院あたりから将軍塚にかけての山は、ほとんど椎の純林になってしまっている。この山はかつては、他の東山一帯と同じように、クヌギ、コナラ、アカマツなどの雑木林であったらしい。椎の勢力拡大は、アカマツの枯死によるものとの説もあるが、温暖化や都市部のヒートアイランド現象によるものとも言われている。本来の植生が失われているという問題の他に、観光的見地からは、風情が失われているという事も問題になっているようだ。
椎は大文字山のふもとのあたりまで勢力を伸ばしつつあるように見える。さすがに比叡山のふもとまでは来ていないようだ。

2019年5月14日(火)

ジャーナルクラブ
今回は長畑君が担当。Natureのon line版で出た「The bone marrow microenvironment at single-cell resolution」という論文。力作ではあったが、それほど驚くような新しい話がわかったというような論文ではなかったように思われた。学生が数名参加。向かって左から土井さん(3回生)、島田君(3回生)、國宗君(6回生)、右端は柿原君(5回生)。

2019年5月11日(土)ー12日(日)

Negative Selection、セカンドアルバムの収録
前回と同じ前橋のスタジオ(夢スタジオ)でいよいよNegative Selectionのセカンドアルバムの収録合宿が始まった。前日の夜に現地入りし、まずは会食。前回と同じく、普段は欧米で超一流のプロの録音を担当しているEnrico Sesselego氏 (写真向かって右から2人目、2017年11月8日の記事参照)が担当してくれる事になった。
今回は、全部で6曲を録音。食事後、大久保君が作ったデモ演奏を聞きながら、楽譜の読み合わせ。
録音スタジオ。
ドラムセット。
今回はベースはライン録りする事になり、ベース担当の石戸先生はコントロールルームで演奏。
今回録音する中の1曲、「夜光雲」という曲に、瀧内曜子先生(北野病院血液内科副部長、写真左)に参加頂いた。瀧内先生は血液内科医であるが、プロのバイオリン奏者としても活躍されている(2019年4月26日の記事参照)。さすがプロという演奏だった。
「夜光雲」を歌ってくれるのは、青木智子先生(金大医学部消化器内科助教)。しっとりとした、個性的な声で、切々と歌って頂けた。
寄生虫とILC/好酸球の戦いを唄った曲「蟲の襲来」は、男性コーラスの曲として録音。
丸2日にわたる録音を終え、記念写真。個人的には自身のギターの録音に苦戦したが、全体としては上々の出来だと思う。

2019年4月27日(日)ー29日(月)

第30回日本医学会総会
表記の会が名古屋国際会議場で開催された。医学会全体を対象にした大きな会だ。
私は2日目のジャパン・ティッシュ・エンジニアリング社(J-TEC)主催のランチョンセミナーで話をさせて頂いた。ランチョンセミナーは、多くの参加者は昼食をあてに参加されるので、人が入らないということはないとは思うが、それでも整理券の売れ行きは気になるところで、11時ごろには配布終了となっていたのでほっとした。
セミナーのチラシ。座長は医科歯科大学小児科の森尾友宏先生。もう一人の演者は名古屋大学小児科の高橋義行先生で、トランスポゾンを用いて安くCAR-T細胞を作製する方法を、JTECと共同で開発されている。とても有望そうな方法だ。
セミナーは、300人くらいの、大きな会場で開催された。
セミナーには、関西電力病院や大学院の先輩の柏井三郎先生(かしいクリニック院長、向かって左)と、大学の同級生の佐瀬一洋先生(順天堂大学臨床薬理学教授)が来られていた。昭和61年に医学部を卒業後、京大病院の内科で研修を始めた時、私は佐瀬先生と同じグループであったが、柏井先生らのグループから患者さんを引き継ぐ形になったので、私も佐瀬先生も、1週間くらいではあったが、多くの事を柏井先生らから習った。佐瀬先生と柏井先生はその時以来の再会となった。
J-TECの社長の畠賢一郎氏(向かって右端)と、座長、演者で記念写真。盛況で、いい会だった。

2019年4月27日(土)

葵小学校のプチクラス会
今年も葵小学校6年1組のプチクラス会が催された。昨年もこの時期に開催された(2018年4月28日の記事参照)。主宰者の大西君によると、「生存確認の会」だそうである。1次会は芝蘭会館別館のレストラン。
2次会はすぐ近くの大西君の実家のお部屋で。小学校時代からの友人は、気が置けなくて、とてもいい。今回は、昨年10月に「ガッテン!」に出演した時(2018年10月31日の記事参照)の映像を見てもらったりした。

2019年4月26日(金)

神戸でバンドの練習
このところ、こつこつとNegative Selectionのセカンドアルバムの曲作りを進めている。6曲収録する予定だが、その中に1曲、免疫細胞と関係ない曲を入れる予定。会えなくなった恋人をいつまでも想い続けるというような哀しい唄で、作詞は北村先生、作曲は私。2017年の肝癌研究会の懇親会でのコンサートでご一緒した青木智子先生(金大医学部消化器内科助教、写真向かって右)に歌ってもらう事になった。青木先生は、しっとりした、いい歌声を持っておられる。また、この曲では、大久保君のピアノと、昨年の血液学会の国際シンポジウム(2018年7月27日の記事参照)でご一緒した瀧内曜子先生(北野病院血液内科副部長、写真左)のバイオリンをフィーチャーしており、瀧内にはバイオリンをイントロ、間奏、エンディングなど随所で弾いて頂くことになっている。瀧内先生は血液内科医であるが、プロのバイオリン奏者としても活躍されている。プロの演奏家に自分達の作った曲を弾いてもらうというのは中々緊張する状況であるが、共演するととても心地よくて、プロの出す音はさすがだなと思った。
練習終了後、皆で記念写真。

2019年4月25日(火)

うなぎ料理
ラボの有志でうなぎ料理を楽しむ会。一人当たり2匹ずつという贅沢なコースだった。色々な調理法で出されたので、最後まで楽しめた。

2019年4月23日(火)

Priscilla Kelly氏と面談
Science誌の免疫セクションのassociate editorであるKelly氏と面談。臨床応用に向けた戦略について話を聞いて頂いた。
先斗町で会食。向かって左から上野英樹先生(湊先生の後任)、Kellly氏、坂口志文先生、坂口教子先生。

2019年4月22日(月)ー23日(火)

自治医科大学で講演
栃木県の自治医大で、大学院生向けのセミナーと、医学部の学生向きの講義をさせて頂いた。夕方、自治医大に到着。
教育・研究棟。敷地に余裕があるのか、建物が妙に大きく、建物の中の廊下もやたらと広い。
大学院生向けのセミナーでは、昨年10月「ガッテン!」にNegative Selectionが出演した時の映像(Youtubeに出ているもの)を観てもらった。
今回は分子・病態治療センター炎症・免疫研究部の高橋将文先生(私の正面)にホストして頂いた。セミナー後は、高橋研の方々と大学の近所で会食。私の右隣は新学術領域「細胞運命制御」でご一緒したことがある古川雄祐先生(同研究所幹細胞制御研究部教授)。会食では色々な話が聞けて楽しかった。自治医大では、留年したり国試に落ちたりすると、各地方自治体があてにしている数の医者を送り返せなくなりその地方の医者の人事異動が滞る事になるので、学生へのそういう社会的プレッシャーはすごいらしい。そのおかげか、教育がいいのか、国試の合格率はここのところずっと全国トップだそうだ。

2019年4月19日(金)

Kyoto Basic Science Forum
このところ毎年4月にCelgene社の主催で、京都の血液疾患関連の基礎研究を若手医師に紹介するという研究会が、ハイアットリージェンシーで開催されている(2018年4月6日の記事参照)。今年は前半の1時間は京大から河本研、小川研、岩井研、京都薬科大から芦原研がプレゼンした。
長畑君はこの4月から研究員生活に突入。最近いいデータが出始めており、今回はそれをプレゼン。いい質問がいくつか出て、手応えを感じているようだった。
後半の1時間は近畿大学血液腫瘍内科講師の田中宏和先生による「Myeloma-initiating cellの同定とその特性解析」。多発性骨髄腫は大きな枠組みで言えば形質細胞に由来するわけであるが、どのステージの形質細胞に由来するかは、まだ確定していないらしい。勉強になった。

