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ラボニュース 2018

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2018年5月13日(日)

「リンパ節ひとり旅」、ラジオ大阪で放送される!
我々は免疫学研究者を中心に「Negative Selection」というロックバンドを組んでいるが、そのドラマーの北村俊雄先生の高校(灘高)時代の同級生に、岡本雅之という内科の先生がおられる。内科の開業医をされているらしいが、何とラジオ大阪に自分の番組を持っておられるという。毎週日曜日の夜8時から8時30分の枠の「由美恵&妙佳のgive&giveでマイリマショウ」という番組。先日北村先生と岡本先生との間で話が盛り上がったらしく、Negative Selectionの曲をその番組中で流してもらえることになり、この日、「リンパ節ひとり旅」がラジオから流れた。写真はRadikoというネットでラジオ番組が聴けるサイトから入ったページで、この仕組みを使うと放送後も2日間はタダで聴ける。 5月20日にもう一度「リンパ節ひとり旅」、5月27日と6月3日には「夏の終わりに」を流して頂けるとのこと。とてもありがたい。 なお、「リンパ節ひとり旅」は、プロモーションビデオ(PV)も作ってYoutubeに載せているので、興味のある方はご視聴頂ければと思う。
「リンパ節ひとり旅」PV:
この曲は、作詞は高浜洋介先生(NIH)、作曲は私河本。参考までに手書きのバンドスコア(いいかげんな書き方なのでちょっと恥ずかしいが)を載せておく。
「リンパ節ひとり旅」バンドスコア:

2018年5月8日(火)

新入所者研修会
ウイルス・再生研は統合して規模が元の倍くらいになったので、教員や事務員を含めた新入所者が毎年50-100人くらいいる。この日の午後、研究不正、安全衛生などに関する講習会が近所の京都教育文化センターの研修室で開かれた。小柳所長の挨拶の後、私が研究不正について講義を行った。

2018年5月5日(土)

新名神「高槻-新神戸間」が開通
新名神は高槻から川西までは少し前に開通していたが、今年3月に川西-新神戸間が開通した。京都の人にとっては、中国道や山陽道を通って西の方に行くときには便利だ。
開通に伴いオープンした宝塚北サービスエリアで買ったお土産。宝塚名物「ベルサイユのばら炭酸せんべい」。宝塚北サービスエリアでの限定販売らしい。
ベルバラと炭酸せんべいという組み合わせの違和感が面白いという事であろう。炭酸せんべいといえば有馬温泉固有のものかと思っていたので、「有馬温泉に便乗か?近いといはいえ、無理があるのでは」と思っていたら、宝塚にも昔から「宝塚温泉」という温泉があって、そこの名物でもあるという。宝塚温泉自体がかなり廃れてしまっているらしいので、無名であるのも仕方がない。しかし、オスカルに「炭酸せんべいが宝塚名物とは知らなかった」とツッコミを入れさせるとは、中々洒落ている。
包装を開けてみた。有馬や宝塚では炭酸泉が出ているので、湧き出る炭酸水を原料に使っているらしい。サクサクして、美味しかった。なお、炭酸せんべいは城崎温泉にもあるとのこと。

2018年5月5日(土)

六甲山高山植物園
家族旅行で有馬温泉に行き、この日は混雑を覚悟で六甲山に車で登った。有馬温泉側からは割と空いていて、高山植物園には渋滞もなく辿り着けた。反対車線は山頂に向けて激しく渋滞していた。山野草は自然で見る方が好きなので、わざわざ植物園に行くのはあまり気がすすまなかったかが、話のネタにとも思って行ってみた。行ってみると、結構良くて、楽しめた。写真はサクラソウの仲間のクリンソウで、サクラソウをだいぶ大きくした感じ。京都の北山にも自生していて、谷沿いに自生して花を咲かせているのを若い頃に何度か見た事がある。ここのクリンソウはいろいろな濃さの花色をしており、おそらく外来品種であろう。それでも、これだけ立派な群生をみると、結構楽しい。
園内にはいろいろな山野草が植えてあり、どこに何があるとガイドマップにおおむね書かれているが、書かれていないところにポツンと咲いていることもある。これはユキモチソウというサトイモ科の植物。紀伊半島や四国で稀に見かける。
シコクカッコソウというサクラソウの仲間。自生はまず見られない希少種。
ロックガーデンの全景。いろいろな高山植物が植えてある。ここは標高900mはあるが、さすがに地植えできる高山植物は限られていて、外来の品種が多い。それでも、ミヤマオダマキ、クロユリ、チングルマなどの在来種は元気に咲いていた。
ロックガーデンには「ヒマラヤの青いケシ」が沢山植えてあったが、まだ咲き始めという感じだった。

2018年5月4日(金)

ネコは箱に入るのが好き
元野良猫だったネコが、ここ数年は家の中で多くの時間を過ごすようになった。うちではニャーゴと呼んでいる。この日、どこに行ったのかと探していたら、段ボールの箱の中にいた。

2018年5月1日(火)

国立循環器病研究センターの樋口先生を訪問
午後から嘉島君と二人で国立循環器病研究センターを訪問。国循には病院と研究所があり、研究所には基礎医科学部門、病態医学部門、先進医工学部門などがあって、それぞれに5-6つの部がある。写真は先進医工学部門の建物。
建物入口のプレート。
樋口隆弘先生は先進医工学部門の中の、画像診断医学部の部長。嘉島君は、こちらの施設で我々が進めている再生T細胞の治療効果を測定したいと考えていて、今回はその打ち合わせ。打ち合わせの後、施設を見学させて頂いた。写真は小-中動物用のMRIで、マウスの内臓の解析ができるくらい解像度は高いらしい。
向かって右から樋口先生、大阪大学助教の斎藤茂芳先生、嘉島君。
小動物用のPET。
ここにはRIで化合物を標識する装置もある。これは標識された化合物を取り出すところ。
RIを発生させるサイクロトロンの置いてある部屋に入るための扉。電動でゆっくり開いた。1mくらいありそうな厚さだ。稼働中は凄まじい放射線が出るという事であろう。
サイクロトロンの本体。
見学の後、千里中央で会食。向かって左端は秘書の中谷さん。国循は近々(2019年7月)JR岸辺駅近くに移転するそうで、画像診断部も機器類は移設できるらしい。こういった機器類は、是非とも維持して頂きたいものだ。

2018年5月1日(火)

NHK教育番組の人達と打ち合わせ
Eテレ(NHK教育テレビ)の高校講座の番組は、何年かに一回、順番に更新しているらしい。今年度は生物基礎を新たに作っているらしく、免疫に関係する数回分を私が監修する事になった。この日、教育部の選任部長の森美樹さんと株式会社文映の映像制作部ディレクターの青木一生さんと打ち合わせをした。NHK教育テレビには2011年度にも一度協力させて頂いた事があった(2011年12月9日の記事参照)が、今回は構成を大幅に変えるらしい。

2018年4月28日(土)

田中英雄氏のアコースティックライブ
プチクラス会の後、今度は高校(洛北高校)の同級生のライブへ。田中英雄君は、本業は画商だが、バンド活動も頑張っていて、R367ミヤコ・ロック・ショーというバンドですでに3枚オリジナルCDを出している。
R367ミヤコ・ロック・ショーHP:
田中君がアコースティックデュオを結成したとの事で、この日はそのお披露目ライブ。唄は京都のライブ界でキャリアのあるACCOとかいう人で、バンド名はB型の2人という事でB&B。カバー曲が中心で、二人ともさすがにとても上手なので心地よく聴けた。
ライブ映像:

2018年4月28日(土)

