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各地探訪よもやま話

AAAS2009 (増田)

 開催が2月のシカゴということでかなり寒いであろうことを予想していた。普通はこの頃は最高温度は2℃くらい。事実、私が到着した日の前日は川に氷が浮いていたらしい。

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しかし私が到着した12日は予想したよりはるかに暖かく、氷どころか雪も降っていなかった。気温は10℃前後。会場となったホテルはシカゴのダウンタウンにあるのだが、ミシガン湖の真西に位置しているために湖(水平線が見えるくらいの大きさである)からの風と乱立するビルのために非常に風が強く寒かった。別名The windy cityと言われる街らしいが、元々の意味は違うようである(諸説有り、会場で絡んできたおじさまの言う理由と日本語wikiで紹介されている理由は異なる。英語wikiには本来の意味の紹介なし)。

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もう一つのシカゴの名物はピザらしい。日本人にとってピザはまともな食事にはならないが、アメリカ人はピザ大好きであり、大学でも色々な場面(ラボ行事のあとのボスからのご褒美として、またはお客様がいらしたときのランチとして)で登場する。その中で名物となるくらいだから相当なものであろうと思っていたが、たっぷりのチーズに分厚いクラフトはいかにもアメリカ人が好みそうである。

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会場となったホテルはHyatt Regency Chicagoで、写真の中央にある。このホテルはミシガン湖につながる川沿いにたっており、写真は川の向こうから写したものらしい。

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 ホテルのロビーは広々としており、なかなか開放感があるが、ここにあるバーやレストランは食事をする気にはなれない値段である。

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さて、会場である。事務の方々は前日から会場入りして設営にあたってくれていた。中央にミニプレゼンができるように大きなモニターと椅子を置き、その左側にJSTのブース、右側にRIKENのブースを設置していた。 これはJST側のブース。

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中央のプレゼン用のブース。 ここでプレゼンをするのは研究員や技師・事務方などである。JSTからはJSTがどんな組織かを話すと共に、実際にCRESTやERATOという形で研究費を支給されているRIKENのグループから2人が研究を紹介することになった。 私はそのうちの一人として派遣されたわけである。

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これは右側のRIKENのブース。 RIKENも組織そのものの説明と共に、Spring-8などの紹介や外国人が日本で働くときの生活などを紹介していた。

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プレゼン前でまだ余裕のある頃。 左の理研はっぴは個人のものであり、1着6000円で作れるそうである。 右側は播磨研究所から参加の馬塚さん。

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足立さんも来られていた。横浜研の推進部におられた頃に、RCAIは大変お世話になったとのことである。

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手前に見えているのが私のポスターである。 CRESTではiPS細胞の安全性基準を確立することを主な目的にしているが、今回はリンパ球からiPS細胞をつくる部分に焦点を当てて紹介した。 このポスターをみてプレゼンを聞きに来てくれた人もいたようである。

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研究者によるミニプレゼンテーションは1ラウンドに8人(研究者は一人20分,事務方は一人5-10分)で1日2ラウンド(最終日のみ1ラウンド)であった。聞きに来る人は研究者ばかりではなく、高校生からプレスまでいろんな人がいた。やはり聞いてくれる人の反応を見ながら丁寧に話したり繰り返したりしたのだが、反応は様々であった。ともあれ3日間で5回のプレゼンを無事終わらせることができた。

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ところで、開催日の3日間のうち週末の2日間はFamily Science Daysといって家族連れで楽しめるようになっていた。特に14日の土曜日は家族連れに加えて学校の先生の引率とおぼしき集団もいてなかなかにぎやかであった。なかでも理研はっぴは子どもに人気で、こうやって子どもにはっぴを着せて写真を撮ってあげている間に親にアンケートを書いてもらったり理研を紹介したりなどなかなか効率的であった。

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あとは元宇宙飛行士(現JST科学未来館館長)の毛利衛さんもいらしていた。ブースで声をかけてきてくださったので、みんなで記念写真を撮っていただいた。私はちゃっかり隣におさまっている。