2019年4月18日(木)

土井ゆかりさん、ラボ見学
医学部での講義の後、研究室の研究活動に興味を持った学生さんが、ラボ見学に来られた。土井ゆかりさん、医学部の3回生。難しいことをイラストとして表して理解を助けるという手法に関心があるとのことだった。

2019年4月17日(水)

昼食会
HLA研究所の会長佐治先生が主宰する昼食会に、河野先生が初参加。この日はHLAの多重性がどれほど重要かという話(HLA遺伝子座が一つでもホモの人はHIVの発症までの期間が年単位で短くなってしまうという話)に始まり、話題が食文化の話から生物の進化の話まで目まぐるしく変わった。

2019年4月16日(火)

本庶先生のノーベル賞受賞記念講演会
表記の会が時計台記念ホールで開催されや。本庶先生はノーベル賞を取られてから山ほどの講演をされてきたであろうが、今回は、京大の医学研究科主催の講演会で、ようやく実家での講演ということだ。主に医学研究科の教員、大学院生、そして医学部の学生が対象。そのようなclosedな会であったが、同ホールのキャパ500人を超える800人以上の応募があったとのこと。
内容は、昨年ストックホルムでされた受賞記念講演の内容を日本語にされたものだそうだ。原題は「Serendipities of Acquired Immunity」で、日本語タイトルは「獲得免疫系の思いがけない幸運」。
「獲得免疫系の思いがけない幸運」という題目は、「脊椎動物は獲得免疫系を持つようになったおかげで繁栄し、長生きできるようになり、さらにはがんに対しても戦う道具を手に入れることができ、幸運だ」というような意味であるらしい。とてもスケールの大きな話だ。ただ、無脊椎動物でもイカやタコのように大きくて長生きの生物もいれば、土の中で10年以上も生きるセミなどもいるので、生物の大型化や長生きと獲得免疫との関係についてはやや疑問が残った。
講演後、15分くらい、学生からの質問に本庶先生が答える、という時間帯があり、そこでは本庶先生節炸裂で、とても面白かった。特に印象に残ったのは、写真の質問に対して、「神経系が高次なので面白いという人がいますが、神経系と獲得免疫系でいえば、獲得免疫系の方が進化的には後に出現しており、だいたいは進化的に後の方が、それまでにあったシステムを利用する形で発達するから、より高次なんです。」というような説明をされた事。素晴らしい回答だと思った。
医学部の学生さんから花束の贈呈。
夜は医学研究科の現役およびOB教授による祝賀会が催された。それぞれ70人ずつくらいが参加。私が学生の頃のポリクリ(臨床実習)の時に教授だった先生方も沢山来られていた。
副学長の湊先生の挨拶。PD1シグナル阻害による抗腫瘍活性の誘導という研究に関しては、湊先生の貢献はとても大きい。また、湊先生だったか岩井先生だったかの挨拶の中で、「ここには、ノーベル賞候補に挙がっていた方々が、沢山おられて、そのような中で、ようやくそのうちの一人にノーベル賞が来た」というような事を言われていて、確かにそうだなあ、と思った。
本庶先生と同期の中西重忠先生のスピーチ。中西先生も、そんなノーベル賞候補者の一人だ。本庶先生はクラススイッチという現象のメカニズムを70年代から80年代かけて解明されており、まさにノーベル賞級の発見なのであるが、中西先生が話された、本庶先生がクラススイッチという現象に焦点を絞られるあたりのくだりが面白かった。
本庶先生の挨拶。ホームグラウンドでの講演会と祝賀会という事なのか、とても嬉しそうな、そして穏やかな表情をされていた。
柳田先生による花束の贈呈。
テーブルでは、畑中正一先生と同席だった。記念写真。
会の終了後、2次会で呼吸器外科の伊達先生の案内で祇園のバーに行った。左から椛島先生、私、濱崎先生、戸口田先生、瀬原先生、伊達先生。
外国では落花生の殻を床に捨ててもいいバーがあったりするが、このバーはその方式を踏襲していた。

2019年4月16日(火)

医学部での講義
本年も医学部の講義を4コマ担当させて頂いた。4月11日に2コマ、この日の午前中は後半の2コマを担当し、免疫細胞の分化過程について話した。「負の選択」について話をした後、 Negative Selectionのオリジナル曲「Happy Deepee」という、負の選択で死んでいく胸腺細胞の哀しみを唄った曲のプロモーションビデオを見てもらった。

2019年4月15日(月)

京大病院泌尿器科の先生と打ち合わせ
嘉島君(向かって右端)はこの4月から泌尿器科の特定助教になり、ちょうど入れ替わるように、泌尿器科から大学院生として河野先生(右から二人目)がこられた。泌尿器科は、他の研究室に研究委託で大学院生を送り込んだ場合は、お目付役的な先生が研究内容や進捗状況を詳細にフォローするという制度があるようで、今回そのような役割の先生お二人(左から赤松助教、後藤助教)が来られて、河野さんの研究内容についての打ち合わせを行った。いい制度だ。

2019年4月13日(土)

教授室からの眺め
教授室は2階にあるので、窓の外の木々を観るのには良い。今年も、この時期は桜の花とカエデの新緑がきれいだ。

2019年4月8日(月)

高野川の桜
通勤路である出町柳の橋から北側を望んだ写真。高野川沿いの桜がそろそろ見頃。今年は例年に比べてやや遅いようだ(2018年4月1日の記事参照2015年4月4日の記事参照2013年4月3日の記事参照2012年4月10日の記事参照)。

2019年4月8日(月)

長浜バイオ大学で講義
このところ、長浜バイオ大学の2回生と3回生を対象にした免疫学の講義全15回の、第1回の総論を担当させて頂いている(2018年4月9日の記事参照)。同大学がある田村駅から東を望むと、伊吹山が見える。長閑な景色だ。
駅舎から大学を見た写真。駅を出てすぐというロケーション。
担当の伊藤先生による免疫学講義のオリエンテーション。

2019年4月5日(金)

河野先生ミニ歓迎会
今週から河本研に参加された泌尿器科の河野先生(後列向かって右から2人目)のミニ歓迎会を催した。よろしくお願いします!

2019年4月5日(金)

研究室メンバーで花見
鴨川の桜は、この日もまだ8分咲きくらいだったが、お昼休みにラボメンバーで昼食+花見。昨年より一週間ほど遅い(2018年3月29日の記事参照)
河本研の他に、神戸の遊佐先生、河岡先生、北條先生(河岡研研究員)、北村俊雄ラボに参加することになった田中君(向かって左端から2人目)、4月から坂口研の特定准教授になった朝霧先生(向かって右端)が参加。
ちょっと遅れて永野君と長畑君も参加。
すぐお隣りに、CiRAの堀田先生と池谷先生のラボの人達も来られていた。
今年も鴨川にはニゴイが健在(2018年3月29日の記事参照)

2019年4月4日(木)

お昼休みに片山先生、井上先生と花見
山田泰広先生(東大)をリーダーとして、井上正宏先生(京大)、片山量平先生(がん研)、私で構成される次世代がんのチーム型研究が、引き続き採択され、今年度から3年間続けられることになった。片山先生が最近出された論文(JEM, 216:982, 2019)に河本研も共同研究で加わっており、この日は今後の共同研究の進め方について、打ち合わせをした。お昼休みに、井上先生も参加され、研究所のすぐ近くの鴨川で花見をしつつ、昼食をとった。まだ満開ではなかったが、十分いい花見ができた。

2019年4月2日(火)

松浦さん来訪
松浦和子さんは、関西電力病院の検査科の技師をずっとされていて、最近CiRAの池谷先生のラボにテクニカルスタッフとして参加された。私が関西電力病院で研修をしていた頃(昭和の終わり頃から平成にかけて)は、スキーが大流行りで、私は毎週末のように信州に行き、春になっても月山や岩木山に行ったりしていた。松浦さんはその頃のスキー仲間の一人で、SAJの1級を持っておられる。研究の話に加えて、昔話をひとしきり楽しんだ。