小学校6年生の時のクラス会
葵小学校6年1組のプチクラス会があった。お昼にレストラン芝蘭で食事をしてから、二次会は、芝蘭会館のすぐそばの、大西君(向かって右から3人目)の実家の3階。買い出し部隊が買ってきてくれたお菓子屋やお酒で、まったりとした午後を楽しく過ごした。子供の頃から知っている人達は気が置けなくていい。大西君は小学校時代は葵小学校(下鴨本通北大路交差点あたり)のすぐ近くに住んでいたが、京大の近くに転校し、その後京大の農学部に入学。今は文科省関係の仕事をしている。右端は、風呂敷の宮井株式会社の社長、宮井君。左から2人目は京都リサーチパークに入っているMAP ENGENEERING株式会社の社長の安倍君。
昨年(2017年)2月11日に、30年ぶりくらいのクラス会があった。これはその時の写真。人というのは、よほど太るとか禿げるとかしない限り、容貌も話し方も、小学生の時とそれほどは変わらないものだと思った。楽しかったのでまた会おうということになって有志で集まったのが、今回の「プチ」クラス会。

2018年4月19日(木)

2018年日本国際賞記念講演会
表記の会が、東京大学伊藤国際学術研究センター「伊藤謝恩ホール」で開催された。
会場。事前ネット登録制で、300人で満員。早々に満員御礼になっていた。
最初の演者は、リチウム電池の開発をされた吉野彰先生。受賞テーマは「リチウムイオン電池の研究開発と商品化までの道」。講演を聞いて、確かにとても人類に貢献した技術だと、改めて思った。
もう一つの受賞テーマは「B細胞とT細胞:免疫の適応能力を支える鍵」。今回、京都からわざわざ来たのは、勿論こちらを聴きたかったからだ。免疫学の歴史の中では、ここから免疫学が始まったというくらいの、超がつく大発見なのであるが、50年も前の成果にあえて光をあてるとは、日本国際賞の選考委員会の見識は素晴らしいと思った。まずはマックス・クーパーの講演。
こういうスライドが見られるとは!後半にはヤツメウナギの獲得免疫系の話の紹介もあり、免疫系の進化についての考察を交えた、スケールの大きな講演だった。
同テーマのもう一人の受賞者、ジャック・ミラー。胸腺が免疫に関与する組織であることの発見者であり、またT細胞とB細胞の機能的な区別を最初に示した人だ。
ミラーは、渡邊武先生でさえ40年くらい前に話を聴いたきりだという。日本の免疫学会の中では、かなりのシニアの人以外では、話を聴いたことがある人はほとんどいないのではないかと思われる。胸腺/T細胞の研究者としては、一度はミラーの姿を拝んでおきたかったので、今回はいい機会だった。
「胸腺の機能」などというスライドを当事者のプレゼンで見られるのは感激。
抗体を作る細胞は骨髄由来であることを示した実験の図。羊赤血球で免疫した後、脾臓細胞を寒天培地に混ぜプレートに流し込み、その上に羊赤血球を薄く伸ばし、さらに補体を加える。抗羊赤血球抗体を産生する細胞がある場所では溶血が起こってプラークが生じるというアッセイ。抗血清で特定のMHCを発現する細胞を殺傷して除くというのがミソ。ミラーが1968年に発表した一連の実験結果は、抗体を「作らせる」細胞すなわちT細胞は胸腺に由来する事、抗体を「作る」細胞すなわちB細胞は骨髄に由来する事を示した。

2018年4月19日(木)- 22(日)

第106回日本泌尿器学会総会
表記の会が、京都国際会館で開催された。集会長は京大病院泌尿器科の小川修先生。うちの大学院4回生の嘉島君は、再生CTLを固形がんに応用するという話でポスターを出し、総会賞を受賞。名誉な事だ。
さすがに大きな学会だけあって、懇親会も、すごく盛況だ。
その懇親会で、嘉島君は表彰を受けた。おめでとうございます!

2018年4月17日(火)

アイントフォーヘン工科大学の学生に講義
この日の午後、オランダのアイントフォーヘン工科大学の学生がウイルス再生研に見学に来た。安達先生がホスト。
参加者が着ていたシャツの背中のイラスト。日本のイメージなのであろうが、意味不明で、微妙なデザインに思える。Thironaというのは医療機器メーカーのようだ。
参10人ずつ3班に分かれて、ローテーションで見学。河本研では、私が教授室で15分くらい講義してから、ヒトiPS細胞のコロニーを倒立顕微鏡で見てもらった。
講義の中では、Negative Selectionのオリジナル曲の一つ「Happy Deepee」(高浜洋介作詞、河本宏作曲)のPVを、音響付きで一部だけ上映した。Happy Deepeeは、胸腺の中で負の選択を受けて死んでいく胸線細胞の哀しみを詠った曲だ。英語の曲なので外人に見せるのには良い。とてもウケていたように思う。
「Happy Deepee」のPV
講義後、記念写真。一番背が高い人は、引率役のB.M. ter Haar Romeny教授。

2018年4月12日(木)

京都大学医学部で講義
この日は1コマ目と2コマ目に、京大医学部の3回生に免疫学の講義をした。講義タイトルは「免疫応答の機構」で、免疫反応の基本的な様式について解説した。途中で例によって「リンパ節ひとり旅」を上映。
4月17日水曜日は「免疫細胞の発生と分化」というタイトルで講義した。造血細胞・免疫細胞の分化過程と、免疫系の進化の話、再生医療と免疫の話、再生T細胞を用いたがん免疫細胞療法などについて、うちの研究内容の紹介をはさみながら、解説した。途中で免疫ペディアの表紙のイラストを用いたミニテスト(回収なし)を行なった。
こういう感じで、イラストの中に描いてある細胞や分子の名前を答えよ、という問題。
この絵には、以下のようなストーリーをつけている。「探検隊は、古代遺跡の地下深く、迷路のような回廊を、ランプの灯を頼りに歩みを進めていきます。石の扉を開けると、そこは真っ暗な大空間でした。奥の壁をランプで照らしてみると、大きな極彩色の壁画が現われました。驚くべきことに、そこには現代の免疫学が到達した知見の数々が、すでに描かれていました。壁画の左側に鎮座する人物像は、古代の科学者のようです。きっと桁外れの天才学者だったのでしょう。しかし、よく見ると、ギルソンのピペットマンのようなものを持っています。もしかすると、実験中に現代から古代へタイムスリップしてしまった免疫学研究者なのかもしれません。」

2018年4月9日(月)

長浜バイオ大学で講義
この日の午後、長浜バイオ大学で免疫学の講義をした。
新快速長浜行きは長浜近くでは各停になるので、田村駅にも停まる。駅前の看板。駅から西側(琵琶湖側)の一帯にはいろいろな企業が入っており、長浜サイエンスパークと名付けられている。
免疫学の講義を担当されている伊藤洋志藤先生が紹介して下さった。主に3回生を対象とした全15回くらいの講義で、昨年と同じく私は第一回を担当させて頂いた。ありがたいことに、この講義では拙著「もっとよくわかる!免疫学」を教科書として採用頂いている。
1学年200人以上いるとの事で、この日も聴講する学生数は多かった。
例によって講義の中程でNegative Selectionのオリジナル曲の一つ「リンパ節ひとり旅」(高浜洋介作詞、河本宏作曲)のPV(プロモーションビデオ)を音付きで上映。この講義中のPV上映は、色々な機会でやっているが、割とウケていると思う。なおこのPVはYoutubeに載せている。
「リンパ節ひとり旅」のPV
講義後、帰路の電車を待つ間に近辺を散歩した。湖岸からの景色。
散りかけではあったが、まだ桜が咲いていた。

2018年4月6日(金)

京都ベーシックサイエンスフォーラム
セルジーンの後援で毎年4月に表記の研究会が開催されている。京都の血液疾患関連の基礎研究を若手医師に紹介するという研究会で、今年は前半の1時間は京大から河本研、小川研、高折研、京都薬科大から芦原研がプレゼンした。
河本研からは嘉島君がT-iPS細胞由来再生CTLを固形癌に応用する話をした。
後半の1時間は、日本医科大学の田村秀人先生による骨髄腫の治療に関する最新の話題。すごい情報量であるにかかわらず、とてもわかりやすく、また面白い講演だった。私達も骨髄腫を標的とする戦略を考えており、とても勉強になった。田村先生は草月流の華道を嗜んでおられるとの話も少しされていた。私は生け花は特にはしないが、子供の頃から山野草、ラン、食虫植物などのような植物がとても好きで、また学生の頃は抽象絵画を描いたりもしていたので、草月流のような造形的な生け花の作品は好きだ。
関係者で田村先生を囲んで。向かって左から小川先生、高折先生、田村先生、私、芦原先生、前川先生。

2018年4月6日(金)

ACT-M関係者がタカラバイオをサイトビジット
三重大の珠玖先生が代表をされているAMEDのACT-M(2017年11月1日記事参照)関連のサイトビジットがタカラバイオで行われた。右側がGMPグレードのCPCが入っている施設。さすがに大きい。
進捗状況の報告会が行われ、その後施設見学をさせて頂いた。この建物だけでとても大きいが、さらに同様の施設を建造予定だという。HLAホモiPS細胞ストックは、こういう施設で作るべきだったのだろうなと感じた。

2018年4月1日(日)

高野川の桜が満開
出町柳の橋から見た高野川。満開になった。昨年は4月10日くらいに満開だったので、今年は10日近く早かったことになる。

2018年3月31日(土)

祝迫先生の教授就任祝賀会
表記の会が京大の時計台の国際交流ホールで開催された。
祝迫先生は共同研究や交友関係が広く、この日も多くの人が参加されていた。
山岡義生先生の挨拶で乾杯。
河本研からの参加者。
祝迫先生は肝胆膵移植外科の医局に所属する外科医であるが、肝臓の線維化や肝移植における免疫反応などを主題とした基礎医学研究者として活躍されている。医学部の標的治療腫瘍学分野の特定講師として2017年3月まで務められ、2017年4月から1年間はウイルス再生研の移植免疫研究グループの特定講師を務められていた。移植免疫研究グループは2015年から再生研の臓器新生プロジェクトの一部門として始まっており、趙向東先生が特定助教としてマウスを用いた肝移植の研究をされてきた。祝迫先生にはこの研究をずっと監修していただいていた。祝迫先生は本年4月からは同志社大学生命科学部医生命システム学科の教授に着任される。
肝胆膵移植外科教授で医学研究科長の上本先生の挨拶。祝迫先生、おめでとうございます!

2018年3月30日(金)

再生医学共同研究拠点の報告会
2月23日の記事に書いたが、再生研は「再生医学・再生医療の先端融合的共同研究拠点」として拠点事業を取り行っている(2018年2月23日の記事参照)。年度末に共同研究として支援を受けたプロジェクトによる報告会が開催される。この日の午後、12のグループによる発表があった。開先生は所長として、また宿南先生(広島大学)のホストとして参加された。この日は午前中も臨時の教授会があったりしたので、開先生は最後の日もフル稼働だった。
宿南先生は、元は開研の准教授。開先生と「腱・靭帯付着部形成を制御する分子機構の解明」という共同研究をされている。
長澤先生(大阪大学)は造血幹細胞のニッチに関する研究を近藤先生と進めておられ、最近その成果を報告された(Genes Dev, 32:359, 2018)。転写因Ebf3が骨髄ニッチを形成する細網細胞の維持に必須という、とても重要な知見である。

2018年3月29日(木)

鴨川でお花見
お昼休みに、研究室の有志で鴨川の堤防に花見に行った。私達の研究室が入っているウイルス再生研1号館は、京大の中では鴨川に一番近い建物で、花見に絶好の場所までラボから歩いて2-3分。
満開の桜の下に座って、弁当を食べた。写真は、食後、少しくつろいでいるところ。皆楽しそうだ。
椛島先生(2列目向かって左端)や竹内先生(前列向かって右)の研究室の人達も花見に来られていた。
鴨川に体長50-60cmくらいありそうな大きな魚が泳いでいた。
これは「ニゴイ」かと思われる。ニゴイは、コイに近縁の魚。コイは外来種であるが、ニゴイは在来種。鴨川には以前から棲息しており、よく見かける。もっと多くの群れを成していることもある。こんな大きな野生の魚が身近にいるのは嬉しいことで、大事にしたいところだ。味は良いらしいが、小骨が多くて食べにくいらしい。

2018年3月28日(水)

ウイルス再生研慰労会
所長の開先生も今週一杯で退官される。特に最終講義とか退官祝賀会とかの公式行事はされないとのことだったので、研究所の有志で慰労会を催すことになった。場所はレストラン芝蘭。
再生研のウイルス研の統合は、開再生研所長と小柳ウイルス研所長が何年も前から着々と進めて来られ、とてもいい形の統合となった。統合に関連した概算要求が4年連続で採択されたことは、両所長の尽力に負うところが大きいのは言うまでもない。「私は幸運な所長でした」と謙遜されていたが、特に再生側は歴史的経緯から複雑な構成になっており、それを取りまとめて大団円な統合となったのは、開先生のリーダーシップの賜物であろうと思う。特に今年度の後半にされたウイルス再生研4号館の改修に向けての交通整理は、素晴らしかった。
事務の方々と。ウイルス研と再生研の統合は、事務の方々の大変な労力によって支えられてきた。向かって左から3人目は、統合当時の事務長の古田さん。
統合前から現在まで諸事を現場で仕切ってこられた服部さんから開所長へ、フラワーアレンジメントの贈呈。

2018年3月28日(水)

佐治先生主宰の昼食会
少し前の記事にも書いたが、昼食会のメンバーの祝迫先生が、4月から同志社大学の生命科学部の教授として着任されることになり、この日はそのお祝い会のようになった。今後も都合がつく時には参加いただけるとのこと。

2018年3月28日(水)

もう桜が咲いている!
オーストラリア出張では、3月12日に日本を発ち、27日夜に帰国したので、この日の朝見た景色は16日ぶり。今年は桜の開花が早く、京都でもすでに桜が咲き始めているとの話はニュースで知っていたが、実際に通勤路の出町柳からみる高野川の桜は7分咲きくらいになっていて、浦島太郎のような感覚になった。
ウイルス再生研1号館東側の桜は満開だった。

2018年3月21日(水)-25日(日)