2019年4月2日(火)

台湾の中央研究院の方々と会談
台湾の中央研究院(Academia Sinica)は、日本で言えば理研のような大きな研究組織。劉扶東博士(向かって右端、中央研究院副院長)と孟子青博士(右から2人目、中央研究院研究員、国立台湾大学教授)が来訪され、情報交換の会談を持った。ウイルス再生研側からは岩田博夫先生(向かって左端、再生研前々所長、現理研)、生田宏一先生(左から2人目、副所長)、小柳義夫先生(3人目、所長)、私(副所長)が出席。出口に直結した研究が求められる傾向は何処も同じという感じだった。

2019年4月2日(火)

花冷え
このところ寒くて、桜の開花が中々進まない。鴨川の桜は、3分咲きくらい。この日の朝の気温は3度で、真冬並みだった。
北山はうっすらと雪化粧していた。

2019年4月1日(月)

新元号は「令和」に
この日の11時半過ぎに、新元号の発表があり、ライブ配信で観た。
発表直後の、皆の様子。「いいんだけど、ちょっと微妙?」という空気だった。

2019年4月1日(月)

河野先生、ラボに参加
泌尿器科の大学院生の河野有香先生(D1)が、うちの研究室に来ることになった。嘉島君の後をつぐ形になるが、メソッドや標的抗原/疾患は違うものになる予定。

2019年3月31日(日)

三森先生退任記念祝賀会
表記の会がウエスティン都ホテルで開催された。200名弱が参加の、賑やかな会だった。
三森先生は臨床免疫学講座の初代教授であり、免疫学を専門とする大きな講座を京大病院の中で育てられた功績は、とても大きいと思われる。なお、どなたかがスピーチの中で言われていた話によると、「京大病院では、外科系は新講座ができると病棟も研究室も再配置してそれなりにいい場所がもらえるが、内科系ではそういう仕組みがなくて新講座は場所の確保に苦労するのが常で、三森先生も随分苦労なされた」という事であったらしい。

2019年3月30日(土)

京大病院眼科関係の先生方に挨拶
ホテルオークラのレストランに、京大の眼科の先生方が来られていて、妻(宇治武田病院眼科部長)が眼科の医局の御世話になっていることもあり、挨拶をした。向かって右から西澤稚子先生(にしざわ眼科)、吉村長久先生(北野病院院長、前京大病院眼科教授)、田辺照代先生(北野病院眼科主任部長)、栗山晶治先生(音羽病院アイセンター所長)、私、栗本康夫(神戸アイセンター病院院長)。眼科領域では、同級生(S61卒)が大活躍しており、この中では田辺先生、栗山先生、栗本先生が同級生。網膜色素上皮や網膜の再生医療に取り組んでいる高橋政代先生(理研プロジェクトリーダー)も同級生で、iPS細胞から再生した網膜色素上皮細胞を用いた治療はすでに臨床試験が行われており、その臨床試験では栗本先生が施術を担当した。同級生の活躍は嬉しいものだ。

2019年3月30日(土)

関西電力北支店OBの方達が来訪
大学院に入って間も無くの頃から理研に単身赴任するまでの11年間、毎週金曜日の午後に関西電力北支店(天神橋8丁目)で産業医の仕事をしていた。その当時の産業看護婦さんや、衛生担当の事務をされていた方達がラボ見学を兼ねて来られた。向かって右端から暁山(あきやま)さん、湯川さん、福本さん、暁山さんのお友達で滋賀支店におられた我谷さん。当時私は、季節ごとに発刊していた健康管理室だよりの裏ページに4コマ漫画を書いていた。わりと面白い作品もあるので、よければご覧ください(4コマ漫画参照)
花見のシーズンなので、「鴨川や疎水沿いに歩いて花見を」と企画していいたが、残念ながらこのあたりのソメイヨシノはまだ1分-3分咲き程度だった。向かって右端は高見さん。
そこで、御所の近衛邸跡のしだれ桜を観に行った。この数日前に天皇皇后両陛下が花見をされてニュースになったところ。しだれ桜が沢山植えてあり、ちょうど満開で、いい花見ができた。この後、教授室に戻って仕事の話を紹介し、その後、ピトレスクで夕食。懐かしい人達と楽しい一時が過ごせて、とても嬉しい1日だった。

2019年3月29日(金)

長谷川さん来訪
理研で一時期河本研の秘書をしてくれていた長谷川二美さんが、お嬢様二人を連れて来訪。長谷川さんは、今は横浜で弁理士事務所に勤めておられる。
大学の見学の一環ということで、南部生協で昼食。その後、医学部や病院の構内をざっと案内した。お嬢様方には喜んで頂けたようだった。

2019年3月28日(木)

遊佐先生の教授室
遊佐先生のスタッフ室は、うちのスタッフ室のお隣り様。最近、教授室の内装が終わったとのことで訪室。広い。そしてフローリングが素晴らしい。

2019年3月27日(水)

ランの花
この欄に時々書いているが、教授室の窓際に洋蘭の鉢を少し置いている。湿度を要する種はすぐに枯れてしまうが、ファレノプシス(胡蝶蘭)、リカステ、オンシジュームなどは、こんな環境でもそこそこ育ってくれる。
ジゴニシア属の中の、ムラサキコマチという品種。ジゴニシア属は、属間交配で人工的に作られた属らしい。花色が珍しいので気に入って、昨年滋賀県のラン園で購入したが、今年も何とか咲いてくれた。

2019年3月27日(水)

佐治先生主宰の昼食会
嘉島君(向かって右端から2人目)は、4月から泌尿器科の特定助教になるので、おそらくはこれが最後の参加となる。この日は、CiRAが最近発表した、HLA-Cだけを残して他のHLAを全てKOしたiPS細胞(Xu et al, Cell Stem Cell)についての話や、最近私が学位審査会で聴いたABO型不適合生体肝移植の話など、移植免疫の話に花を咲かせた。

2019年3月26日(火)

万代先生、濱西先生と会談
婦人科の大学院生D2の水野林(りん)先生(写真向かって右端)が、4月から河岡先生(左端)のラボで研究をすることになり、制度上私が受け入れ先となるので、万代先生と濱西先生が打ち合わせに来られた。水野先生の研究委託の話も勿論した訳であるが、もっぱら今後共同研究の可能性についての話し合いになって、大変有意義な会談であった。

2019年3月25日(金)

今野なつみさん来訪
今野さんは関西学院大学の3回生で、4月から兵庫医大で卒研を開始するまでの間に、河本研に短期研修のような形で何日か来られていた。
今野さんは2018年の免疫学会のサマースクール(2018年8月20日の記事参照)に参加されており、フェアウエルパーティでは私と大野先生による「リンパ節一人旅」の演奏を最前列で応援してくれていた(最前列向かって右端)。

2019年3月22日(金)

Bruce Levine先生と会談
成宮先生をホストとして、Levine先生が来学。教授室で1時間ほど面談。Levine先生はペンシルバニア大の教授で、CAR-T細胞の開発者の一人。今もいろいろな細胞療法の開発をどんどん進められているようで、我々の進めているプロジェクトにも興味を持って頂いた。面談の最後の方にNegative SelectionのHappy DeepeeのPVを少し観て頂いたら、すぐに「YesやELPのような感じだね」と言われたので、同好の士だと思われた。右端はこの日の案内役をされていた早乙女周子先生(創薬医学講座特定教授)。

2019年3月21日(木)ー23日(土)

第18回日本再生医療学会総会
神戸国際会議場で表記の会が開催された。初日の午前中のシンポジウムに参加。あまり大きな会場ではなかったが、人の入りはよかった。
プログラム。山崎先生の、ポリビニールアルコール(せんたくのりの成分)で造血幹細胞が増幅できるという話には驚いた。河野先生のリンパ系前駆細胞増幅の話も面白かった。
この学会は参加者は4000人くらいとのことなので、免疫学会の倍以上の規模だ。懇親会もすごい参加者数だった。
懇親会で、山口大学の再生医療・細胞療法コースの先生方、学生さん達と。昨年12月に講義をさせていただいた(2018年12月7日の記事参照)

2019年3月20日(水)

再生医療拠点事業報告会
ウイルス再生研は旧再生研が行なっていた「再生医学・再生医療の先端融合的共同研究拠点」を引き継いで進めている(2018年3月30日の記事参照)。年度末に共同研究として支援を受けたプロジェクトによる報告会が開催される。今年は旧ウイルス研サイドが進めている拠点の報告会と合同で、午前中は主にウイルス研関係、午後は主に再生研関係の事業の報告があり、再生研サイドからは16グループが発表した。
縣先生との共同研究はこの3年くらい支援頂いている。縣先生には、TCR-iPS細胞作りに関して、分子生物学のプロとして、とてもいい仕事をして頂いている。
今回は最後の方まで参加者が多く、盛会だった。
初の試みとして、報告会後に情報交換会を催した。人の集まりは結構良くて、いい会だった。
小柳所長と、ES/iPS細胞研究関係者で記念撮影。向かって左から当研究所の永楽元次先生(ウイルス再生研)、遊佐宏介先生(同)、高島康弘先生(CiRA)、丹羽仁史先生(熊本大)、小柳先生、私。

2019年3月18日(月)

キリンシティで飲み会
有志で新京極のキリンシティで会食。ここは飲み放題のコースでエールやスタウトタイプを含めたちょっといいビールが飲める。今回はわりとよく飲む人達ばかりの集いだったので、非常にコスパがよかったが、一方で店にちょっと申し訳なく思ったりもした。

2019年3月12日(火)

府立医科大学でセミナー
府立医大の免疫学講座の松田修先生にお招きいただき、大学院生向けのセミナーをさせて頂いた。同大の免疫学講座は、岸田綱太郎先生や今西二郎先生が率いてこられた、由緒ある講座。写真は松田先生の教授室。東山と北山を見渡せる、素晴らしい眺めだ。
講義の中で昔話をする時に使ったスライド。1993年秋頃の写真で、桂研で催されたWilfred Germeraadの送別会に、次の年の4月から参入予定だった私も参加した。松田先生は当時助教であったが、この写真からは「桂研を仕切っている感」がうかがえる。
講義の中で少し見せた「桂研年表」。桂先生の退官記念誌用に2002年ごろ私が作成した。
上記の表から一部抜粋して作成したスライド。赤字は教授になった人。桂研が業界の重要人物を多数輩出していることが分かる。
セミナー後、松田研の方々および芦原英治先生(京都薬科大学教授)と会食。芦原先生は免疫学講座の出身という関係で、セミナーを聴きに来られていた。私と芦原先生は同時期に教授に就任したので、京大輸血部関係者で一足先に教授になられた木村晋也先生(佐賀大)の主催で一緒にお祝い会をした事がある(2012年3月17日の記事参照)。写真右端は免疫学講座准教授の岸田綱郎先生。右から3人目は、愚息(長男)の河本昌也。府立医大1回生で、今回は松田先生のお計らいにより、セミナーと会食に参加させて頂いた。会食では、昔話を含め、いろいろな話が出て、とても楽しかった。松田先生は再生医療や遺伝子治療の研究をされており、今後研究でご一緒できることがあればと思う。

2019年3月10日(日)

第6回日本移植学会スプリングセミナー
表記の会が都市センターホテルで開催された。南北線の永田町駅の近くで、ちょっと変わった名前のホテルだが、リーガロイヤルホテルグループに属する、立派なホテルだった。
朝から夕方まで、1時間の講演が4コマ、という構成。200人以上の参加があり、盛況だった。私は1コマ目に、「再生医療の現状と免疫学的問題点」というタイトルで話をした。「今の再生医療は移植医療なので、もっと移植免疫学的な研究を推進するべき」というような論点。
セミナー終了後、スタッフの先生方と講師陣で記念写真。向かって右から移植学会の理事長の江川裕人先生(東京女子医大消化器外科)、講師の吉村昭彦先生(慶応大)、今回のプログラムを組まれた大段秀樹先生(広島大消化器移植外科)、講師の垣生園子先生(順天堂大)、私、講師の溝口充志先生(久留米大)、移植学会の学術・教育委委員会委員長の小野稔先生(東大心臓外科)。吉村先生は「メモリーT細胞の性質と抗腫瘍免疫」というタイトルで養子免疫療法ではどういうT細胞が有効かという話をされた。吉村先生の研究は、我々にとっても学ぶところが大きい。垣生先生は「免疫寛容維持における“infectious tolerance”の意義と誘導機序」というタイトルで、ある抗原に対するT細胞の寛容状態が他のT細胞に伝播していくという現象について、自身のラボの実験結果に基づいて、T細胞同士の直接のinteractionで伝わるという事を、分子メカニズムを含めて解説された。抗原特異性の伝わり方について少し疑問が残ったが、免疫学の根幹に関わる重要な現象に取り組まれており、さすがだと思った。溝口先生は「炎症:BregとPreg細胞」というタイトルで、B細胞や形質芽細胞による免疫抑制機構についての話をされた。溝口先生はBregの開拓者の一人でBregの名付け親でもある。話がとても上手で、内容的にもBregやPregがこんなにも多くの疾患に関与しているという事を改めて知り、大いに勉強になった。

2019年3月8日(金)

伊藤先生のミニ歓迎会
伊藤先生のラボはまだ工事中なので、今回の滞在中は遊佐先生のラボの居室に席を借りられている。遊佐先生、河岡先生にも参加して頂き、近くのお店(くうかい)でミニ歓迎会を開催。お酒のおかげもあって皆の士気が上がり、いい会だった。

2019年3月7日(木)

窓ガラスの清掃
この日、うちの研究室に窓ガラスの清掃が入った。
2階とはいえ、地下階のドライエリアがあるので、実質3階の高さになっている。
右手で窓枠などを掴むだけで張り付いて、左手で作業をされている。見ているだけでも怖いが、こういう仕事をされている人は、絶対に右手を離してしまうことがないという確固たる自信があるのだろう。

2019年3月6日(水)

伊藤先生と食事会
伊藤貴浩先生が、3月からウイルス再生研に着任された(2018年7月3日の記事参照)。とはいえ、1週間ほど滞在された後、ジョージア大学にしばらく戻られるとのこと。近くのお店(つくねや)で、中宮さんと矢崎さんも参加してもらい、食事会を催した。

2019年3月6日(水)

藤井さん、歯科衛生士の学校を卒業
河本研が京都に移ってからの初代の秘書さんだった藤井さん(2012年4月2日の記事参照)は、その後歯科衛生士の学校に進学され、この3月に計3年間の授業と実習を終えられて、無事卒業された。4月から歯科衛生士として働かれるとのこと。おめでとうございます!

2019年3月2日(土)

台湾科学技術省副大臣御一行様の来所
この日の夕刻に、台湾科学技術省副大臣のDar-Bin Shieh (謝)氏(写真向かって右から5人目)とその関係者の方々がウイルス再生研を来訪され、交流会を催した。ウイルス再生研側からは小柳所長と副所長である私が参加。今回の案内役をされたのは前々再生研所長の岩田博夫先生(写真向かって左から5人目、理研健康生き活き羅針盤リサーチコンプレックス推進プログラム健康制御チームチームリーダー)。岩田先生は以前から台湾の研究者と共同研究をされてきており、一度その関係で台北で開催された幹細胞医療のシンポジウムに招いて頂いた事がある(2014年6月28日の記事参照)
交流会と研究所の見学会の後、拙著「マンガでわかる免疫学」の中国語訳本を見せたら、かなりウケた。
「マンガでわかる免疫学」は2014年に出版されたが、2015年には中国語版が出版された。これまで気が付いてなかったが、台湾の出版社が作成したようで、表紙をよく見ると確かに国立台湾大学の副教授の先生が監修されている。台湾と中国では、漢字遣いが違っているとの事で、台湾ではいまでも繁体字と言われる古い字体が使われているので、すぐに区別がつくということだ。そういえば、「免疫学」の「学」の字が「學」になっている。「マンガでわかる」の部分が「世界第一簡単」と意訳されているのも面白い。
なお、同書は2015年には韓国語版も出版されている。中国語版の方は漢字なので大体の意味がわかるが、韓国では漢字がほとんど使われないので、表紙を見ても何が書いてあるか全く読解できない。