ThymOz 2018
 
ThymOz2018は21日水曜日の夕方から。火曜日はメルボルンからブリスベーン経由でヘロン島の近くのグラッドストーンという街まで移動し、宿泊。ブリスベーンからグラッドストーンまではプロペラ機だった。
21日水曜日は、やや雲行きが怪しい中、朝のうちにヘリコプターでヘロン島に移動。ヘロン島はグラッドストーンの60kmくらい沖に位置し、通常はカタマラン(双胴船)で行くのであるが、私は2000年に初めて行った時に激しく船酔いし、2度と船では行かない事にした。ThymOzは今回で6回目。2010年(4回目)はサイクロンのために島には渡れなかったので、ヘロン島に渡るのは5回目、ヘリコプターで行くのは4回目。今回のヘリコプターは機種が変わっていて、とてもコンパクトだ。 ThymOz 2014の記事参照:
松本満先生(徳島大)も前回のヘロン島の行きの船で激しく船酔いしたとのことで、今回はヘルコプターを選択。右端の松本実君(満先生の息子さん)は、徳島大病理学の大学院生で、松本研で研究しているとのこと。パイロットの他、写真の4人が搭乗。この小さな機体に5人も乗れるのかと不安になる。
助手席に乗せてもらった。コントロールパネルも、なんだか簡易版な感じだ。
機体は小さいが快適に飛行。途中で4つくらいの環礁の上を通過した。上空から見る環礁はとても美しい。外縁部で珊瑚が育ってこういう巨大な地形できるわけだが、あらためて生物の力ってすごいと思った。この島はヘロン島より一回り大きそうだが、無人島だ。
ヘロン島が見えてきた。
泊まったコテージ。
このタイプの客室はタートルルームと呼ばれている。
ベッド。
テラスからの景色。のどかそうであるが、実は昼夜問わず鳥の鳴き声がかなりやかましい。
16時頃、カタマランが到着。
今回はうちのラボからは増田さん、永野君、長畑君が参加。飛行機との接続の関係で、船で来ることになった。かなり揺れたらしく、永野君は船酔いがきつかったらしい。一方船酔いに一番弱いと思われていた増田さんは、酔い止めをしっかり服用した上で、船の真ん中あたりで目を閉じてじっとしているという方法で、船酔いを回避できたという。後列左端は高柳先生(東大)、前列右端は糸井先生(明治国際医療大)。
一行の到着を虹が出迎えてくれた。
この島は鳥がやたらと多く、すぐ近くを飛び回る。最初はその多さ、鳴き声、臭い(島全体で鶏小屋のような臭いがする)に戸惑うが、多くの人はすぐに慣れるようだ。しかし、どうしても鳥が苦手という人にはきついかもしれない。
右手の建物がレセプションで、左側がミーテイングルーム。
17時30分頃からミーテイングルームのすぐ横の海に面したテラスでウエルカムドリンク。
高柳先生、糸井先生と。
18時30分から、会場でキーノートレクチャー。
レクチャラーは、Ken Shortman(WEHI: Walter and Eliza Hall Institute)。かつては胸腺中の未分化な前駆細胞の分化能の解析の研究などをしていたが、その後樹状細の研究を中心にされている。
その後、レストランで夕食。
夕食は基本的にはバッフェ形式。
永野君、長畑君は豪快な食べっぷりだった。
この翌日(2日目)の午後イチのセッションで長畑君は20分の口頭発表の枠をもらっていた。糸井さんにも参加してもらい、永野/長畑部屋で、遅くまで発表の練習。
練習の甲斐があってか、しっかりした発表だった。ポリコムやDnmt1などのようなエピジェネティックな因子を欠失させるとT前駆細胞がミエロイド細胞に転換するというような話。質疑にも堂々と応答していた。
セッション後の、アフタヌーンティータイムに、発表が終わって晴れやかな顔をして、海に面したラウンジでくつろぐ長畑君。左は徳島大の大東先生。
ポスターセッション。
3日目の朝食。この日は私(河本)は午後イチのセッションで発表。
3日目の夕方、昨年大腸がんで亡くなったCharlie Surhを、かつての上司Jon Sprentが悼んだ。
夕暮れ時、海辺のテラスでワインテイスティング。
4日目は朝イチのセッションで、増田さんがChristphe Benoistと共に「Tissue-resident T cells」というセッションの座長を務めた。Benoistが仕切るかと思っていたら、増田さんに任せっぱなしだった。とはいえ、5つの演題の中に、ちょっと内容的に酷いのがあって、しかも時間が迫ってきても終わろうとしないので、その時にはBenoistは強くダメ出しのメッセージを出して場を仕切ってくれていた。
4日目のお昼はちょうど満ち潮だったので、会場の近くの環礁内の浅瀬で泳いでみることにした。1mくらいのサメがいたが、危険な種ではないとのこと。
環礁の中でも、背が届かないあたりまで行くと、結構珊瑚があって、魚も沢山いる。ウミガメも見かけた。
この日の夕方には、ショートトークセッションがあり、東大の高柳研の友藤君がFezf2で制御されている遺伝子群についての発表をした。医学部の6回生で、先日国試に通ったばかりだとのこと。学生のうちから研究室に出入りして、今回発表した内容の他にも、1st authorで投稿準備中の論文もあるという。発表も堂々としており、また組織特異抗原が題材のセッションでは前の方の席に座って質問をするなど、とてもactiveだった。
永野君は、MART1特異的T-iPSCクローン間の不均一性やアロ反応性を示すクローンの頻度の話をした。
発表もしっかりこなし、質疑にもきちんと応答していた。
毎日、17時30頃から1時間くらいサンセットドリンクという時間帯があって、海に面したテラスで歓談する。この日は夕焼けが綺麗だった。
この日の夕食は、「魚介類」だった。これまでの3日は肉ばかりだったので、テンションが上がった。日本人参加者でテーブルを囲んで、エビ、カニ、ウチワエビ、カキなどを楽しんだ。
生ガキ。オーストラリアはカキの養殖が盛んだという。さすがにこのあたりではなくて、最も南の涼しい地方産であろう。
夕食後、引き続きコテージでdiscussion。向かって左端は新田先生(東大)。
5日目(最終日)。この日は天気もよく、お昼休みに比較的自由時間が長かったため、増田さん、永野君、長畑君、糸井さんらはボートで環礁の外縁部へ行ってシュノーケリング。私はちょっと雑務があったのでパス。以後しばらくは永野君が防水仕様のカメラで撮った写真。高浜先生もボートに同乗されていたようだ。
長畑君はシュノーケルを使うのは初めてだが、泳ぎは得意なようで、3日目に浅瀬で少し練習しただけで、この日はすっかり使いこなせていたという。
魚が多い。
環礁の外縁に沿って少しずつ進んでいき、50分くらい泳いだ後でボートに拾ってもらう。水面に浮かんで見ているだけでも十分綺麗だ。
潜って近くに寄ればさらに色が鮮やかに見える。外縁から少し離れると、深くなり、ところどころ砂地が見えたりする。
カメ。もっと近くでも見られたが、写真を撮り損ねたらしい。
最終日にはAIREに焦点を当てたセッションがあった。AIREがAPECEDという遺伝性の自己免疫疾患の原因遺伝子として同定されたのが1997年だから厳密には21周年ということになる。90年代の終わり頃からBruno Kyewskiらが胸腺の髄質では組織特異的抗原が発現していることを見出しており、2002年のScience論文でD. MathisらがAIREが組織特異的抗原の発現を制御していることを報告した。このセッションでは、Bruno KyewskiがこのThymOzの会期中にがんで亡くなったことも報告された。
Diane Mathisがセッションの最後に「Happy Birthday, Aire」というタイトルで話をした。AIREという遺伝子は、染色体間の結合をむしろ抑制するとか、スーパーエンハンサーに結合して何かしているというような話で、色々なことがわかってきたとはいえ、まだまだ未解明な部分が多いようにも思われた。
ヘロン島のHeronとは、サギ科の鳥のことで、実際にこのようなサギの仲間と思われる鳥は、写真のような灰色の種の他に、白いのも見かける。ただし、島の中で、そんなに多くはない。
ヘロン島で一番優勢なのは、写真のヒメクロアジサシ。
セッション終了後、夕食まで少し時間があったので島をぐるっと回った。40分くらいで一周できる。写真は北側の海岸を東向きに見たところ。
折り返して、南側の海岸。
最終日の夕食は、Ausie BBQ dinner。
若者はガッツリ!
夕食後は、ThymOz名物、ThymOz Triviaというクイズ大会。10人ずつくらいのチームに分かれて一般常識、音楽、映画、ドラマなどについて答えていく。
一般常識クイズにKen Shortman夫妻と共に頭をひねる長畑君。What is the world’s longest river?などの何とかわかりそうな問題もあるがIn which year Princess Dianne die?だとかWhat is the singer Prince’s real name? とか、そんなん知らんがなという問題が多い。
Jon Sprentと永野君。シニアの人達も、クイズとなると、結構一生懸命だ。
Rhodri Ceredig(National University if Ireland Galway)がケルト系の曲を演奏。手拍子が鳴り響いた。CeredigはSequential restriction modelという造血モデルの提唱者。
ThymOz Trivia名物、リンボーダンス。うちからは永野君と長畑君が参加し健闘したが、惜敗。
これもThymOz Trivia名物、会期中の名言集。高浜ラボは最近のJI論文の中で胸腺の全セクションの胸腺上皮細胞の数を数えて、実際の数字はフローサイトメトリー解析で見積もられている数より10倍から100倍多いということを報告されたが、発表後のJakubからの質問に対する高浜先生の回答が当意即妙で、大ウケしていた。これらは班へのボーナスポイントになる。
うちの班(Samurai)は、9チーム中4位だった。
26日は復路についた。ヘリコプターでは、松本先生親子と、Marcel van den Brinkと同乗した。
松本先生らは、ヘリに乗る直前にヘロン島の女性スタッフに渡したデイバッグがヘリに積まれておらず、中には財布やパスポートがあるとのことで空港で大変焦っておられた。2時間くらい後に、同じヘリが往復してパイロットがきっちり回収してくれて、とてもホッとされていた。そういえば前回も増田さんのスーツケースが届かないという騒ぎがあった。海外のスタッフはerror proneだから気をつけないといけない、と思った。
この日はブリスベーンに宿泊。夜はホテルの近くの川沿いを散策。
ホテル近辺のレストランでオーストラリアでの最後の食事。私は12日からオーストラリアにいるので、15回目だ。早く日本食が食べたい。
27日火曜日。帰りはその日のうちに関空に帰れる便ということで、LCCのJet Star便に乗った。まずはケアンズまでの国内線。後ろのドアから入ったのは初めてだ。LCCは不便な点もあるが、映画は500円位あらかじめ払っておけば食べ物も飲み物も機内でカードで買えるので、そう悪くないと思った。
この夏はクイーンズランド州(オーストラリアの北東部の州)はよく雨が降ったらしい。ケアンズの空港近くは、洪水の様相を呈していた。
今回の出張の自分用のお土産として、ハリモグラ(エキドナ)のぬいぐるみを、ブリスベーンの空港で買った。一つ前の記事の中にあるように、メルボルン郊外で野生の個体を見かけたのがとても印象的だった。現物は体長50cmくらいだったが、このぬいぐるみは20cmくらい。ブサかわいい。