2019年2月26日(火)ー2月27日(水)

第2回AMED-A*STAR合同ワークショップ
表記の会が日本橋ライフサイエンスビルで開催された。今回のテーマは、「Stem Cell and Immune Cell Therapy」。A*STARとは、シンガポール科学技術研究庁(Agency for Science, Technology and Research)の事で、研究所も有しているが、Grantも管理しており、日本で言うとAMEDと理研を合わせたような組織だと思われる。今回は、日本側からは主にがんの免疫細胞療法の話題が提供され、シンガポール側からはがんの免疫細胞療法の他にMSCを用いた細胞療法やエクソソーム創薬の話題などが提供された。
ワークショップのHP:
ワークショップのフライヤー:
情報交換会にて、左から河上裕先生(慶応大学)、丸山良亮先生(PMDA)、珠玖洋先生(三重大学)、木村正伸先生(タカラバイオ)。珠玖先生は今回の日本側のorganizerをされていた。
信州大学小児科教授の中沢洋三先生(写真向かって右)と、助教の長谷川藍子先生(同左)。中沢先生はトランスポゾンを利用したCAR-T細胞療法の開発に取り組んでおられ、長谷川先生はその研究を担当されているとの事。長谷川先生は理研の平野研に大学院生として在籍されていたので、久々の再開だった。左の写真は、中沢先生、長谷川先生と一緒に撮ってもらったいい写真なのだが、私の場合は撮影の際に立ち位置に気をつけないといけない(ライトの真下に立つのはよろしくない)という教訓が得られた写真でもある。
今回は、河本研からは増田さんが参加した他、永野君と嘉島君がポスター発表という形で参加した。情報交換会の後、4人で軽く慰労会。私だけ宿泊し、27日には日本/シンガポール双方の講演者が共同研究などの可能性について総合討論を行うclosedな会に出席した。

2019年2月25日(月)

伊川君の教授就任ミニ祝賀会
伊川友活君(写真向かって右から2人目)は、2013年度から理研IMSでYoung Chief Investigatorを務めていたが、2018年度からは東京理科大学の生命医科学研究所に准教授として着任していた。引っ越した当初は機器類があまりなくて立ち上げに苦労したらしいが、多くの人の協力により、ようやくラボの体裁も整ってきているとの事だ。その伊川君だが、2019年4月からは教授に昇進するとの事で、理研の河本研関係者(左から越智さん、増田さん)で、ミニ祝賀会を開催した。おめでとうございます!
伊川研HP:

2019年2月24日(日)

読売新聞に再生キラーT細胞療法を紹介する記事が掲載される
この日の読売新聞15面の「サイエンスReport」欄に、我々が進めている再生キラーT細胞療法を紹介する記事が載った。まずは臨床試験目前の理研のNKT細胞療法が紹介され、引き続いて我々の取り組みが紹介された(記事1)。記事2では、再生医療市場の近況がまとめられている。 記事1 記事2

2019年2月22日(金)

粂原くんの送別会
1階のラウンジで粂原くんの送別会を開催。
コストコで買ってきた2.5kgの牛肉の塊を、高さんがサクサクと捌いていく。
チャンコ鍋のテーブル。今回の会は、遊佐先生のところに秘書さんとして最近来られた上田さん(向かって左端)の歓迎会も兼ねていた。
豚の生姜焼き。美味しかった!
牛肉ステーキのテーブル。このテーブルの人たちは最初から最後まで肉だけを食べているように見えた。
粂原君の挨拶。この2年間で、フィーダーフリーの培養系の開発研究に携わり、とてもいい仕事をしてくれた。お疲れ様でした!
瀬和さん作の、チーズタッカルビ。とても美味しかった。
二次会は、教授室。
一次会の締めにと買ったチキンラーメン。朝ドラの影響で食べたくなって買ったのだが、用意されていたうどんや焼きそばで満腹になって、まるまる残ってしまった。

2019年2月20日(水)

イエスのコンサート
尼崎の「あましんアルカイックホール」で開催されたイエスのコンサートを観にいった。今回のツアーは、オリジナルメンバーはスティーブ・ハウだけであるが、キーボードのジェフ・ダウンズはエイジアにずっといた人なので、違和感はない。ボーカルはジョン・デイヴィソンという人だが、ジョン・アンダーソンばりの美しく澄んだ声で、全く違和感がなかった。ベースはビリー・シャーウッドという人だったが、クリススクワイヤ的なゴリゴリしたベースを完全に再現していた。ドラムスのジェイ・シェレンという人も、エイジアにいた人で、タイトな演奏で、とてもよかった。そういう訳で、素晴らしいライブだった。写真は、休憩を挟んで後半の、アルバム「危機」の完全再現の模様。ロジャー・ディーンの絵が嬉しい
ジェフダウンズとスティーブハウ。ステイーブ・ハウは元気一杯で、いろんなギターを使って、バッキングも、ソロも、縦横無尽に弾きまくっていた。なお、この日のセットリストは下記。
1.Parallels
2. Sweet Dreams
3. Fly from here, Part I: We can fly
4. Nice voices (Longwalker)
5. Clap
6. Madrigal
7. Yours is no distance
(10 分休憩)
8. Close to the edge
9. And you and I
10. Siberian Khatru
(以下、アンコール)
11. No opportunity necessary, no experience needed
12. Roundabout
13. Starship trooper
アンコールのラウンドアバウトでは、オリジナルメンバーのアラン・ホワイトとトニー・ケイが参加。
「危機」の完全再現と、ラウンドアバウトが聴けて、大満足だった。

2019年2月13日(水)

佐治先生主宰の昼食会
月1回開催されている佐治先生主宰昼食会であるが、血液内科のメンバーは病棟の業務などのために来れない事も多い。この日は北脇年雄先生(向かって左から4人目)と諫田淳也先生(右端)が参加。臨床がらみの話が沢山交わされた。なおこの日はいつものピトレスクが改装工事中とのことで同じ階の北西角側にあるオリゾンデで、バイキング形式で昼食。
北側を望んだ風景。北山の奥の方が雪化粧をしている。

2019年2月12日(火)

第13回エピジェネティクス研究会年会のイラスト
表記の会が今年5月に開催されるが、そのHPやポスター用のイラストを、集会長である古関先生から依頼され、昨年12月に描いた。ちょっと前にHPが開設されたようだ。
第13回エピジェネティク研究会年会HP:
イラストについて少し解説しておく。「エピジェネティクス」の研究会といえば、ヒストンやDNAのイメージにしたくなるところで、2005年頃に古関先生からエピゲノム関係のワークショップのポスターを頼まれた時は、左のようなイラストを書いた。
今回は、ちょっと趣向を変えて、ウォディントンのエピジェネティック・ランドスケープ(左図)をモチーフにすることにした。
構図や色のイメージとして、葛飾北斎の赤富士も参考にした。
で、作成したのがこのイラスト。
今回の会は「発生から創薬へ」というテーマとのこと。がんや創薬の話に合わせて、盛り上がっている赤い塊(がん)に対して、研究者が創薬しているような絵にした。
左側には、古関先生らが理研でされている「NKT細胞を初期化して再生する」という開発研究のイメージを、リフトで表わしてみた。谷間から回収したT細胞に、山中先生に似た感じの研究者が初期化因子を注入。その少し右手で、古関先生に似た感じの研究者が全体を睥睨している。
以下、どうでもいいけど、問題。

問題:ここに載せた絵は、修正前の絵。最終稿として古関先生に送る直前に、間違いに気がついた。さて、どこが間違っているでしょうか。

私も描いていてずっと気がつかなかったので、結構わかりにくいかも。
ヒントは、リフトの構造。正解はこちら。

2019年2月9日(土)ー10日(日)

第8回リウマチ膠原病スプリングセミナー@中部ろうさい
表記の会が名古屋の中部ろうさい病院で開催された。2日にわたってリウマチや膠原病に関する講義が沢山聴けるセミナーで、若い医師に人気があり、毎年200人くらい全国各地から参加がある。参加費は6000円。病院内の会場を使っているので、この会費でやっていけるとのこと。田辺三菱製薬が運営を手伝っている。私は2日目の最後のコマに、昨年と同様、教育講演的な話をさせて頂いた(2018年1月18日の記事参照)。なお関東にも同じようなセミナー(リウマチ膠原病ウインターセミナー@聖路加)が毎年開催されていて、そちらは通常3月に開催されるのに「ウインター」セミナーと呼ばれ、一方こちらは1月か2月に開催されるのに「スプリング」セミナーと呼ばれているとの話だった。
2日目の昼食時に、若手医師による早押しクイズ大会が催された。写真はステロイド剤の副作用の出現時期を時系列に並べろという問題。今回は難問が多かったようで、参加チームは結構苦戦していた。
セミナー終了後、中部ろうさい病院のスタッフの人達の打ち上げにお邪魔させて頂いた。中部ろうさい病院であのような大きな会が開催できるのは、同病院のリウマチ・膠原病科部長の藤田芳郎先生(写真向かって右端)のリーダーシップによるものと思われる。こういう会食も、和気あいあいとしていて、とても楽しい。

2019年2月7日(木)ー9日(土)

第37回日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会
表記の会が大阪の福島のホテル阪神で開催された。この学会は会員数が800人くらいで、学術集会の参加者数は400人くらいとのこと。会場は2つで、写真は第1会場。臨床医の会であるが、免疫やアレルギーに関する基礎研究の演題が多い。また、頭頸部癌に対する免疫療法の演題も含まれている。私は初日に1時間枠の特別講演をさせて頂き、前半は免疫の仕組みについての教育講演的な話、後半は再生医療とがん免疫の話をさせて頂いた。
初日の夜は会長招宴があった。今回の集会長、河田了先生(大阪医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科教授)の挨拶。河田先生はご実家が私の実家の近所で、小中高(葵小学校、下鴨中学稿、洛北高校)の先輩。その縁もあって、今回特別講演に招いて頂けた。
この学会の理事長、藤枝重治先生(福井大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科教授)の挨拶。この日の夕刻に藤枝先生は「学会統合と将来構想」という話をされた。耳鼻咽喉科関連の学会は10個以上あるとのことで、統合できそうな所はしていきましょうとという話になっているようだ。藤枝先生には私の講演の座長もして頂いた。
京都府立医科大学の学長の竹中洋先生も来ておられた。今年度から長男がお世話になっているので、挨拶をさせていただいた。

2019年2月3日(日)

吉田神社の節分祭
吉田神社の節分祭では、2日目(2月3日)の夜11時から、神事に使われたお札などを燃やす行事が行われており、火炉祭(かろさい)と呼ばれている(2014年2月3日の記事参照)。昨年はラボのメンバーと一緒に行った(2018年2月2日の記事参照)が、1日目だったので火炉祭は見られなかった。今回は、雨がぱらつく中、点火の模様を見に行った。23時から儀式が始まり、厳かな雰囲気の中、松明で点火。写真は23時8分。
すごい量だし、雨で濡れているし、ガソリンか灯油でも撒いて点火するのかと思ったら、そういうことはしないで、松明を使って90度ごとに4箇所から地味に点火。写真は23時11分。
点火されてから5-6分で全体に炎が拡がった。炎の勢いは怖ろしいと感じた。こうなると、輻射熱が強烈に熱くて、長くは見ていられない。写真は23時17分。

2019年2月2日(土)

北村先生とゴールデン街へ
懇親会の後、北村先生とゴールデン街のバー「原子心母」に、2ヶ月ぶりに行った(2018年12月13日の記事参照)。ここはとても居心地がいい。

2019年2月2日(土)ー2月3日(日)

第2回日本免疫不全・自己炎症学会 総会・学術集会
表記の会が赤坂見附駅の近くの紀尾井カンファレンスという会場で開催された。写真は受付。この会場は東京ガーデンテラス紀尾井町という建物の4階にある。開放的な作りになっていて、空中庭園みたいで、いい感じだ。
ロビーから赤坂見附駅方面を見下ろしたところ。
参加者200人くらいの会。小児科医が中心で、熱気のある学会だ。ゲノム解析技術が進んで、次々に免疫不全症の原因遺伝子が新たに見つかっているという。すでに300遺伝子以上が同定されているらしい。今回、私は50分の枠で「よくわかる免疫学:獲得免疫編」という教育講演的な特別講演をさせて頂いた。集会長の森尾先生からは「最低10回は笑いをとって下さい」というノルマが課せられたが、何とか達成できたと思う。
懇親会にて、この学会の理事長である平家俊男先生(兵庫県立尼崎総合医療センター院長、写真中央)と、会頭の森尾友宏先生(東京医科歯科大小児科教授、向かって右)と。
今井耕輔先生(東京医科歯科大小児科准教授)は、講演の中で、PIDJ(Primary Immunodeficiency in Japan)というコンソーシアムについて話された。PIDJは、2008年に、免疫不全症研究会の先生方が、厚労省の調査班、理研、かずさDNA研などと共同で作られたハブ組織で、この仕組みにより現場の先生方は免疫不全症が疑われたケースの遺伝子診断へのアクセスがよくなり、日本での免疫不全症の登録数が飛躍的に増えたという。ただ、患者の個人情報などを理研で管理する事が困難になり、このたび、学会の管理で再スタートとなったという話だった。PIDJ発足のきっかけとなったワークショップが2007年に理研の免疫センター(RCAI)で開催され、左は当時私がRCAIにいた関係で描かせて頂いた、ポスター用のイラスト。今回、今井先生が講演の中で使ってくれていて、懐かしく思った。この時のワークショップのタイトルは「先天性免疫不全症に学ぶ」であったが、副題が「ヒトの研究者とマウスの研究者の会合」だったので、「マウスの研究者」枠で「研究をしているマウス」が実際に参加したら面白いなと思って描いた。このイラストは、「右下の“靴脱ぎマウス”が可愛い」と、理研の広報にウケが良くて、一般公開で配布された理研バッグのデザインとして使って頂いたりもした。

2019年1月31日(木)

おやじの会新年会
今回は滝田順子先生(京大病院小児科教授、向かって右から2人目)と、山本玲先生(スタンフォード大学中内研研究員、左から2人目)がゲスト参加。山本先生は数理モデル関連の学会参加のために帰国中とのことだった。この会は、深い話題が飛び交うので楽しい。

2019年1月29日(火)

J-TEC見学会
愛知県蒲郡(がまごおり)市にあるJ-TEC(株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング)本社を見学させて頂いた。J-TEC は2009年から自家培養表皮(ジェイス)、2013年から自家培養軟骨(ジャック)を作製して販売している、細胞培養に関して先駆的な会社。現在は富士フィルムの傘下にある。
施設を見学させて頂いた。さすがに培養細胞の販売を生業にしているだけあって、素晴らしい施設だった。その後、セミナーをさせて頂いた。
見学会とセミナーの終了後、若い人達と、近くの店で会食。向かって左から小堺彩也子さん、杉山和也さん、私、渡部正利喜さん。この日は、施設見学に加えて、色々な話が聞けて、とても勉強になった。
 

2019年1月24日(木)ー27日(日)