2018年3月18日(日)

メルボルンでの週末
日曜日はオフの日だったので、Richardがあちこちに連れて行ってくれた。これはRichardの自宅。
メルボルンの南東に湾を取り囲むようにモーニントン半島が伸びている。その先端に近い街にRichardのWeekend houseがあり、その近くで昼食。左は、Richardの奥様。
その辺りは緩やかな丘陵地帯で、別荘街のような感じ。RichardのWeekend houseのテラスは見晴らしが良い。食後のリラックタイム。
その後、半島の先の方の国立公園へ。先端部分に行くには、1時間ほど歩く必要があった。30分くらい歩くと、南氷洋が見えた。南氷洋は初めて見たので、ちょっと嬉しかった。波が荒々しい。
この日も風が強かったが、普段から同じ向きの風が強いのであろうか。木々が風下に向かって伸びている。
山の中腹の木々のアップ。逞しい。
半島の先の方へ向かう。西に向かって歩いている。当たり前だが、南半球なので、太陽は北(右手)からさしている
来た方向を振り返った写真。右側が大洋、左側が湾。波の強さが違う。
半島の先端部にはかつて要塞があったとのこと。要塞跡を見学できる。
要塞の内部の通路。
要塞の一部。
半島の先端部。
帰る途中、ハリモグラ(Echidna,エキドナ)を見かけた。人を怖れるでもなく、悠然と地面を掘っていた。モグラといっても地中で過ごす訳ではなく、池面を掘ってアリなどを食べているらしい。
結構大きくて、50cmくらいあったように思う。カモノハシと同じ単孔類に属し、哺乳類なのに卵を産むという、奇妙な生物だ。
再びRichard邸。夕暮れ時、くつろがせてもらった。こんな別荘なら毎週末でも来たい。

2018年3月15日(木)-17日(土)

“Eradicate Cancer 2018” meeting
表記の会に参加するために、メルボルン入り。木曜日から始まる会だが、前日の水曜日朝からCarthericsという会社で会議があり、それに参加するためには火曜日にメルボルンに到着する必要があり、月曜の14時35分伊丹発で成田にまず行って、それから19時20分発の便でメルボルンに向かった。空港からはスカイバスで市内へ。写真はサザンクロス駅
泊まったホテル。木曜日から始まるEradicate Cancer 2018の会場のすぐ近くだ。
Cartherics社が入っているビル。モナシュ大学病院のすぐ横にあるトランスレーショナルメディシン研究棟で、Cartherics社はこの最上階。
窓の大きな、開放感があるオフィス。
研究スペース。広い!
3月15日木曜日からEradicate Cancerが始まった。会場はメルボルンコンベンション・エグジビションセンター。
オープニングの挨拶をするRichard Boyd。
中々盛況で、参加者は200人以上いたように思う。
Irving Weissmanによる基調講演。彼は最近CD47を標的にしたがん治療の臨床応用を進めている。
Richard Boyd、Ann Chidgeyと。
一般の聴衆も聴くことができる時間帯もあり、そこではがん免疫療法の進展についてのより一般的な講演が行われた。演者の中には、Peter Dohertyが演者の一人だった。78才だが、とても元気そうで、よどみのない力強い話しぶりだった。
Cartherics社の研究者、Mareeと再開。2年くらい前に、iPS細胞からT細胞を誘導する方法を、河本研に習いに来ていた。
初日は会終了後、会長招宴ディナー。
2日目は会の終了後フリーだったので、メルボルンの市内を歩いてまわった。
ホテルの横の橋から見た高層ビル群の夜景。
日本を離れて4日目ですでに日本食が恋しくなり、サザンクロス駅のすぐ近くの寿司を売っている店で日本酒と寿司(握り寿司)をテイクアウト(オーストラリアではテイクアウェイと言うようだ)しようとすると、日本酒は店外に持ち出せないと言う。仕方がないのでそこの店のテーブルで食べていると、親切な店員さんが、「閉店時間も近いし、サービスで巻き寿司を差し上げます」と言って、写真の3つをくれた。この店員さんは、日本人女性で、ワーキングホリデーか何かでメルボルンに滞在中とのことだった。左から海藻、テリヤキチキン、サーモン。美味しかったです。ありがとうございました。
最終日、会の終了後、George Hollander(右)と、Carthelicsの研究者と、ディナー前のビール休憩。
メルボルン市の南部にはセント・キルダという、ポートフィリップ湾に面した賑やかな地域がある。私の横はDan PowelというCART療法の研究者。
街は何だかトロピカルな感じだ。
打ち上げディナーはシーフードレストラン。ただし、自腹。
ぎゅうぎゅう詰めな感じだったが、こういう雰囲気は好きだ。
レッドエンペラーという魚らしい。とても美味しかった。

2018年3月8日(木)

松島綱治教授退任記念祝賀会
松島先生の退任記念祝賀会が浜松町東京會舘39階のチェリールームで開催された。東大医学部長の宮園先生の挨拶。
300名を超える参加者があったとのことで、2つの部屋に別れて開催された。挨拶されているのは笹月先生。
松島先生はIL-8(CXCL8)とMCP1(CCL2)の発見者で、サイトカイン/ケモカイン研究を牽引して来られた人だが、抗CCR4抗体などの抗体医薬の開発にも大きな貢献をされている。最近はCD4T細胞のdepletionによる抗腫瘍免疫の増強という、一見「え、何で効くの?」という治療法の治験を進められている。東京理科大に移られるらしいが、今後も活躍されることであろう。

2018年3月6日(火)

あめちゃん
この日は忙しくて、前日入りしてこの日の朝から医科研で研究打ち合わせ、午後は関西に移動して、県立尼崎医療センターで開催される認定再生医療等委員会に出席。途中の新幹線で、ちょっと足元のカバンをゴソゴソしていると、隣に座っていた派手目の服をきたご婦人が、突然飴をくださった。いわゆる大阪のおばちゃんの「あめちゃん」だ。美味しかった。

2018年3月1日(木)

小玉博明先生来訪
小玉先生(向かって右)は幹細胞研究者で、今も世界中で広く使われているストローマ細胞OP9の樹立者(2015年6月19日の記事参照)。以前は奥羽大学の教授をされていて、その後外資系の製薬会社、理研の知財部を経て、今はゼノアックリソースにおられる。今回は研究についての打ち合わせに来られ、渡邉先生にも参加して頂いた。
小玉先生と渡邉先生とは古くからのお知り合いだったとのことで、打ち合わせの後は3人で先斗町での会食となった。いろいろな昔話がきけて楽しかった。

2018年2月24日(土)