第4回日本骨免疫学会ウインターセミナー
表記の会が軽井沢で開催された。軽井沢は快晴で、駅から軽井沢スキー場の全景が見える。全コースで人工降雪機が使われている。
会場はいつもと同じくホテルマロウド軽井沢。私は第2回から参加している。
夕方から会が始まった。20人強の小さな会であるが、今年は特別講演2本、教育講演2本と、「スクール」としての性格がやや強められていた。主催者の高柳先生によると、今後、その方向で発展させる予定とのことだった。
特別講演と教育講演に引き続いて、骨免疫学会優秀演題賞を受賞した6つの演題の講演。その6人は夜のウエルカムパーティーで表彰された。
ウエルカムパーティーで、今回の特別講演の演者、吉川雅英先生(東大、向かって右)と荒瀬尚先生(大阪大、写真中央)と。吉川先生はクライオ電顕の話をされ、実例としてIgMの構造が示された。完全な立体構造の写真ではないとのことではあったが、高解像度での5量体IgMの写真は、インパクトがあった。完全な5角形ではなく、線対称な形だった。荒瀬先生のクラスIIにミスフォールドされたタンパク質が提示されて抗原になるという話は、聞けば聞くほど、多くの病気に絡んでそうで、とてもexcitingだ。
石井先生も合流。私は初日、石井先生と高柳先生は2日目に教育講演を担当。私は腫瘍免疫の話をした。石井先生は「研究費の種類と取り方」というような話で、高柳先生は論文の書き方についての話。どちらも実例を紹介しながらの話でとても面白く、こういう話は、若い研究者に広く聴いてほしいと思った。
2日目は午後のフリータイムに有志で軽井沢スキー場へ。写真は荒瀬先生のスキーブーツで、30年くらい前に流行ったリアエントリー式だ。市場ではだいぶ前にほぼ姿を消している。私も30年くらい前に買ってしつこく使い続けていたが、15年くらい前に側面が割れて使えなくなった。荒瀬先生の物持ちの良さと、このブーツの耐久性の高さに感心した。
ひとしきり滑ってから、ゲレンデ近くのイタリアンな食堂で遅めの昼食。
山頂で記念写真。
浅間山が美しい。
夕方、小林泰浩先生(松本歯科大)による教育講演の後、一般演題の口演が続き、その後ポスター討論会。
情報交換会。いい雰囲気の部屋で、話が弾む。
3日目、朝の行事が少しあり、その後、野沢に移動。野沢で少しスキーをしてから、宿で夕食をとりながらサテライト行事があり、私が再生医療の現状や研究費獲得の苦労話を披露した。
会食の後半は、全豪オープンの決勝戦を観戦。大坂なおみ選手が第二セットのマッチポイントを取りそこねたあたりから、皆で応援した。写真は優勝が決まった直後。
グランドスラム大会を2大会連続で優勝、しかも世界ランクが1位になるとは、文字通り世界1の選手ということだ。すごい!
皆で外湯の一つ、大湯へ。野沢の外湯は、湯船の横に脱衣所があるという単純な構造。13箇所あり、どこも無料。大湯には湯船が二つあり、手前が43度くらいで、十分熱いが、奥は45-6度あると思われ、火傷しそうな熱さだ。恐る恐るゆっくりと入ったら何とか入れたが、1分も持たなかった。
麻釜(おがま)と呼ばれる源泉を見物。
草津の湯畑には遠く及ばないが、それなりに雰囲気がある。90度くらいのお湯が毎分500リットル以上湧出するという。
最終日の朝。すごい積雪量だ。
ユートピアコースの斜面の下で記念写真。
このスキーの参加者は、高柳先生、小林先生を始め、今回のゲストの吉川先生も含めて、皆とても上手なのだが、中でも荒瀬先生は、急斜面/不整地対応度では群を抜いていた。写真はシュナイダーコースの最後の方の一番急になるバーンでの荒瀬先生。新雪が乗ってなければ私もここは一応は滑れるが、この日はコブの上に深い新雪が乗り、ターンのきっかけがつかめず、私はゆっくりとした大回り気味のターンでしか降りられなかった。一方、荒瀬先生は軽快なウェーデルンで直線的に降りていかれた。 荒瀬先生の許可を得た上で、私が撮ったビデオを掲載させて頂く。
1)荒瀬先生、スカイラインコース、中斜度、軽度不整地
2)荒瀬先生、シュナイダーコース、急斜度、不整地
3)荒瀬先生、シュナイダーコース、中斜度、不整地
写真は私で、シュナイダーコースの最後の方の斜度が緩やかになった部分。このあたりだったら私でも何とか小回りで降りられる。参考までに荒瀬先生に撮って頂いた私の滑りのビデオを以下に掲載。
1)河本、スカイラインコース、中斜度、軽度不整地
2)河本、シュナイダーコース、中斜度、不整地

2019年1月18日(金)

粂原君修士論文審査会
表記の会がこの日と翌日にわたって医学部のB棟で開催された。3人の審査官の前で、15分発表、15分質疑応答。粂原君の論文のタイトルは「Development of a feeder-free system for the regeneration of killer T cell from iPS cells」。ヒトiPS細胞からT細胞への分化誘導は、現在はフィーダー細胞を用いているが、彼はフィーダー細胞を使わない条件での培養法の開発研究を行ってきた。粂原君はとてもいい研究を行い、完全とまでは言えないが、もう一歩のところまで辿り着いている。彼は発表も質疑応答も、立派にこなした。終了後、教授室で記念写真。

2019年1月18日(金)

茂呂和世先生教授就任祝賀会
標記の会が慶応大学医学部の近くの明治記念館で開催された。
茂呂さんは、このラボニュース欄に何回も登場しているが、自然リンパ球の発見者で、このたび大阪大学医学部の感染症学講座の教授に着任された(2018年7月5日の記事参照)。今回の会には、茂呂さんのご両親が参加されていた。茂呂さんの父君茂呂周先生は、元日本大学歯学部病理学教室教授で、粘膜免疫を研究しておられた。挨拶の中で、「昔は娘が『あの茂呂先生のお嬢さん』と言われていたが最近は私が『あの茂呂先生のお父様』と言われるようになった」と言っておられた。いい話だ。
仲間内の会という感じで、とても居心地のいい会だった。
研究者としての茂呂さんの育ての親である小安先生の挨拶。阪大に取られたことに対する恨み節がちらっと出たりした。
大阪大学側を代表する形で、石井先生の挨拶。人事の経緯などをギリギリの線で話された。小安先生の恨み節に対して詫びを入れる下りもあったりした。本来は微妙な話だと思うが、小安先生も石井先生も話が上手で、娘を嫁に出す父親と新郎のような、心温まるやりとりになっていた(と思う)。
会の半ばあたりで私もスピーチをする機会を頂けたので、ILCが無名だった頃からの茂呂さんの研究の熱心なサポーターであった事や、茂呂さんの発見の免疫学の世界におけるインパクトについてなど、ひとしきり述べた後、ネガティブセレクションの常連ゲストシンガーとしての茂呂さんを、パワーポイントを使って紹介した。免疫ふしぎ未来展の打ち上げライブでの写真を披露。2013年から小安先生も登場している。
その後、バンドの新曲「蟲の襲来」の一節を、大久保君が作ってくれた打ち込みデモ演奏をバックに、歌わせて頂いた。写真はその時に映したパワポ画面4枚分。2018年11月に開催された国際ILC学会のポスター用のイラスト(2018年1月23日の記事参照)のイメージを元にして作った曲。この曲は、以前にも書いたが、恥ずかしげもなくNHKの高校講座の中でもギター弾き語りで歌っている(2018年11月13日の記事参照)
今回の会では、同時に大阪大学の准教授として着任した本村泰隆先生のお祝いも兼ねていた。大阪大の茂呂研を彼が実質的に支える事になるだろうと思われる。
茂呂さんの挨拶。理研にも兼任の形でラボを残し、2つのラボを運営することになるようだ。ILCは臨床応用にも結びつきそうで、今後もまだまだ発展が期待される。茂呂さん、教授就任、おめでとうございます!

2019年1月18日(金)

オンシジュームの花
教授室の窓際においているオンシジュームが、今年も何とか咲いてくれた(2018年1月2日の記事参照)

2019年1月17日(木)

ウイルス再生研新年会
標記の会が、今年は研究所に近い教育文化センターで開催された。昨年ビンゴゲームをやってみたところ好評だったので、今年もすることに。景品は、2日前の15日の午後に四条の東急ハンズに中宮さん、矢崎さんと一緒に買ったもの。中宮さんと矢崎さんには設営も手伝って頂いた。
ビンゴの景品代は、参加費から捻出すると、はずれた参加者が損した気分になるから、別枠の予算を使うのが良い。今回は、年末に開かれた教授会の忘年会(2018年12月26日の記事参照)のあまり分をメインに使わせて頂いた。計2万5千円くらい。
景品リスト。一等賞はコップを逆さにしてはめるタイプのミキサーで、4000円くらい。景品は、「あったらいいなと思うけど、自分では中々買わないような物」というコンセプトで選んでいる。台所用品や健康グッズが主流。このリストの他に、裏ビンゴの景品(USB加湿器、約4000円)がある。
70人以上の参加があり、賑やかだった。
坂口先生による乾杯の音頭。
会の半ばくらいから、ビンゴゲーム。ラボのメンバーが手伝ってくれた。
ひととおり終わってから、はずれた人の中で最も数字の出が悪い人を選ぶ「裏ビンゴゲーム」も行った。裏ビンゴでは1つでも数字が出たらアウトとなる。こちらはすぐに決着がつく。ビンゴゲームがいいのは、これが終わるまで参加者を会場にとどめる効果があることだ。今回、一等賞は事務の服部さん、裏ビンゴ賞は安達研の井上先生。
小林さんは「頭リフレッシャー」、嘉島君は「富士山型ぐい呑み」をゲット。
河本研の教授室で二次会。クジラのような大型哺乳類が必ずしも頻々とがんで死ぬわけではないのは何故か、というような議論が出たりして、楽しかった。

2019年1月16日(水)

再生医療の全体像を見わたせる分かりやすい解説講座
標記の会が京都のリサーチパークで開催され、この日の講義の一つを担当した。昨年度と同じ名前のセミナーシリーズであるが(2017年11月9日の記事参照)、今年は経産省の支援が得られたとのことで受講料は無料。参加者は昨年より多い感じ。ただし、昨年は講師陣計14名だったが今年度は6名と、セミナーシリーズとしては規模が小さくなっている。
情報交換会。いろいろな企業の人が参加しており、ここでの情報交換は参加者にとっては貴重な機会だ。
近くの焼鳥屋さんで、二次会。古いアニメの話も出たりして、楽しかった。

2019年1月11日(金)

第3回個体の中の細胞社会学ワークショップ
表記の会が楽友会館で開催された。基本的にはウイルス再生研の人だけを対象にしたclosedな会だが、立ち見が出るほど盛況。
小柳所長による開会の挨拶。以前にも書いた(2017年11月22日の記事参照)が、ウイルス研と再生研は一昨年10月に統合され、それに関連した新規の事業として、「個体の中の細胞社会学」というプロジェクトを、昨年度から進めている。「個体を動的な細胞の集合体として捉え、細胞分化、病原体感染、生体防御、組織修復等に関する統合的研究を行い、将来的には組織修復・臓器再生の原理解明と先端医工学技術創成につなげる」というような事業。新研究所一同で、そのような方向性に関連した研究を進められている先生方の話をきいて勉強したいと考え、本ワークショップを開催している。
廣田圭司先生(ウイルス再生研准教授)はTh17細胞を軸にした関節リウマチの発症メカニズムについて、関節内のILCが関与しているという話をされた。
小松紀子先生(東京大学助教)はFoxP3陽性細胞の分化可塑性の話をされた。FoxP3を発現した細胞をfate mapすると、Th17細胞に分化転換して関節リウマチの発症に寄与することが判明したという話。
佐藤荘先生(大阪大学准教授)はマクロファージの多様性について話された。マクロファージは、脳神経系、肝臓、肺など、各組織に特異的なマクロファージがいることは知られていたが、機能的な違いについては長らく不明だった。佐藤先生はアレルギー、メタボリックシンドローム、線維化など、異なる病態に寄与するマクロファージを次々に同定されている。線維化を誘導するタイプのマクロファージ(SatMと名付けられている)は核が2つに分葉、顆粒を有していて、寿命が数日、炎症部位に遊走してくる、などの点をみると、顆粒球の1種のように思えたが、遺伝子プロファイルなどからは顆粒球とマクロファージの中間的な細胞という位置付けになる、とのことであった。
開先生は2018年3月で退官されているが、今回、ワークショップを聴きに来られた。このワークショップは、開先生が所長の時に始められたイベント。コーヒーブレークで、事務の服部さん(向かって右)、采女さん(同左)と。
新幸二先生(慶応大学准教授)は常在細菌叢と疾患についての話をされた。新先生は本田研での研究で、免疫系を制御する細菌種を次々と同定されてきている。今回は主に口腔細菌が炎症性腸疾患の発症に関与しているという話をされた。
今回は免疫関係の演者が多かったが、そんな中で、西増弘志先生(東京大学准教授)には、CRISPR-Cas9の話をして頂いた。分子の構造解析から機能部位を解明するという手法で、この分野において世界をリードする業績をあげられている。さらに分子構造を改変することで新たな機能を付与することにも成功されている。
鈴木一博先生(大阪大学教授)は、交感神経系がリンパ球の動態を制御するメカニズムに関する話をされた。交感神経系が働いている時は神経端末から放出されるノルアドレナリンがリンパ球に作用して、リンパ球はリンパ節にとどまるという話。鈴木先生の研究成果については、昨年10月に放映されたNHK「ガッテン!」の中で紹介させて頂いた(2018年10月31日の記事参照)
情報交換会で、記念写真。
近所の店で二次会。会話が弾み、いいお酒が飲めた。

2019年1月10日(木)

北村先生と会食
北村先生が京都に用務があって日帰りで来られた。先斗町で遅めの夕食をとりつつ、ネガティブセレクションのセカンドアルバムについての打ち合わせをした。

2019年1月9日(水)

河岡先生就任ミニ祝賀会
河岡先生(写真向かって左から2人目)は2018年10月から特定准教授としてウイルス再生研に着任したが、仲野徹先生(大阪大学、左から3人目)は河岡先生の事を以前からよく知っていて、河岡先生に「チャーリー」というあだ名をつけたのも仲野先生とのこと。仲野先生とのメールのやりとりの中で、お祝いの飲み会をしようということになった。河岡先生の事を知っているという柳田先生(腎臓内科、左端)にも参加して頂いた。河岡先生のラボで記念写真。
仲野先生は2017年に「こわいもの知らずの病理学講義」という本を出版されたが、病理学の本としては異例によく売れているという。結構内容は高度なのだが、とても読みやすく書かれている。昨年出された「(あまり)病気をしない暮らし」はより一般向けのエッセー集的な本だが、この本ではさらに仲野節が炸裂しており、とても面白い。両方の本にサインを書いて頂いた。
先斗町で会食+飲み会。仲野先生はさすがで、相当お飲みになられた。いろいろな話題が出て、とても楽しかった。

2019年1月8日(火)

ACT-M班会議
三重大の珠玖先生をリーダーとするAMEDのACT-Mの班会議が名古屋で開催された。T細胞由来のエクソソームをがんの治療に用いることを目指している(2017年11月1日の記事参照)。2017年度から3年間というプロジェクトで、来年度が最終年度。今回の会合では、対象疾患や材料細胞がほぼ決まり、First in human試験に向けて、具体的な話し合いがあった。写真は会議終了後の懇親会。お昼にいい話し合いができたので、懇親会も皆テンションが高く、またビールも美味しくて、とても楽しかった。

2019年1月4日(金)

日経の「交遊抄」にネガティブセレクションが登場
日経新聞の交遊抄欄に、国土典宏先生(国際医療センター理事長)が北村先生を紹介され、その中で我々のバンドについて言及して頂いた。記事にあるように、2017年7月に国土先生主催で東京の京王プラザホテルで開催された日本肝癌研究会が開催され、その懇親会で演奏をさせて頂いた事がある。国土先生は2017年まで東大の肝胆膵外科の教授で、日本外科学会の理事長もされていた偉い先生であるが、とても気さくな先生という印象だった。なお、我々のバンドについてレパートリーが70曲とあるが、これまで演奏したことがある曲の積算数であって、今すぐにでも演奏できる曲が70曲ある訳ではない。