第37回日本胸腺研究会

標記の会が名古屋大学医学部附属病院内の講堂で開催された。会長は名古屋大学病院の呼吸器外科学教授の横井香平先生。写真は名古屋大学病院。
第37回日本胸腺研究会HP:
胸腺研究会は基本的には胸腺腫や胸腺がんなどの胸腺疾患にたずさわる外科の先生方の会で、診断に関わる病理の先生がそれに加わり、一部基礎の胸腺研究者が参加している、といった構成だ。私は基礎研究者関連の参加者として以前から一定の頻度で参加しており、昨年の2月4日土曜日には、私が会長として開催した。 第36回日本胸腺研究会HP:
その時は演題数38、参加者110人くらいだったと思う。今年は57演題、参加者も130人を超えているとのことで、とても盛会だ。一方、演題数が多かったので、スケジュールはかなりタイトだった。
会の終了後、情報交換会は病院の13階の景色のよいレストランで開催された。
この会は外科系側と基礎系側から1人ずつの、2人の理事長がいる。現在は外科系が大阪大学呼吸器外科の奥村先生、基礎系が徳島大の高濱先生。高濱先生は本年4月からNIHが本務になるので、この会の前日に、北里大医学部の岩渕和也先生(写真中央)が次期理事長に決まったとのことだった。写真向かって左は市立札幌病院の田中先生で、岩渕先生の高校時代の同級生とのこと。

2018年2月23日(金)

再生医学拠点運営会議
拠点事業は、研究所が有する特殊な技術やマテリアルを活かして所外の研究者との共同研究を推進するというもの。ウイルス研と再生研は統合前にそれぞれが拠点事業をしていたが、統合後もこの2拠点は別々に運営されており、再生医学の拠点は現在は私が拠点長ということになっている。この日はその運営会議が開催された。正式な名称は「再生医学・再生医療の先端融合的共同研究拠点運営委員会」。開先生は今回は所長としてオブザーバー参加されたが、これまで拠点の運営には深く関わって来られた。3月末で退官されるので、記念写真を撮った。向かって左から、坂口先生(大阪大)、岩井先生(京大医学部)、妙中先生(国立循環器病センター)、開先生、月田先生(大阪大)、私、田畑先生、瀬原先生。

2018年2月18日(日)

京都マラソン観戦
今年の京都マラソンのコース。毎年微妙に変わるようだ(2014年2月16日の記事参照)。
再生研のすぐ横がコースなので、見物には良い。今回は河原町通りが10時頃から15時頃まで通れないので、下鴨の自宅から大学まで行くのがちょっと大変だ。迂回して行けない訳ではないが、今回は閉鎖になる前に行った。
私は走るのは苦手だが、見るだけなら楽しい。写真は丸太町の橋から北向きに見たところで、33kmくらいの地点。9時スタートで、最初のランナー(写真)が来たのは、10時53分頃。後で調べたら、この人が優勝していて、タイムは2時間23分44秒とのこと。
川端通り沿いに、CiRA関係の応援団の人達がいた。
誰が描いたのか知らないが、とても達者なイラストだ。
ふらふらと見物していた時に、11時43分頃、ちょうど山中先生が通りすぎて行かれた。残念ながら応援団の前を通られる瞬間を撮り損ねてしまった。向かって左端の白いシャツのランナーが山中先生と思われる。山中先生は今回はペア駅伝という枠で参加されており、前半はリオのパラリンピック銀メダリストの道下美里という人。3時間を切ることを目指されたが、惜しくも切れず、3時間6分34秒だったとの事。
山中先生が通過された直後、応援幕が高橋淳先生用に変わった。このイラストも、とても上手だ。甲冑を着ているのが何とも面白い。

2018年2月17日(土)

京大輸血部伊藤研OBの会
私は大学院生の時は京大輸血部の伊藤和彦先生の研究室に所属していた。伊藤先生は2014年、海外旅行中に急死された。今回、柏井先生の呼びかけで、当時の大学院生を中心に集まろうということになった。向かって左から澤見先生、藤田先生、右から柏井先生、秘書だった岡井さん、豊川先生。

2018年2月14日(水)

開所長、祝迫先生、河本の三者会談
祝迫恵子先生は現在河本研の特任講師で、移植免疫グループの監修をして頂いているが、2018年4月から同志社大学の教授に就任されることになった。一緒に開先生の所に挨拶に行こうと言っていたところ、この日開先生がうちのオフィスに来られたので、祝迫先生にも来てもらい、挨拶をすると共に、今後の研究の進め方などについての打ち合わせをした。テーブルの上に見られる紙袋はチョコレートだったりする。

2018年2月12日(月)-15日(木)

Keystone symposia
Lymphocytes and their Roles in Cancer (R1)
joint with the meeting on Emerging Cellular Therapies: T Cells and Beyond (B6)
表記の会が、2月12日-15日の間、コロラド州のキーストンリゾートで開催され、ラボからは研究員の永野さんと嘉島(私)の2名が参加しました。「ラボニュースへ掲載を」とのことでしたので、僭越ながらご報告させて頂きます。
会が行われるKeystone resortは、デンバー空港から車で約90分の、ロッキー山脈中にあります。標高約3000mで、周囲はダーカム、ノースピーク、アウトバックという山々に囲まれており、ほとんどのホテルが直ぐにいずれかのスキー場にアクセスできるという、世界でも有数のスキーリゾートです。
我々は会場から少し離れたHyatt Placeというホテルに宿泊し、Keystone内を巡回する無料バスでConference centerへ通いました。会場は大小二つに分かれており、写真は大きい方の会場。2会場合わせるとちょうど全ての参加者が座れるくらいの容量だったので、Carl H. Juneなどの大御所の講演には、多くの立ち見の人が出ていました。
コーヒーブレイクでも熱いdiscussionが交わされます。
うちのラボからは嘉島が、「WT1-specific cytotoxic T lymphocytes regenerated from T cell-derived iPS cells exert therapeutic effect in xenograft model of renal cell carcinoma」という内容で発表しました。当初は「ポスターを貼りがてら、色々勉強して来よう」といった(邪な?)考えで演題応募したものの、思いがけず口演になって焦りましたが、何とか無事に質問にも答えることができました。事前に綿密な打ち合わせをして下さった河本先生に感謝です。
夜のポスターセッションで、つなたい英語を駆使して質問に答えている様子。国内の学会と違って、我々と同じような技術を使っている研究者が多く参加しているため、質問も鋭く、有意義なdiscussionをすることが出来ました。
Treg関連の発表をされていたメキシコ国立自治大学の研究者の方と、熱く議論を交わす永野さん。さすが、永野さんは会話がスムーズで、立ち振る舞いを見ても互角に渡り合っている感じがします。
会期中、2日ほどランチタイムが非常に長い日が設けられており、スキー好きの人はこの時間帯にゲレンデに出掛けるようでした。我々は普段の運動不足が祟って、高地による酸欠状態だったので、スキーの代わりに会場からすぐ近くの湖でスケートを楽しみました。自然のスケートリンクは初めてでしたが、この日は快晴で絶好のスケート日和でした。
会期中、多くの研究者と交流することができましたが、その中の一人が、大阪大学・免疫造血制御学(杉山研究室)のポスドクの長谷川加奈先生。長谷川先生は同准教授の保仙直毅先生のグループで、昨年Nat Medに、多発性骨髄腫に対する活性型インテグリンβ7を標的としたCAR-T療法を報告されており、今回もその内容でポスター発表されていました。長谷川先生から保仙先生も紹介して頂くことができ、保仙先生の熱いpassionにも触れてとても刺激になりました。
写真は最終日のsocial hourの後に設けられた、entertainment(ダンスパーティー)。 会期中にここで挙げきれないほど多くの国内外の研究者と知り合うことができ、本当に貴重な経験をさせて頂きました。今後も引き続き研究を進め、再びKeystoneで発表したいと感じた4日間になりました。最後になりましたが、今回、日本免疫学会の平成29年度Kishimoto Tadamitsu Travel Awardで旅費を助成して下さった岸本忠三先生、理事長の坂口志文先生に、深く御礼申し上げます。 (文責 嘉島)

2018年2月9日(金)

第17回京大病院iPS細胞・再生医学研究会
表記の会が京大の芝蘭会館で開催された。半年に1回開催されてきたとの事なので、もう9年目ということになる。京大病院長の稲垣先生が今回の世話人で、挨拶で「再生医療専用の治験病棟の建設もすでに進んでおり、いよいよ臨床応用の時が近づいてきました」というような事を話されていた。
今回のプログラム。私は演者ではないが、中内先生の話も聴けるという事で、久しぶりに参加した。中内先生の「異種動物間胚盤胞キメラ法を用いてヒト臓器を再生する」という研究はとても進んでいて、アメリカでは羊胚にヒトiPS細胞を入れてから子宮に戻すという実験をすでにされており、中々衝撃的だった。もっともまだキメラ率はとても低いのと、子宮で発育させてよいのは妊娠何週まで、といった取り決めがしっかりしているので、ヒトと羊の合いの子が生まれてくるような事はない。日本でも胚盤胞キメラ法研究に関する規制が緩和されるというニュースが先日あったので、近いうちにこういう研究が行えるようになると思われる。中内先生は「大きな立体的臓器を作るにはこの方法しかない」とよく言われるが、確かに、大きな臓器をin vitroで作るのは当分難しそうなので、キメラ法の方が実現が早そうだ。また「再生医療は自家移植で行うべきだ」と考えておられて、このキメラ法でも、基本的には自家のiPS細胞を材料にすることを考えておられるようだ。
会の終了後、山内ホールで催された情報交換会で、医学研究科科長(医学部長)の上本先生の挨拶。上本先生も再生医療の臨床応用が近づいてきたことを語られていた。
情報交換会で、左から高橋先生、中内先生、私、高折先生、稲垣先生。この写真はちょっと失敗で、ゲストの中内先生を中心に撮ってもらうべきだった。

2018年2月7日(水)

山宮先生来訪
金沢大学医学部消化器内科の山宮大典先生(中央)が来られた。神戸の青井先生のラボに大学院生としてしばらくいっておられ、最近金沢に戻られた。青井先生のラボではT細胞からiPS細胞を作る研究をされていて、金沢に戻られてからも続けられるとのこと。河本研も、永野君を中心にして協力させて頂くことになった。この日の前日は、北陸は37年ぶりという豪雪で、前日からサンダーバードが運休しているらしく、この日は朝から東京周りで来られた。
近くの店で会食。長畑君も参加。研究の話の他に、人生の苦労話も出て、楽しかった。

2018年2月2日(金)

吉田神社の節分祭
18時頃から、ラボの有志で吉田神社の節分祭へ。すごい人出だ。
本殿を参拝した後、さらに南側の坂を大元宮に向かって登り、途中の河道屋で年越しそばを食す。かなり歩いてお腹がすいていた事もあって、とても美味しく思われた。
吉田山の南側の中腹にある斎場所大元宮(さいじょうしょだいげんぐう)には八百万の神様が祀られている。ここを参拝すると日本中の神社を参拝したことになるという、有難い場所だ。
坂を降りる途中で松井酒造の「富士千歳」のにごり酒を飲みながら玉こんにゃくと牛すじの煮込みを食べ、その後炉端に皆で座って鮎の塩焼きでほっこり。節分祭は風情があってとても良い。

2018年1月28日(日)

第7回リウマチ膠原病スプリングセミナー
表記の会が名古屋の中部ろうさい病院で開催された。昨日と本日の2日間にわたって開催され、160人強の若手医師が参加するという、かなり大きな集会だ。リウマチを中心に各種自己免疫疾患についての教育講演が中心で、私は2つの特別講演のうちの一つとしてこの日の午前中に「免疫学の基礎と最前線:自己免疫疾患の発症機序についての考察」という講義をした。
昼食時に、いくつかの病院の若手医師が医療クイズに早押しで答えるという催し物があった。SAPHO症候群のOは何か(答え:Ostetitis)とか、病名当てでは爪甲剥離症とか子宮筋腫赤色変性といった結構難しそうな問題で、私は一つもわからなかったが、若者達は次々と答えていて、さすがだなあと感心した。
今回のセミナーの世話役の藤田芳郎先生と、中部ろうさい病院の若い人達と名古屋駅の近くで会食。藤田先生が部長を務める中部ろうさい病院のリウマチ膠原病科は若手医師に人気があるようで、科の中に10人くらい若手がいるとのことだ。

2018年1月25日(木)-27日(土)

第3回日本骨免疫学会ウインターセミナー
表記の会に参加するべく早朝に京都を発つ。強い寒波が来ており、とても寒く、少し雪も降っていた。
新幹線が大幅に遅れ、11時頃に着くはずだったのが13時過ぎにようやく軽井沢に到着。快晴だが、とても寒い(—5度くらい)。
会場はホテルマロウド軽井沢。とてもいい感じのホテルだ。会の歴史を聞くと、高柳広先生(東大)と松本歯科大の先生らが中心になって毎年軽井沢で少人数の研究会を開いていたのを、1昨年から骨免疫学会のウインターセミナーという形式に発展させたとのことだった。私は昨年から参加している。
夕方から会が始まった。20人強の小さな会であるが、その分、深いdiscussionができる。5演題ほど口頭発表があった後に、石井優先生(大阪大学)の講演があった。
初日の夕食時の石井先生の挨拶。石井先生はスキーをされるということで、今回ご一緒するのを楽しみにしていたが、残念ながら石井先生は時間的制約からスキーには参加されなかった。
夕食時、シニアの人達のテーブル。
2日目朝の教育講演の中で、演者の宇田川信之先生(松本歯科大学)が、昨年NHKのど自慢に出られた時の映像を披露され、大受けだった。残念ながら鐘は1つだったとのことだが、ハンカチを振り回しながら木綿のハンカチーフを熱唱され、素晴らしいパフォーマンスだった。
2日目の午後は夕方まで自由時間で、有志で軽井沢スキー場へ。人工降雪機の雪だけであったが、雪質はまずまず。とても寒く(マイナス6度〜8度)、顔が痛かった。
ゲレ食で遅めの昼食。
浅間山をバックに、高柳先生と。リゾート地で研究会を開催するというのは国際的な標準スタイルで、こういう会が日本でも開催されるようになるのは、とてもいいことだ。河本研も一度冬に長野県で小さな研究会を開催したことがある(第1回Thymus Translational集会、2015年2月16日の記事参照)が、定期的に開催するのは強力なリーダーシップが必要で、高柳先生はさすがだ。
夕方以後、口頭発表に続いてポスター発表。写真の発表者は藤原千春先生(大阪大学)。
夕食後は部屋で引き続きdiscussion。
3日目は朝少し行事があり、その後は有志で野沢へ。雪がずっと降っていた。毛無山のやまびこコースで、コースを外れて林間を滑った。コース外と言ってもちゃんとしたコースに挟まれた区域なので、遭難する心配はない。しかし、この日は新雪がとても深く、結構怖かった。
チャレンジコースの39度という斜度のバーンを滑った後の記念写真。ここをスノボで降りてきたのはMatteo Guerrini君(手前、理研Fagarasan研の研究員)と塚崎雅之君(高柳研の大学院生)。
滑っている間に、車に雪が積もった。荒井先生(松本歯科大、左)と小林先生(松本歯科大)はさすがに慣れた手つきで雪かきをされていた。この後、野沢温泉スパリーナでちょっとくつろいでから、荒井先生に飯山駅まで送って頂いた。
これは1年前の1月29日日曜日の写真で、場所は草津国際スキー場。ロープウエイの山頂駅からさらにリフトで登った展望所で、湯釜側を背景にして撮った写真。左から塚崎君、高柳先生、小林先生。ご存知のように、今年の1月23日、このすぐ近くが噴火した。
ピンク色の線がコースで、今回自衛隊員の方々が被災されたコースも何度も滑った。噴火口がゲレンデのすぐ横だ。ニュース映像を見ると、噴石でゲレンデに雪煙が木の高さ位に舞い上がっていて、地獄絵図だ。私は火山が好きで、1年前もこのスキー場では火山地形を楽しみながら滑っていたが、火山の近くは常にリスクがあるということであろう。

2018年1月23日(火)

ILC2018ミーティングのHP用イラスト
理研の小安先生主催で「自然リンパ球(innate lymphoid cells: ILC)」を主題とした研究会が今年の11月29日-12月1日の3日間、東京で開催される。この会のHP用のイラストを、茂呂さんから7月ごろに依頼を受けて、夏休みに作成した。茂呂和世さんは理研IMSのチームリーダーで、現在「ILC2」と呼ばれている細胞の発見者。2010年に小安研から出された茂呂さんが筆頭著者のNature論文(463: 540-544,2010)では、Natural Helperと名付けられていた。20世紀のうちにNK細胞とかLti細胞(リンパ組織誘導細胞)とかいった形態的にはリンパ球様だが抗原レセプターを出していない細胞は見つかっていたが、この論文がきっかけになって、次々と似た様な細胞が見つかり、今や免疫学の世界で大きな潮流になっている。茂呂さんのNature論文の研究には私も少し関わっており、まだほとんど注目されていない時から知っているので、あの話がこんな大きなトレンドにまで発展したかと思うと感慨深い。ILC2018のHP (下記)は昨年12月半ば頃に開設された。 ILC2018 HP
イラストの一部のアップ画像。自然リンパ球には何種類もあるが、どれもおおむね病原体の侵入という危険な状況を察知して、サイトカインを放出して色々な細胞を呼び寄せるという働きをしている。茂呂さんが発見したILC2は寄生虫の監視役をしており、寄生虫が体に侵入してきた時に好酸球を呼び寄せたり、B細胞を活性化させたりする。それをイラストで表すために、城壁を壊して寄生虫が侵入してきて、それに免疫細胞が対応している様な構成にした。狼煙(傷んだ細胞がだすアラーミン:IL-33など)が上がり、それをみて指揮官達(ILC)が兵士(好酸球)に突撃するように鼓舞している。兵士は巨大な相手に果敢に立ち向かっていく。投石機を使っている兵士(B細胞)もいる。向かって左側でジャンヌダルク風の装束で旗を振っているのは茂呂さんのイメージで、右側で進軍ラッパを吹いているのが小安先生のイメージ。

2018年1月18日(木)

ウイルス再生研新年会
京大の吉田食堂で表記の会が開催され、80人弱の参加があった。料理は生協製であるが、割とリーゾナブルな値段でお寿司、お刺身、天ぷら、もち豚のしゃぶしゃぶなどが供され、なかなかよかった。開先生は挨拶の中で、ウイルス再生研3号館(旧再生研東館)の改修の概算要求が採択されたという内示があったことを報告された。
今回は河本研が幹事だったので、何か出し物を考える必要があり、理研免疫センターの忘年会でよくやっていたビンゴゲーム大会をすることにした。
ビンゴゲームの景品一覧。2万円以内という予算で、何日か前のお昼休みに米村さん、中宮さんと一緒に四条の東急ハンズで買った。実用品とか話題の玩具などで、「欲しいと思うけど自分ではちょっと買わない」物というコンセプトで選んだ。なお文房具は校費で買えるのでNG。景品は一番いいものが4000円くらいのクッション型のマッサージ機で、その後2000円前後の景品1点、1000円前後1-2点、残りは500円前後と続き、合計19点。ここには書いてないが裏ビンゴ(ひととおり終わってから、一度カードを戻して、数字がでたらドロップアウトという裏ビンゴ大会もやっている)も行い、その景品は、電子レンジでこんがりと焦げ目をつけて焼くことができるというトースター(2000円台)。
増田さん、小林さん、事務の竹島さん、胚性幹細胞研究分野の川瀬先生にも手伝ってもらった。
3玉でた時点で影山先生がリーチされたが、最初のビンゴは18玉目。一等の景品を獲得されたのは永楽先生だった。
最初に書いたように、3号館改修の予算が内定し、これから忙しくなる。3号館は今は1階だけに動物施設があるが、改修後は1、2階全部と3階の半分が動物施設になる。うちが使っている分子棟地下のマウス施設も3号館に引っ越す予定。来年の3月頃から工事が始まり、再来年の4月に完成の予定で、浅井さん(右から二人目)が設計などを担当される。

2018年1月17日(水)

佐治先生主宰の昼食会
今年最初の佐治先生主宰の昼食会。高橋恒夫先生(右から3人目)が久しぶりに参加された。この日は1月9日-10日に開催されたネオセルフ若手の会で聴いたHLA-DPの2大グループ間での移植でGVHDが起こりやすいという森島聡子先生の話(Blood Epub ahead of print)や、平野直人先生のHLA-DP4ではクラスI向けにプロセスされたペプチドが乗っているという話(Nat Commun, 8:15244, 2017)等に花を咲かせた。なおネオセルフ若手の会には森島聡子先生のご主人の森島康雄先生も来られていて、HLAホモtoヘテロ移植について少しdiscussionさせて頂いたが、佐治先生は両森島先生をよくご存知とのことだった。

2018年1月16日(火)

上本先生来訪
この日の午後、祝迫先生が、ウイルス再生研の田畑研の大学院1回生の上本祐介先生(向かって右端)を連れてきてくれて、しばらく3人で歓談した。上本先生は肝胆膵・移植外科の医局員で、田畑研では人工胆管の研究をしているという。肝胆膵・移植外科教授で医学研究科長の上本伸二先生のご子息とのことで、そう言えば面影がある。祝迫先生が進めているマウスのアロ肝移植の話などの他、昨今の医局の事情や、医学部受験の話など、いろいろな話をした。

2018年1月16日(火)

日本セカンドライフ協会の十三会場で講義
日本セカンドライフ協会(JASSクラブ)というサラリーマンOBためのセミナーやイベントを企画・運営している全国的な組織で、昨年9月に十三の会場で再生医療の話をして、今回は10時-12時に免疫についての話をした。参加者は皆とても熱心に聴いて下さり、楽しく講義できた。前で話をしているのは世話役の川崎泰弘氏で、洛北高校のOB。

2018年1月12日(金)

長谷川先生と神谷先生が来訪
東京医科歯科大学の上阪等先生の講座の助教の長谷川久紀先生(向かって右から2人目)と大学院生の神谷麻理先生(同3人目)が、研究の話をしに来られた。長谷川先生と神谷先生はそれぞれ異なったアプローチで皮膚筋炎の病態に関する研究をされていて、今後うちと共同研究することになりそうだ。

2018年1月9日(火)- 10日(火)

新学術領域ネオセルフ「若手の会」
表記の会が淡路夢舞台で開催された。河本研は今年度から公募研究で入れて頂いている。うちのラボからは総勢8名が参加。
60人くらいの参加があったようで、盛会だった。
うちからの口頭発表としては、嘉島君が再生CTLを固形癌に応用する話をした。他に、永野君、小林さん、長畑君がポスター発表をした。
今回、ワシントン大学で最近tenure position(associate professor)をとった栄川健先生(左から二人目)が特別講演をした。アメリカでsurviveするのは並大抵のことではない。栄川先生は、今回は学術的なことよりも、研究生活の経緯について若い人向けの話をされ、人と違うことを怖れずに取り組むことの大事さの他に、communityでの人間関係をestablishすることの大事さを強調していた。とても刺激的な、いい講演だった。夕食後のポスターセッション+フリーディスカッションの時の写真で、向かって左端は横須賀忠先生(東京医大)、右端は領域長の松本満先生(徳島大)。
部屋で引き続きdiscussion。
2日目の朝、部屋の窓から。寒波が近づきつつあり、北の空は雲行きが怪しかった。

2018年1月8日(月・祝)

第一内科同窓会
毎年この時期に第一内科同窓会が開催される。今は血液・腫瘍内科となっているが、第一内科時代には消化器内科も含まれていたので、同窓会には消化器内科の先生方も来られる。
高折教授の挨拶。彼は教授に就任して早いものでもう8年目だという。病院の方では血液・腫瘍内科から血液内科に変わるとのこと。血液内科を志望する若い医者が減ってきていることへの懸念も話していた。
高月清先生(北野病院顧問)と今田和典先生(大阪日赤副院長/血液内科部長)。高月先生は87歳とのことだが、乾杯の挨拶もされ、とてもお元気そうであった。

2018年1月2日(火)

ランの花
教授室の窓際にファレノプシス(胡蝶蘭)、リカステ、オンシジュームなどの洋ランを少し置いているが、そんな環境でもちゃんと毎年花を咲かせてくれるものもある。写真はオンシジュームの一種。近縁ではないが、日本の野生ランの一種であるエビネランの花によく似ている。